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Systemwalker Software Configuration Manager 操作ガイド
Systemwalker

4.2.9 OS再起動失敗の確認

OS再起動失敗の確認タスクは、OSの再起動に失敗した場合に発生します。

OSの再起動は、パッチ適用後に再起動の必要がある場合、かつ適用設定時に適用後再起動をするに設定した場合に再起動を行います。パッチ適用後に再起動が必要であっても、適用設定時に適用後再起動をしないに設定されていた場合は、再起動を行いません。また、パッチ適用後に再起動の必要がない場合は、適用後再起動の設定に関わらず、再起動は行いません。

OS再起動失敗の確認タスクが発生した場合は、どのような異常が発生したのか、OS再起動失敗の確認タブ画面内の[詳細]にログが出力されます。

“returnCode”の情報を参照してください。以下に想定される値と意味を示します。

キーワード

returnCode

意味

すべて

189

“message”に以下の値が出力されていた場合は、業務サーバとのネットワーク通信接続に失敗しました。

[LinkExpRBA] CategoryCode : 50

[LinkExpRBA] ErrorCode : 80

[対処]

以下の事項を確認してください。

  • 業務サーバでファイル転送基盤のセットアップが行われていない可能性があります。ファイル転送基盤のセットアップが行われているか確認してください。

  • 業務サーバが停止している可能性があります。業務サーバの起動状態を確認してください。

  • 業務サーバでファイル転送基盤が起動していない可能性があります。ファイル転送基盤を起動してください。

    Windows】

    “Systemwalker File Transfer Library Control”サービスを再起動してください。

    Linux】

    以下のコマンドを実行してください。

    # service FJSVlnkbs start

  • hostsファイルに指定した該当する業務サーバ名のIPアドレスに、誤りのある可能性があります。hostsファイルに指定したIPアドレスを確認してください。

  • TCP/IPの接続で相手サーバがPCサーバの場合、WinSockが同時に処理できる数を超えるコネクション接続要求が、業務サーバで発生した可能性があります。

  • 通信経路上のファイアウォールにより接続が拒否されている可能性があります。

  • 業務サーバがWindowsの場合、Windowsファイアウォールなどのセキュリティ設定により接続が拒否されている可能性があります。

  • 対処後、再試行を実施しても状況が変わらないときは、swcfmg_collectinfo(トラブル調査資料採取コマンド)で調査資料採取して、技術員に連絡してください。

“message”に以下の値が出力されていた場合は、業務サーバとの通信でタイムアウトが発生しました。

[LinkExpRBA] CategoryCode : 50

[LinkExpRBA] ErrorCode : 60

[対処]

以下の原因が考えられます。

  • 業務サーバが停止している

  • 業務サーバのスローダウン

  • 通信環境の過負荷

上記を確認の上、再試行してください。

再試行しても状況が変わらないときは、swcfmg_collectinfo(トラブル調査資料採取コマンド)で調査資料を採取して、技術員に連絡してください。

その他

swcfmg_collectinfo(トラブル調査資料採取コマンド)で調査資料を採取して、技術員に連絡してください。

[選択(Make Choice)]パネル

[再試行]ボタンを押すと、再度、再起動を行います。

[継続]ボタンを押すと、エラーを無視して処理を継続します。

[中止]ボタンを押すと、パッチ配付・適用処理が終了します。