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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0 運用ガイド

10.3.4 ストレージ管理コマンド

ストレージ装置を管理するコマンドについて説明します。

コマンドの種類と操作可能なストレージ装置の対応を、以下に示します。これらのコマンドを実行するには、Administrators グループのユーザーであることが必要です。

また、ストレージ装置は、本製品に登録されている必要があります。

コマンド名

ETERNUS DX80 S2/DX90 S2
ETERNUS DX400 S2 series
ETERNUS DX8000 S2 series

ETERNUS DX60/DX60 S2/DX80/DX90
ETERNUS DX400 series
ETERNUS DX8000 series
ETERNUS2000
ETERNUS4000
ETERNUS8000

左記以外

storageadm disk

○(※1)

×

storageadm raid

○(※1)

×

storageadm volume

○(※1)

×

storageadm affinity

○(※1)

×

storageadm ecomode

○(※1)

×

storageadm port

○(※1)

×

storageadm iscsiport

○(※1)(※2)

×

storageadm progress

○(※1)

×

※1:本製品に未登録(検出済み)の装置の場合でも、情報の表示は実施できます。

※2:ETERNUS DX60/DX60 S2、DX80 iSCSIモデル、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000 モデル400, 600、ETERNUS8000 モデル800, 1200, 2200だけ対応


10.3.4.1 ディスクに関するコマンド(storageadm disk)

名前

storageadm disk - ディスクの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm disk info -ipaddr ipaddr [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置のディスク情報を表示します。


オペランド

info

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置の搭載ディスクの詳細情報を表示します。


オプション

info オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-csv

ディスク情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。


使用例

10.3.4.2 RAIDグループに関するコマンド(storageadm raid)

名前

storageadm raid - RAIDグループの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm raid add -ipaddr ipaddr -disk DE番号:スロット番号,DE番号:スロット番号[,DE番号:スロット番号,…] -level RAIDレベル [-name エイリアス名] [-cm 担当CM] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm raid delete -ipaddr ipaddr -raidgroup RAIDグループ番号 [-f] [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm raid info -ipaddr ipaddr [-raidgroup RAIDグループ番号] [-remote BOX-ID] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm raid ecomode -ipaddr ipaddr -raidgroup RAIDグループ番号[,RAIDグループ番号, …] -on|-off [-s]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、RAIDグループを作成、削除、表示、および エコモードのON/OFFを設定します。


オペランド

add

RAIDグループを作成します。

delete

RAIDグループを削除します。

info

RAIDグループの情報を表示します。

ecomode

RAIDグループのエコモードを設定します。


オプション

add オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-disk DE番号:スロット番号,DE番号:スロット番号[,DE番号:スロット番号,…]

ストレージ装置のDE番号とスロット番号を、コロン(":")で区切って10進数または16進数で指定します。DE番号とスロット番号のペアを複数指定する場合は、そのペアをカンマ(",")で区切って指定します。
例えば、2つペアの場合、10進数で指定するには -disk 1:1,1:2 のように記述し、16進数で指定するには -disk 0x1:0x1,0x1:0x2 のように記述します。

DE番号とスロット番号のペアは、必ず 2つ以上指定してください。

-level RAIDレベル

RAIDレベルを指定します。RAIDレベルは、以下のように小文字で記述してください。

指定できる文字列

作成されるRAIDレベル

raid0

RAID0

raid1

RAID1

raid1+0

RAID1+0

raid5

RAID5

raid5+0

RAID5+0

raid6

RAID6

-name エイリアス名

作成するRAIDグループのエイリアス名を指定します。
ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2, ETERNUS DX400 S2 series, およびETERNUS DX8000 S2 seriesに対して本オプションを省略した場合、エイリアス名が自動で設定されます。それ以外の装置に対して本オプションを省略した場合、エイリアス名は設定されません。
なお、ETERNUS4000またはETERNUS8000はエイリアス名に対応していないため、本オプションを指定できません。指定した場合はコマンドがエラー終了します。

エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。ただし、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2, ETERNUS DX400 S2 series, およびETERNUS DX8000 S2 seriesでは「?」を使用できません。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。

-cm 担当CM

RAIDグループの担当CM番号を、以下のように2桁で指定します。本オプションを省略した場合は、自動設定(auto指定)されます。

ストレージ装置

担当CM

指定する文字列

備考

ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2
ETERNUS2000

CM#0

00

1文字目には、担当CM番号を記述します。
2文字目には、常に 0 を記述します。

CM#1

10

上記以外

CM#0 CPU#0

00

1文字目には、担当CM番号を記述します。
2文字目には、1文字目に記述したCM内のCPU番号を記述します。

CM#0 CPU#1

01

CM#1 CPU#0

10

CM#1 CPU#1

11

:

:

CM#7 CPU#0

70

CM#7 CPU#1

71

-csv

作成したRAIDグループ番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。

delete オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-raidgroup RAIDグループ番号

削除するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

-f

RAIDグループ内にボリュームが存在している場合、ボリュームを削除してからRAIDグループを削除します。ただし、RAIDグループの状態が以下のどれかに該当する場合は、ボリュームを削除せず、コマンドがエラー終了します。

  • RAIDグループ内のボリュームがマッピングされている

  • OPEN以外のボリュームが存在している

  • LUNコンカチネーションのボリュームが存在している

info オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-raidgroup RAIDグループ番号

詳細情報を表示するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。

-remote BOX-ID

リモートサイトのETERNUSディスクアレイのBOX-IDを指定します。リモートサイトのETERNUSディスクアレイのRAIDグループ情報を表示する場合に指定します。

-csv

RAIDグループの情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。

ecomode オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-raidgroup [,RAIDグループ番号,…]

詳細情報を表示するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。(複数指定可)
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。

-on

指定したRAIDグループのエコモード設定を ONにします。 -off と -on は、どちらかだけ指定可能です。

指定したRAIDグループのどれかでエコモード設定が不可能な場合は、設定できません。

-off

指定したRAIDグループのエコモード設定を OFFにします。 -off と -on は、どちらかだけ指定可能です。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。


使用例

注意事項

10.3.4.3 ボリュームに関するコマンド(storageadm volume)

名前

storageadm volume - ボリュームの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume add -ipaddr ipaddr -size ボリューム容量 -raidgroup RAIDグループ番号 [-name エイリアス名] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume delete -ipaddr ipaddr [-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...]] [-remote BOX-ID -remote-volume ボリューム番号 [-remote-force]] [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume format -ipaddr ipaddr -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume info -ipaddr ipaddr [-volume ボリューム番号,...] [-remote BOX-ID] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm volume nomapping -ipaddr ipaddr [-volume ボリューム番号,...] [-remote BOX-ID] [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、ボリュームを作成、削除、フォーマット、および表示します。


オペランド

add

ボリュームを作成します。

delete

ボリュームを削除します。

format

ボリュームをフォーマットします。

info

ボリューム情報を表示します。

nomapping

AffinityGroup にマッピングされていないボリューム情報を表示します。


オプション

add オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-size ボリューム容量

作成するボリュームの容量を、MB(メガバイト)または GB(ギガバイト)で指定します。1GB は 1024MB とします。
例えば、1024MB の場合、MB 単位で指定するには -size 1024MB と記述し、GB 単位で指定するには -size 1GB と記述します。

-raidgroup RAIDグループ番号

ボリュームを作成するRAIDグループ番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番のRAIDグループの場合、10進数で指定するには -raidgroup 16 と記述し、16進数で指定するには -raidgroup 0x10 のように記述します。

-name エイリアス名

作成するボリュームのエイリアス名を指定します。
ETERNUS DX60/DX60 S2, DX80/DX80 S2, DX90/DX90 S2, ETERNUS DX400 S2 series, およびETERNUS DX8000 S2 seriesに対して本オプションを省略した場合、エイリアス名が自動で設定されます。それ以外の装置に対して本オプションを省略した場合、エイリアス名は設定されません。
なお、ETERNUS4000またはETERNUS8000はエイリアス名に対応していないため、本オプションを指定できません。指定した場合はコマンドがエラー終了します。

エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。ただし、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2, ETERNUS DX400 S2 series, およびETERNUS DX8000 S2 seriesでは「?」を使用できません。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。

-csv

作成したボリューム番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。

delete オペランドまたは format オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...]

削除またはフォーマットするボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、10番と16番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 10,16 と記述し、16進数で指定するには -volume 0xa,0x10 のように記述します。

-remote BOX-ID

リモートサイトのETERNUSディスクアレイのBOX-IDを指定します。リモートサイトのETERNUSディスクアレイのボリュームを削除する場合に指定します。

-remote-volume ボリューム番号

リモートサイトのETERNUSディスクアレイから削除するボリュームの番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定することはできません。指定した場合は最初の1つだけが使用されます。使用されている可能性のあるボリュームの削除はできません。

-remote-force

リモートサイトのETERNUSディスクアレイについて、使用されている可能性のあるボリュームを強制的に削除する場合に指定します。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

info オペランドまたは nomapping オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...]

出力するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、10番と16番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 10,16 と記述し、16進数で指定するには -volume 0xa,0x10 のように記述します。

本オプションを省略した場合は、すべての対象ボリュームを表示します。

-remote BOX-ID

リモートサイトのETERNUSディスクアレイのBOX-IDを指定します。リモートサイトのETERNUSディスクアレイのボリューム情報を表示する場合に指定します。

-csv

ボリュームの情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.4 AffinityGroupに関するコマンド(storageadm affinity)

名前

storageadm affinity - アフィニティグループの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity add -ipaddr ipaddr -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-lun LUN番号] [-affinitygroup アフィニティグループ番号] [-name エイリアス名] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity delete -ipaddr ipaddr -affinitygroup アフィニティグループ番号 [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity update -ipaddr ipaddr -affinitygroup アフィニティグループ番号 {-add -volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] [-lun LUN番号[,LUN番号,…]] | -delete [-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...] | -lun LUN番号[,LUN番号,...]]} [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm affinity info -ipaddr ipaddr [-affinitygroup アフィニティグループ番号] [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置に対して、AffinityGroup の作成、削除、構成変更、および表示します。


オペランド

add

AffnityGroup を作成します。

delete

AffinityGroup を削除します。

update

AffinityGroup の構成を変更します。

info

AffinityGroup の一覧情報を表示します


オプション

add オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...]

AffinityGroup に設定するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、16番と17番と18番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -volume 0x10,0x11,0x12 のように記述します。

-lun LUN番号,...

ボリュームに割り当てるLUN番号を、10進数または16進数で指定します。-volume オプションで指定した数と同じ個数を、指定した順番に指定する必要があります。LUN番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、LUN番号を16番と17番と18番にする場合、10進数で指定するには -lun 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -lun 0x10,0x11,0x12 のように記述します。

本オプションを省略した場合は、0 から順に割り当てます。

-affinitygroup アフィニティグループ番号

作成する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。

本オプションを省略した場合は、対象ストレージ装置内で作成可能な AffinityGroup 番号を自動的に割り当てます。

-name エイリアス名

作成する AffinityGroup のエイリアス名を指定します。
ETERNUS DX60/DX60 S2/DX80/DX90 および ETERNUS2000 の場合は、本オプションの指定が必須です。
ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000、および ETERNUS8000 の場合は、本オプションを省略できます。
ETERNUS DX400 series、ETERNUS DX8000 series、ETERNUS4000、およびETERNUS8000 に対して本オプションを省略した場合、エイリアス名は設定されません。
ETERNUS DX80 S2、DX90 S2、ETERNUS DX400 S2 series、および ETERNUS DX8000 S2 series に対して本オプションを省略した場合、エイリアス名が自動で設定されます。

エイリアス名として使用できる文字は、半角の、英数字「A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9」および次の特殊文字「!@#$%^&*()-= `_+|~[]{};:'"./<>?」です。ただし、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400 S2 series、およびETERNUS DX8000 S2 series では「?」を使用できません。スペースを含むエイリアス名を指定する場合は、-name "123 567" のようにエイリアス名全体をダブルクォーテーション(")で囲んでください。

-csv

作成した AffinityGroup 番号をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。

delete オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-affinitygroup アフィニティグループ番号

削除する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

update オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-affinitygroup アフィニティグループ番号

構成を変更する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。

-add

AffinityGroup にボリュームを追加します。
すでに割当て済みの、ボリューム番号またはLUN番号を指定した場合は、コマンドがエラー終了します。

-delete

AffinityGroup からボリュームを削除します。
マッピングされていない、ボリューム番号またはLUN番号を指定した場合は、コマンドがエラー終了します。指定したマッピングを削除するとマッピングが存在しなくなる場合も、コマンドがエラー終了します。

-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,...]

AffinityGroup に追加、または AffinityGroup から削除するボリューム番号を、10進数または16進数で指定します。ボリューム番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、16番と17番と18番のボリュームの場合、10進数で指定するには -volume 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -volume 0x10,0x11,0x12 のように記述します。

AffinityGroup から削除する場合は、本オプションと -lun オプションを同時指定できません。本オプションと -lun オプションのどちらかを指定して削除してください。

-lun LUN番号[,LUN番号,...]

ボリュームに割り当てる、またはボリュームから解除するLUN番号を、10進数または16進数で指定します。-volume オプションで指定した数と同じ個数を、指定した順番に指定する必要があります。LUN番号を複数指定する場合は、カンマ(",")で区切って指定します。
例えば、LUN番号が16番と17番と18番の場合、10進数で指定するには -lun 16,17,18 と記述し、16進数で指定するには -lun 0x10,0x11,0x12 のように記述します。

割り当て時の省略は、空いている番号のうち、小さい番号から自動的に割り当てます。

ボリュームからLUN番号を解除する場合は、本オプションと -volume オプションを同時指定できません。本オプションと -volume オプションのどちらかを指定して解除してください。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

info オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-affinitygroup アフィニティグループ番号

詳細情報を表示する AffinityGroup 番号を、10進数または16進数で指定します。
例えば、16番の AffinityGroup の場合、10進数で指定するには -affinitygroup 16 と記述し、16進数で指定するには -affinitygroup 0x10 のように記述します。

本オプションを省略した場合は、AffinityGroup 一覧の情報を表示します。

-csv

AffinityGroup 情報をCSV形式で表示します。本オプションを省略した場合は、表形式で表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.5 エコモードに関するコマンド(storageadm ecomode)

名前

storageadm ecomode - エコモードの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm ecomode on -ipaddr ipaddr
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm ecomode off -ipaddr ipaddr [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm ecomode info -ipaddr ipaddr [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置のエコモードをON、OFF、および情報表示を行います。


オペランド

on

ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードを ON にします。

off

ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードを OFF にします。

info

ETERNUSディスクアレイ装置のエコモードの状態を表示します。


オプション

on オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

off オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

info オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-csv

ETERNUS ディスクアレイ装置のエコモードの状態を CSV 形式で表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.6 ポートに関するコマンド(storageadm port)

名前

storageadm port - ポート情報一覧の取得


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm port info -ipaddr ipaddr [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイのポートの情報表示


オペランド

info

portの一覧情報を表示します。

-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。


オプション

infoオペランド指定時に指定できるオプション
-csv

ポート情報をCSV形式に表示します。省略時は表形式に表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.7 iSCSIポートに関するコマンド(storageadm iscsiport)

名前

storageadm iscsiport - iSCSIポートの操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm iscsiport set -ipaddr ipaddr -port ポートID {[-portipaddr ポートIPアドレス] [-netmask ネットマスク] [-gateway ゲートウェイ] [-isns iSNSサーバIPアドレス] [-iscsi iSCSIネーム] [-alias エイリアス名] [-affinity {on | off}]} [-s]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm iscsiport info -ipaddr ipaddr [-port ポートID] [-csv]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm iscsiport ping -ipaddr ipaddr -port ポートID -target 確認対象IPアドレス [-count ping実行回数] [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイのiSCSIポートの設定および情報を表示します。

コマンドパラメタにストレージ装置のIPアドレス、iSCSIポートの設定情報を指定することで、iSCSIポートの設定および設定されているiSCSIポート情報、ストレージ装置が接続しているiSCSIネットワークのIP到達状況を表示します。


オペランド

set

iSCSIポートの情報を設定します。

info

iSCSIポートの情報を一覧表示します。

-portを指定した場合指定したiSCSIポートの詳細情報を表示します。

ping

ストレージ装置が接続しているiSCSIネットワークのIP到達状況を、pingを発行することで確認、表示します。

-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。


オプション

setオペランド指定時に指定できるオプション
-port ポートID

iSCSIポートのポートIDを指定します。

ポートIDは、ETERNUS DX60/DX60 S2、DX80、DX90の場合はCM番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000、ETERNUS8000の場合はCM番号とCA番号とPort番号を連結したものとなります。

-portipaddr ポートIPアドレス

iSCSIポートのIPアドレスを指定します。

-netmask ネットマスク

iSCSIポートのサブネットマスクを指定します。

-gateway ゲートウェイ

iSCSIポートのゲートウェイサーバのIPアドレスを指定します。ゲートウェイサーバの設定を削除したい場合は以下のように指定します。

ゲートウェイサーバの設定を削除する場合:-gateway ""

-isns iSNSサーバIPアドレス

iSCSIポートのiSNSサーバのIPアドレスを指定します。iSNSサーバの設定を削除したい場合は以下のように指定します。

iSNSサーバの設定を削除する場合:-isns ""

-iscsi iSCSIネーム

iSCSIポートのiSCSIネームを指定します。iSCSIネームをデフォルトに戻す場合は以下のように指定します。

iSCSIネームをデフォルトに戻す場合:-iscsi ""

-alias エイリアス名

iSCSIポートのエイリアス名を指定します。

-affinity {on | off}

iSCSIポートのセキュリティ設定を指定します。

[指定例]

セキュリティON:-affinity on

セキュリティOFF:-affinity off

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。

infoオペランド指定時に指定できるオプション
-port ポートID

iSCSIポートの詳細情報を表示します。省略した場合はiSCSIポートの一覧を表示します。

ポートIDは、ETERNUS DX60/DX60 S2、DX80、DX90の場合はCM番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000、ETERNUS8000の場合はCM番号とCA番号とPort番号を連結したものとなります。

-csv

ポート情報をCSV形式に表示します。省略時は表形式に表示します。

pingオペランド指定時に指定できるオプション
-port ポートID

iSCSIポートのポートIDを指定します。

ポートIDは、ETERNUS DX60/DX60 S2、DX80、DX90の場合はCM番号とPort番号を連結したもの、ETERNUS DX80 S2/DX90 S2、ETERNUS DX400/DX400 S2 series、ETERNUS DX8000/DX8000 S2 series、ETERNUS4000、ETERNUS8000の場合はCM番号とCA番号とPort番号を連結したものとなります。

-target 確認対象IPアドレス

IP到達状況を確認するサーバのIPアドレスを指定します。

-count ping実行回数

IP到達状況を確認するために発行するpingの実行回数を1~10の範囲で指定します。pingが1度でも異常応答を返した場合は失敗と表示されます。pingがすべて正常応答を返した場合は成功と表示されます。

省略時はpingを1回実行します。

-csv

ポート情報をCSV形式に表示します。省略時は表形式に表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.8 進捗に関するコマンド(storageadm progress)

名前

storageadm progress - 進捗情報表示


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm progress volumeformat -ipaddr IPアドレス { [-volume ボリューム番号,…] | [-all] } [-csv]

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

本製品に登録されているETERNUSディスクアレイ装置のボリュームのフォーマット進捗情報を表示します。

コマンドパラメタにストレージ装置のIPアドレス、ボリューム番号を指定することで、ボリュームのフォーマット進捗情報を表示します。


オペランド

volumeformat

フォーマット進捗を表示します。

-ipaddr IPアドレス

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。


オプション

volumeformatオペランド指定時に指定できるオプション
-volume ボリューム番号[,ボリューム番号,…]

出力するボリューム番号を10進数または16進数で指定します。複数指定する場合は、カンマ(",")で区切ります。

指定したボリュームのフォーマット進捗情報(フォーマット完了、未実施を含めて)を表示します。

指定したボリュームが存在しない場合、エラーとはならずに、そのボリュームの情報は表示されません。

-volumeを省略した場合は、すべてのボリューム内でフォーマット中のボリュームの進捗情報を表示します。

ただし、-all オプションを指定した場合は、フォーマット中以外(完了、未実施)の進捗情報を含めて表示します。

[指定例]

10進数で指定:-volume 10,16

16進数で指定:-volume 0x10,0x16

-all

フォーマット中以外(完了、未実施)の進捗情報を含めて表示します。省略時はフォーマット中のボリュームだけの進捗情報を表示します。

-volumeオプション指定時は、本オプションを指定できません。

-csv

フォーマット進捗情報をCSV形式に表示します。省略時は表形式に表示します。

※-volume、-all の指定有無による表示内容について、以下に記します。

-all

指定あり

指定なし

-volume

指定あり

指定できません。

指定したボリュームが表示対象となり、フォーマット完了、未実施のボリュームを含めて表示します。

指定なし

装置内のすべてのボリュームが表示対象となり、フォーマット完了、未実施のボリュームを含めて表示します。

装置内のすべてのボリュームが表示対象となりますが、フォーマット中のボリュームだけを表示します。


使用例

注意事項

10.3.4.9 性能監視に関するコマンド(storageadm perfctl)

名前

storageadm perfctl - 性能監視の操作


形式

$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfctl start -ipaddr ipaddr [-interval time]
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfctl stop -ipaddr ipaddr
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm perfctl status -ipaddr ipaddr

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

NR1000F series に対して性能監視を開始・停止、または性能監視状態を表示します。


オペランド

start

性能監視を開始します。

stop

性能監視を停止します。

status

性能監視状態を表示します。


オプション

start オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-interval time

性能の監視間隔を 10,30,60,300(秒単位)のどれかで指定します。本オプションを省略した場合は、30秒間隔で監視します。

stop オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

status オペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。


使用例

性能監視状態の説明

注意事項

10.3.4.10 装置に関するコマンド(storageadm device)

名前

storageadm device - 装置の操作


形式

$INSDIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\storageadm device unlock -ipaddr ipaddr [-s]

機能説明

オペランド
unlock

ストレージ装置のロックを解除します。

オプション
unlockオペランド指定時に指定できるオプション
-ipaddr ipaddr

ストレージ装置のIPアドレスを指定します。

-s

確認メッセージを出力せずに、処理を継続します。


使用例

注意事項