Interstage Traffic Directorと連携することにより、アプリケーション連携実行基盤で使用するサーバコンピュータを負荷分散し、多端末からの処理を複数サーバで実行できます。
環境作成の詳細については、“第20章 負荷分散構成の環境作成”を参照してください。
非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合のシステム構成図
同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合のシステム構成図
負荷分散構成では、同じ動作をするシステムを複数用意し、それらを適宜使い分けるように負荷分散装置が制御することにより、負荷が分散されます。アプリケーション層で負荷分散を意識しなくても、自動的にサーバの負荷が軽減される点が利点ですが、負荷分散対象の業務に関連するサーバの台数分、サーバを追加する必要があります。
なお、TrafficDirectorを使用した負荷分散の詳細については、“Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド”を参照してください。
ポイント
Interstage Traffic Directorで負荷分散する場合には、クライアントアプリケーションを負荷分散の対象としてシステムを構築します。
注意
負荷分散は、クライアントとなるServlet/JSPだけが対象であり、サーバアプリケーションを負荷分散することはできません。