JPAの概要については、"4.1.1 JPAとは"を参照してください。
Java EE 6に含まれるJPAの仕様はJPA 2.0です。JPA 2.0では以下のような機能が追加されました。
埋め込み可能なオブジェクトのコレクションのマッピング機能
アノテーションを使って、埋め込み可能オブジェクトのコレクションをマッピングできます。
Java Persistence Query Language(JPQL)の拡張
CASE式が利用可能になるなど、新しい演算子が利用できます。
クライテリアAPI
クエリの制御を、Javaオブジェクトで制御するAPIを利用できます。
ポイント
JPA 2.0の詳細情報については、以下の規約を参照してください。
JSR 317: Java(TM) Persistence 2.0
JPAを使用したアプリケーションの開発の流れや開発手順については、"4.2.2 開発の流れ"および "4.2.3 開発手順"を参照してください。なお、アプリケーションを作成するための準備については、"9.6.1 アプリケーション作成のための準備"を参照してください。
注意
Java EE 6ワークベンチで接続プロファイルを作成する場合、[新規]ウィザードから[接続プロファイル] > [接続プロファイル]を選択してください。
Java EE 6ワークベンチで"第4章 Java Persistence APIを使用したアプリケーションを開発する"の"開発手順"を行う場合、以下の差分があります。
"2-1) JPAプロジェクトの作成"では[JPAプロジェクト]ウィザードの[プラットフォーム]では"Generic 2.0"を、JPA実装には"ライブラリ構成を無効にする"を指定します。
"6-2) ビルドパスの設定"ではEARプロジェクトを選択して、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択して、[ビルドパス]で確認します。
JDBC接続プールの作成にはcreate-jdbc-connection-poolコマンドを、JDBCリソースの作成にはcreate-jdbc-resourceコマンドを使用します。JDBCドライバのクラスパスの設定など、Interstage Application ServerのJDBC設定の詳細については、"Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)"の"データベースの環境設定"を参照してください。