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Interstage Studio ユーザーズガイド
Interstage

F.3.1 アプレットの開発手順

アプレットとは、Webブラウザ上に表示されるHTMLに埋め込まれて動作するプログラムです。Interstage Studioでは、Javaアプリケーションのひとつであるアプレットを開発することができます。
"F.2 クライアントアプリケーション"のLesson1~Lesson3で作成したアプリケーションと同じ動作をするアプレットを開発します。

Javaアプリケーションプロジェクトの作成

  1. ワークベンチを起動します。

  2. メニューバーから[ファイル] > [新規] > [プロジェクト]を選択します。

  3. [新規プロジェクト]ウィザードが表示されます。ツリーから[Javaアプリケーションプロジェクト]を選択します。

    [次へ]をクリックします。

  4. [Javaアプリケーションプロジェクト]ページが表示されます。このページで入力した項目に従ってプロジェクトが作成されます。
    以下のようにプロジェクトの情報を入力します。

    設定項目

    設定内容

    プロジェクト名

    MyCalApplet

    [完了]をクリックします。

  5. 次にアプレットを作成します。ワークベンチのメニューバーから、[ファイル] > [新規] > [その他]を選択します。表示される[新規]ウィザードのツリーから、[Java] > [GUI] > [アプレット]を選択します。
    [アプレット情報]ページが表示されます。このページでは、以下の情報を入力します。

    設定項目

    設定内容

    パッケージ

    myapp.applet

    [次へ]をクリックします。

  6. [アプレットの新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
    [Java]タブの[アプレット]を選択し、[OK]をクリックします。

  7. アプレットのクラス情報を入力するページが表示されます。アプレット名に「Applet1」と指定します。
    基底クラスには[javax.swing.JApplet]を選択します。

    [次へ]をクリックします。

  8. [HTMLの作成]ページが表示されます。ここではアプレットを貼るHTMLのひな型を作成することができます。
    以下のように指定します。

    設定項目

    設定内容

    HTMLを生成する

    チェックする

    JBKプラグイン用HTMLを生成する

    チェックする

    ページタイトル

    Applet1

    アプレットの幅

    400

    アプレットの高さ

    400

    [次へ]をクリックします。

  9. [パラメタ情報]ページが表示されます。

  10. パラメタは使わないので、削除します。「myItem0」を選択後、[削除]をクリックします。

    [作成]をクリックします。

  11. Javaフォーム定義が起動されます。

アプレットの編集

  1. "F.2 クライアントアプリケーション"のLesson1~Lesson3を参考に、アプレットフォームにBeanを配置し、プロパティの設定、イベント処理の記述を行ってください。

ビルド

  1. ビルドは、[プロジェクト]メニューの[自動的にビルド]が有効になっている場合は、Javaファイルなどのリソースファイルを保存すると自動的に実行されます。
    [自動的にビルド]が無効になっている場合は、プロジェクトを選択し右クリックメニューの[プロジェクトのビルド]を選択するか、[プロジェクト]メニューの[プロジェクトのビルド]を選択します。

  2. JARファイルについては別途必要なため、これを作成します。
    JARファイルの作成は、エクスポートウィザードから行います。
    エクスポートウィザードを起動するには、[ファイル] > [エクスポート]を選択します。
    エクスポートウィザードから[Java] > [JARファイル]を選択します。

  3. JARエクスポートウィザードが表示されます。
    [エクスポートするリソースの選択]で[LoginApplet] > [src] > [myapp.applet]を選択し、以下の設定項目を入力します。
    情報を設定後、[完了]をクリックします。

    設定項目

    設定内容

    エクスポートするリソースの選択

    Applet1.java

    生成されたクラスファイルとリソースをエクスポート

    チェックする

    JARファイル

    MyCalApplet/MyCalApplet.jar

    JARファイルの内容を圧縮

    チェックする

    JARエクスポートでは以下のメッセージが出力されますが、問題ありません。

実行

  1. 実行するファイル(クラス)を選択します。ワークベンチの[パッケージエクスプローラ]ビューにある[MyCalApplet] > [src] > [myapp.applet] > [Applet1.java]をクリックします。

  2. ワークベンチのメニューバーから[実行] > [実行構成...]を選択します。

  3. [実行構成]ダイアログボックスが表示されます。
    [構成]ツリーから[Javaアプレット]を選択し、ダブルクリックすると新規に構成が追加されます。
    [メイン]タブで以下を設定します。

    設定項目

    設定内容

    名前

    Applet1

    プロジェクト

    MyCalApplet

    アプレット

    myapp.applet.Applet1

  4. アプレットの幅と高さを指定します。[パラメタ]タブをクリックして、[幅]と[高さ」にそれぞれ「400」を指定します。

  5. [実行]をクリックするとアプレットビューアが起動し、アプレットが表示されます。

  6. タイトルバーのクローズボタン([×]ボタン)をクリックして、アプレットビューアを終了します。

  7. 実際に、Webブラウザを使って動作確認をしてみます。
    プロジェクトフォルダに格納されている「Applet1-JBKPlugin.html」ファイルをInternet Explorerで開き、同様に動作を確認してみてください。