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Interstage Business Application ServerV10.1.0 運用ガイド(高信頼性ログ編)
Interstage

6.3.2 出力ファイルの文字コード系の考慮

rdbcycexpコマンドでは、テキスト形式の場合に、出力ファイルをデータベースに格納されるデータの文字コード系と異なる文字コード系で出力することができます。これは、rdbcycexpコマンドのオプションを指定することで可能になります。オプションの指定方法については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。なお、オプションを指定しないでrdbcycexpコマンドを実行する場合の出力ファイルの文字コード系は、データベースに格納されるデータの文字コード系と同じ文字コード系になります。

注意

文字コード系が、日本語EUCコード、かつ、オプションを指定しないでrdbcycexpコマンドを実行する場合は、コマンドのロケールがjaでも、データベースの文字コード系が日本語EUCコードのU90ならば、U90の文字コード系として外部ファイルが扱われます。

出力ファイルの文字コード系の指定 (注1)

データベースの文字コード系

EUC_S90

EUC_U90

SJIS

UNICODE

EUC_S90

×

EUC_U90

×

(注2)

SJIS

UNICODE

(注2)

◎:コード変換を行わずに処理します。

○:コード変換を行って処理します。

×:エラーになります。ただし、jオプションを指定していない場合はエラーになりません。このときの文字コード系は、データベースの文字コード系になります。

EUC_S90:日本語EUCコードのS90コード

EUC_U90:日本語EUCコードのU90コード

SJIS:シフトJISコード

UNICODE:UNICODE

注1) 外部ファイルの文字コード系の指定は、rdbcycexpコマンドのjオプションで行います。

注2) テキスト形式で、かつ、NCHAR型の場合には、以下のような変換を行います。

UNICODEからUNICODEの場合:

UCS2からUTF-8に変換します。

EUC_U90からEUC_U90でJIS改行文字の旧字体の場合:

COBOL_EUC(2バイト)からU90(3バイト)に変換します。