rdbcycexpコマンドでは、テキスト形式の場合に、出力ファイルをデータベースに格納されるデータの文字コード系と異なる文字コード系で出力することができます。これは、rdbcycexpコマンドのオプションを指定することで可能になります。オプションの指定方法については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。なお、オプションを指定しないでrdbcycexpコマンドを実行する場合の出力ファイルの文字コード系は、データベースに格納されるデータの文字コード系と同じ文字コード系になります。
注意
文字コード系が、日本語EUCコード、かつ、オプションを指定しないでrdbcycexpコマンドを実行する場合は、コマンドのロケールがjaでも、データベースの文字コード系が日本語EUCコードのU90ならば、U90の文字コード系として外部ファイルが扱われます。
出力ファイルの文字コード系の指定 (注1) | データベースの文字コード系 | |||
---|---|---|---|---|
EUC_S90 | EUC_U90 | SJIS | UNICODE | |
EUC_S90 | ◎ | × | ○ | ○ |
EUC_U90 | × | ◎ (注2) | ○ | ○ |
SJIS | ○ | ○ | ◎ | ○ |
UNICODE | ○ | ○ | ○ | ◎ (注2) |
◎:コード変換を行わずに処理します。
○:コード変換を行って処理します。
×:エラーになります。ただし、jオプションを指定していない場合はエラーになりません。このときの文字コード系は、データベースの文字コード系になります。
EUC_S90:日本語EUCコードのS90コード
EUC_U90:日本語EUCコードのU90コード
SJIS:シフトJISコード
UNICODE:UNICODE
注1) 外部ファイルの文字コード系の指定は、rdbcycexpコマンドのjオプションで行います。
注2) テキスト形式で、かつ、NCHAR型の場合には、以下のような変換を行います。
UCS2からUTF-8に変換します。
COBOL_EUC(2バイト)からU90(3バイト)に変換します。