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Systemwalker Runbook Automation テンプレート利用ガイド
Systemwalker

6.7.1 処理概要

VMware HA運用管理テンプレートでは、HA構成のESXサーバを安全にシャットダウンするために、以下の順番で処理します。

  1. 特定の仮想サーバを除いて、1つまたは複数の指定したESXサーバ配下に存在するすべての仮想サーバを停止します。

  2. 特定の仮想サーバを停止します。

  3. 1つまたは複数の指定したESXサーバをメンテナンスモードに変更します。

  4. 1つまたは複数の指定したESXサーバを強制停止します。

  5. 実行結果をメール通知します。


自動運用プロセスは必要に応じて、変更を行ってください。


自動運用プロセスには、以下に示す運用操作部品が配置されています。

表6.4 運用操作部品の配置

名前

使用する運用操作部品名

目的

ESXサーバ上の仮想サーバを停止

VMホスト上の仮想サーバを停止

ESXサーバ上で動作している仮想サーバを停止します。

個別に仮想サーバを停止

仮想サーバを停止

停止順序を意識する必要のある、ESXサーバ上で動作している仮想サーバを停止します。

ESXサーバをメンテナンスモードに設定

VMホストのメンテナンスモードを設定

ESXサーバを停止可能にするため、メンテナンスモードに変更します。

ESXサーバを強制停止

VMホストを強制停止

ESXサーバを停止します。

完了通知

メールを送信

操作結果をメール送信します。

ポイント

VMware HA運用管理テンプレートの自動運用プロセスは、停電時にESXサーバを確実に停止することを目的としているため、運用操作部品の実行結果のチェック処理がありません。停電時以外のESXサーバの停止操作に本テンプレートを利用する場合は、各運用操作部品の実行結果のチェック処理を追加するなど、自動運用プロセスを変更してください。