タイマーは、例えば、削除されることになっている満期の利用中サービスがないかどうかチェックするために、バックグラウンドタスクを実行するために使用されます。 各タイマーには、設定で変更することができる処理時間間隔があります。タイマー値を設定していない場合のデフォルト値は0です。タイマー値が0の場合、タイマーは無効になります。
注意
タイマーが無効な場合、いくつかの機能が動作しません。例えば、サービス利用者の購読が10日間後に期限が切れるように設定して、タイマーRESTRICTED_SUBSCRIPTION_USAGE_PERIODを無効にした場合、購読は10日後に期限が切れません。
デフォルトでは、1月1日にすべてのタイマーが初めて実行されたものとみなされます。この日付はタイマーの初回有効期限とされます。結果的に、次回有効期限の時間はこの前提を基準に計算されます。すべてのタイマーが同時に期限切れになり、システムに高負荷をかけることがないように、各タイマー別のオフセットを追加設定できます。初回有効期限にオフセットが追加されます。
例:
未確認のサービス利用部門アカウントを削除するために使用するタイマーには、以下の構成設定を定義します。
PERMITTED_PERIOD_UNCONFIRMED_ORGANIZATIONS=604800000
TIMER_INTERVAL_ORGANIZATION=86400000
TIMER_INTERVAL_ORGANIZATION_OFFSET=300000
最初の設定は、組織のアカウントを未確認にしておくことができる期間:7日を指定しています。
2つ目の設定は、タイマーが実行される時間間隔:24時間を示します。
3つ目の設定では、オフセットが5分に設定されます。タイマーはSystemwalker Service Catalog Managerを起動した次の日の深夜から5分経過した時点で最初の期限が切れます。その後は毎日午前0:05に期限切れとなります。オフセットは累積されず、毎日変化はありません。