監視を抑止する機能をどのように使用するか、以下の構成の場合を例にして、具体的な運用例を説明します。
構成
運用管理サーバ配下に部門管理サーバ、および複数の業務サーバがある。
各サーバは複数のサブネットから構成されている。
運用管理サーバとそれ以外のサーバはシステム拠点がわかれている。
運用例
サーバのメンテナンスをする場合
要件
業務サーバAのハードウェア障害が発生したため、メンテナンス完了まで業務サーバAに対する一連の監視を抑止したい。
または、業務サーバAの定期メンテナンスを行うため、メンテナンス中の業務サーバAに対する一連の監視を抑止したい。
運用手順
業務サーバAの監視を抑止する。
メンテナンス作業を行う。
業務サーバAの監視を再開する。
ネットワーク機器をメンテナンスする場合
要件
ルータをファームアップするため、作業完了まで影響を受けるすべてのノードに対する一連の監視を抑止したい。
運用手順
ルータを停止したときに影響を受けるノードを確認し、以下の該当ノードに対する監視を抑止する。
ルータ
業務サーバB
業務サーバC
ルータのファームアップ作業を行う。
1)で監視を抑止したノードの監視を再開する。
計画的な停電に伴い一時的に監視を停止する場合
要件
部門管理サーバが監視するシステム拠点で全館停電があるため、停電中の監視を一時的に停止したい。
運用手順
停電前に、部門管理サーバが所属するサブネットフォルダ配下のすべてのノードに対する監視を抑止する。
停電から復旧した後、部門管理サーバが所属するサブネットフォルダ配下のすべてのノードに対する監視を再開する。