Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントで、以下の手順で実施してください。
運用管理クライアントでは、ローカルグループの Administrators グループに所属したユーザー名でログインしてください。
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバと本製品の運用管理サーバが同一サーバの場合は、Systemwalker Centric Manager と本製品の両方で装置からの SNMPトラップを受け取って表示してしまいます。Systemwalker Centric Manager 側で装置からの SNMPトラップを直接受け取り・表示させない運用をする場合は以下の作業を行ってください。
本製品で管理している装置の SNMPトラップの Systemwalker Centric Manager 側の受け取りを抑止する方法
Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバと本製品の運用管理サーバが同一のサーバノード上に存在するときは、本製品で管理している装置の SNMPトラップの Systemwalker Centric Manager 側の直接受け取りを以下の方法で抑止できます。SNMPトラップは本製品で受付、デコードし、障害監視に必要なものだけを Systemwalker Centric Manager に通知するため、Systemwalker Centric Manager が保持している SNMPトラップ表示機能を動作させた場合に1つのイベントに対して複数の表示がされたり、必要のない SNMPトラップも表示されたりします。
参考
Systemwalker Centric Manager が保持している SNMPトラップ表示機能も有効にする場合、この設定は不要です。
Systemwalker Centric Manager 運用管理クライアントのシステム監視から[イベント]-[アクション定義]を選択します。
「イベント監視の条件定義」ダイアログボックスが表示されます。
「イベント監視の条件定義」ダイアログボックスの[イベント]-[イベント追加]を選択します。
「イベント定義」ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を設定します。
"特定しない"をチェックします。
“特定しない"をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
“特定しない”をチェックします。
以下の値を、1つのイベント定義について1つ設定します。
個々の装置を管理する場合だけ記述が必要です。管理しない場合は記述不要です。
装置 | 値 |
---|---|
ETERNUS DX series | enterprise:aplNetStorage\.1 |
ETERNUS LT20 (SCSI) | enterprise:enterprises\.11\.2\.36\.1 |
ETERNUS LT20/LT20 S2/LT40/LT40 S2/LT60/LT60 S2 (SAS/FC) | enterprise:enterprises\.20884\.10893\.2\.101\.3 |
HP Surestore | enterprise:enterprises\.11\.2\.3\.9\.7\.1 |
ETERNUS LT200 | enterprise:enterprises\.119\.1\.83\.1\.21 |
ETERNUS LT210/LT220/LT230 | enterprise:enterprises\.119\.1\.83\.1\.1 |
ETERNUS LT250 | enterprise:aplNetStorage\.3\.5 |
ETERNUS LT270 | enterprise:aplNetStorage\.3\.2 |
ETERNUS NR1000 | enterprise:enterprises\.789 |
Brocade ファイバーチャネルスイッチ | enterprise:enterprises\.1588\.2\.1\.1 |
性能 | enterprise:aplSANMgr |
Cisco MDS | enterprise:enterprises\.9\.9\.117\.2 |
McDATA FC-Switch | enterprise:enterprises\.289 |
Brocade ファイバーチャネルスイッチ、ETERNUS SN200 ファイバーチャネルスイッチ、PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレード、Cisco MDS、ETERNUS SN200 MDS、McDATA FC-Swtich共通 | enterprise:experimental\.94 (注2) |
ETERNUS VS850 | enterprise:enterprises\.2\.6\.190 |
ETERNUS CS2000 | enterprise:enterprises\.231\.2\.48\.2\.0 |
ETERNUS VX700 series | enterprise:enterprises\.211\.1\.21\.4\.1\.50 |
注1:Systemwalker Centric Managerが、“aplNetStorage”または“aplSANMgr”を認識できない場合に指定してください。
注2:本製品でサポートしていない装置でも、この experimental\.94 の SNMPトラップを報告する装置があり、それらの装置のイベントも抑制されるので注意してください。
手順2で設定したイベントに対して[アクション]-[アクションの設定]を選択します。
「アクション定義」ダイアログボックスが表示されます。
[メッセージ監視]タブを選択し、以下の項目を設定します。
“しない”をチェックします。
“しない”をチェックします。
手順1から手順3の操作を、「表9.1 メッセージテキスト一覧」のメッセージテキストについてそれぞれ行ってください。
ストレージ機器から SNMP の標準トラップがイベントとして報告される場合は、運用形態に合わせて、上記を参考に SNMP の標準トラップを抑止してください。
管理装置が ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000、ファイバーチャネルスイッチの場合は、Systemwalker Centric Manager 連携が正しく設定できているか確認できる手順およびコマンドが用意されています。「5.3 管理状態確認テスト」を実施して正しく動作するか確認してください。
以下は、Systemwalker Centric Manager へのイベント連携時の Systemwalker Centric Manager の画面サンプルです。