ここでは、サーバで動作するCOBOLアプリケーションまたはCORBAサーバアプリケーションをリモート開発する手順について説明します。
また、特に断りのない限り、COBOLアプリケーションおよびCORBAサーバアプリケーション共通の手順としてCOBOLアプリケーションの場合を例に説明します。
リモート開発を行うためには、サーバ側のオペレーティングシステム向けのNetCOBOLがインストールされている必要があります。サーバにインストールするNetCOBOLのバージョンおよびEditionは、サーバ製品のインストールガイドを参照してください。
オペレーティングシステム名 | CPUアーキテクチャ |
---|---|
Windows Server 2003 R2 | Itanium |
x64 | |
Windows Server 2008 | Itanium |
x64 | |
Solaris | SPARC |
Red Hat Enterprise Linux AS/ES | x86 |
Red Hat Enterprise Linux ES | Itanium |
x64 |
NetCOBOLの各プラットフォーム向けの製品は、基本的に同じCOBOLの言語仕様を提供しています。
このため、多くの場合は、Windowsシステム上で開発したアプリケーション資産を使用して、同じ動作をする各サーバのアプリケーションを作成できます。
NetCOBOLでは、この言語の基本的な機能だけではなく、リモート開発を支援するために次のような機能を提供しています。
メイクファイル生成機能
サーバでCOBOLアプリケーションをビルドするために必要となるメイクファイルを生成する機能です。
ビルド機能
サーバでCOBOLアプリケーションを翻訳・リンクするための機能です。
リモートデバッグ機能
サーバ上で動作するCOBOLアプリケーションをソースレベルでデバッグするための対話型デバッガです。