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Interstage Business Application ServerV10.1.0 解説書
Interstage

3.4.1 クライアントアプリケーション

従来、CORBAアプリケーションなどのサーバアプリケーションの実行には、実行するサーバアプリケーションのインタフェースに合わせた専用のクライアントAPIをIDLファイルから作成する必要がありました。その為、クライアントアプリケーションでは、サーバインタフェースごとに、異なるクライアントAPIを用いたアプリケーション開発が必要でした。また、クライアントアプリケーションの作成にはCORBAサーバへの接続方法などCORBAアプリケーションの知識を有する必要がありました。
同期アプリケーション連携実行基盤では、クライアントAPIを利用することにより、各サーバアプリケーションで共通のAPIを使用したクライアントアプリケーションの開発が可能となります。また、アプリケーション開発には、CORBAに対する詳しい知識が不要となります。
Javaクライアントアプリケーションにおける操作は、beanまたはHashMapまたはIndexedRecordにデータを設定しJava用のクライアントAPIを呼び出すだけで、サーバアプリケーション固有のAPIを使用する必要はありません。そのため、クライアントのJavaアプリケーションとサーバアプリケーションの依存関係が少なくなり、クライアントとサーバを独立して開発が行えます。
C言語のクライアントアプリケーションにおける操作は、データ変換関数によりデータを変換しC言語用のクライアントAPIへ渡すだけです。
クライアントAPIの詳細については、“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“同期アプリケーション連携実行基盤編”の“クライアントAPI”を参照してください。