本節では、GLSの運用について説明します。
Hyper-Vの仮想ネットワーク作成後、GLSの運用を開始するには、管理OSを再起動をする必要があります。
管理OSにGLSを導入した構成においてネットワークの切替えが発生した場合、仮想アダプターはゲストOS上のネットワークアダプターのMACアドレスを隣接スイッチへ通知してMAC学習テーブルを更新します。これにより、ネットワーク切替え時の通信が即時再開できます。
参考
隣接スイッチに通知する情報を手動で設定することもできます。
設定する情報として、GLSの仮想アダプターが登録された仮想ネットワークに接続するネットワークアダプターを確認します。管理OSについては、ipconfigコマンドの表示結果等から確認してください。ゲストOSについては、[Hyper-V マネージャー]からゲストOSの設定画面を開き、[ネットワークアダプター]にある、“MAC アドレス”および“VLAN ID”を参照してください。
“GLSインストールディレクトリ\usr\script\adapter\maclist.txt”のファイルに、確認した情報を以下の形式で記載します。
仮想アダプター名 VLAN ID MACアドレス マシン名 |
各項目は、タブを入れて区切ります。また、タグVLANの設定がない場合のVLAN IDや、管理OS上のネットワークアダプターを設定する場合のマシン名には、半角ハイフン(-)を指定してください。
[設定例]
sha0 - ZZ-ZZ-ZZ-ZZ-ZZ-ZZ - sha0 2 XX-XX-XX-XX-XX-XX VM1 sha0 3 YY-YY-YY-YY-YY-YY VM2 |
参考
隣接スイッチへ通知する情報を設定したファイルが存在しない場合、ネットワーク切替え時にGLSが自動で情報を取得して通知します。手動でファイルを設定した場合、ファイルに記載された情報を元にMACアドレス情報を隣接スイッチに通知します。