JavaBeansにはいくつかの種類が存在し、それぞれ作成方法が異なっています。
単体Bean
テキストフィールドやボタンのような単一のコンポーネントから構成されるBeanです。既存の単体Beanを継承し、付加機能を付け、新しい単体Beanとして作成します。
複合Bean
複数のBeanで構成するBeanです。Javaフォーム定義で、フォームのレイアウトを作成する要領でパネル(JPanelまたはPanel)に対して、Beanを貼り付け作成します。
不可視Bean
基底クラスにビューを持たないクラスを指定した場合は不可視Beanとなります。不可視Beanはビューを持たないため、一般のJavaソースと同様にJavaエディタで編集します。
単体Beanと不可視Beanは、新規ウィザードから[Java] > [GUI] > [JavaBeans]を選択し、ウィザードで作成します。
ウィザードでの設定は、以下を参考にしてください。
パッケージ名
生成されるソースのパッケージ名を指定します。
Bean名
Beanのクラス名を指定します。
BeanInfo作成
BeanInfo情報を自動的に作成します。継承元クラスの親のプロパティやメソッド、イベントをデフォルトのBeanInfo情報として生成します。チェックしなかった場合は空のBeanInfo情報を生成します。
設定
Beanの矩形、フォント、前景色および背景色を指定します。
派生クラス情報
基底クラスを指定します。
複合Beanは、フォーム(パネル)を作成後、ワークベンチのメニューバーから[編集] > [BeanInfoの定義] > [BeanInfo定義]からBeanInfoの定義を行うことで作成します。BeanInfo定義の詳細については、"7.3.8 BeanInfoを定義する"を参照してください。
項目 | 説明 |
---|---|
ソースフォルダ | Beanソースを格納するソースフォルダを選択します。 |
パッケージ | 生成されるクラスのパッケージ名を指定する場合は、パッケージ名を入力します。 |