VMware HA運用管理テンプレートでは、HA構成のESXサーバを安全にシャットダウンするために、以下の順番で処理します。
特定の仮想サーバを除いて、1つまたは複数の指定したESXサーバ配下に存在するすべての仮想サーバを停止します。
特定の仮想サーバを停止します。
1つまたは複数の指定したESXサーバをメンテナンスモードに変更します。
1つまたは複数の指定したESXサーバを強制停止します。
実行結果をメール通知します。
自動運用プロセスは必要に応じて、変更を行ってください。
停止の順番を意識する必要のある仮想サーバの追加
自動運用プロセスには、以下に示す運用操作部品が配置されています。
名前 | 使用する運用操作部品名 | 目的 |
---|---|---|
ESXサーバ上の仮想サーバを停止 | VMホスト上の仮想サーバを停止 | ESXサーバ上で動作している仮想サーバを停止します。 |
個別に仮想サーバを停止 | 仮想サーバを停止 | 停止順序を意識する必要のある、ESXサーバ上で動作している仮想サーバを停止します。 |
ESXサーバをメンテナンスモードに設定 | VMホストのメンテナンスモードを設定 | ESXサーバを停止可能にするため、メンテナンスモードに変更します。 |
ESXサーバを強制停止 | VMホストを強制停止 | ESXサーバを停止します。 |
完了通知 | メールを送信 | 操作結果をメール送信します。 |
ポイント
VMware HA運用管理テンプレートの自動運用プロセスは、停電時にESXサーバを確実に停止することを目的としているため、運用操作部品の実行結果のチェック処理がありません。停電時以外のESXサーバの停止操作に本テンプレートを利用する場合は、各運用操作部品の実行結果のチェック処理を追加するなど、自動運用プロセスを変更してください。