アプリケーションの動作確認を行う配備先にはIJServerクラスタとInterstage Java EE DASサービスの2つがあります。それぞれの利点および注意点について以下に説明します。環境や要望に応じた配備先で動作確認を実施します。
注意
IJServerクラスタとInterstage Java EE DASサービスの両方を動作確認に使用した場合、以下の注意が必要となるため、お勧めしません。どちらか片方を使用して動作確認を実施してください。
Interstage Java EE DASサービスはIJServerクラスタを起動するための必須サービスになっています。このため、Interstage Java EE DASサービスの停止/再起動などが、IJServerクラスタの動作にも影響します。
IJServerクラスタの利点
リモートマシンでの動作確認が可能であり、運用環境に近い状態での動作確認ができます。
Interstage基盤サービスが起動していない場合、操作の初回にサービスを起動するためのユーザアカウント制御ダイアログボックスが表示されますが、それ以降のタイミングでは表示されません。
注意
IJServerクラスタを使用する場合、"6.2.1.1 IJServerクラスタ(MyDebugJEE)を作成する"を参照してIJServerクラスタを作成してください。
Interstage Java EE DASサービスの利点
Interstage Application Server機能をインストールした場合、Interstage Java EE DASサービスは作成済であり、IJServerクラスタのように作成する手間がありません。
Interstage Java EE Node AgentサービスやIJServerクラスタを起動する必要がないため、メモリ使用量を抑えた動作確認ができます。
注意
ご使用のオペレーティングシステムの機能により、サーバビューの[接続(デバッグ起動)/ログイン]、[接続/ログイン]、[停止]などの操作タイミングでユーザアカウント制御のダイアログボックスが表示されます。
リモートマシンのInterstage Java EE DASサービスでの動作確認はできません。
Interstage Java EE DASサービスを使用する場合にはIJServerクラスタ選択時に"server"を選択してください。
IJServerクラスタを作成する場合、通常はInterstage Java EE管理コンソールを使用しますが、以下のコマンドを実行することで、デバッグ用のIJServerクラスタを作成することができます。詳細は"Interstage Application Server Java EE運用ガイド"を参照してください。
asadmin create-cluster --newinstances MyDebugJEEInstance --user %Admin_User% --passwordfile %File_Name% MyDebugJEE |
オプションの可変情報については、以下を参照してください。
可変情報 | 説明 |
---|---|
%Admin_User% | 管理ユーザID名を指定します。 |
%File_Name% | 管理パスワードが記述されたファイルを指定する。
|
注意
コマンドを実行する場合には、以下が必要になります。
Interstage Application Server機能のインストール先のF3FMisjeeフォルダ配下のbinにパスが設定されている。
例)c:\Interstage\APS\F3FMisjee\bin
Interstage基盤サービスが起動されている。