業務で以下のオブジェクトを監視する場合、各オブジェクトを業務に登録する必要があります。
業務にノードを登録する
業務にワークユニットを登録する
業務にパッケージを追加する
業務にデータベースを登録する
業務に管理者を登録する
オブジェクト間の関係を設定する
業務の重み付けを設定する
業務でノードを監視する場合に登録します。なお、必要に応じて以下の準備を行ってください。
[ノード一覧]ツリーを編集する
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からノードを追加するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、ノードを追加する対象の業務フォルダを選択します。
[オブジェクト]メニューから[追加]-[ノードの追加]を選択します。
→[ノード追加]ダイアログボックスが表示されます。
[ノード一覧]で追加するノードを選択(複数選択可)し、[追加]ボタンをクリックします。
→選択したノードが[追加するノード一覧]に追加されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→選択したノードが業務フォルダに追加されます。
業務でワークユニット/IJServerクラスタを監視する場合に登録します。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からワークユニット/IJServerクラスタを追加するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、ワークユニット/IJServerクラスタを追加する対象の業務フォルダを選択します。
[オブジェクト]メニューから[追加]-[ワークユニットの追加]を選択します。
→[ワークユニット追加]ダイアログボックスが表示されます。
追加するワークユニット/IJServerクラスタを選択(複数選択可)し、[OK]ボタンをクリックすると、選択したワークユニット/IJServerクラスタが業務フォルダに追加されます。
業務でパッケージを監視する場合に追加します。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からパッケージを追加するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、パッケージを追加する対象の業務フォルダを選択します。
[オブジェクト]メニューから[追加]-[パッケージの追加]を選択します。
→[パッケージ追加]ダイアログボックスが表示されます。
[パッケージ一覧]で追加するパッケージを選択(複数選択可)します。
[OK]ボタンをクリックします。
→選択したパッケージが業務フォルダに追加されます。
業務でデータベースを監視する場合に登録します。なお、必要に応じて以下の準備を行ってください。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からデータベースを追加するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、データベースを追加する対象の業務フォルダを選択します。
[オブジェクト]メニューから[追加]-[データベースの追加]を選択します。
→[データベース追加]ダイアログボックスが表示されます。
[データベース一覧]で追加するデータベースを選択(複数選択可)し、[追加]ボタンをクリックします。
→選択したデータベースが[追加するデータベース一覧]に追加されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→選択したデータベースが業務フォルダに追加されます。
業務で管理者に通報する場合に登録します。なお、必要に応じて以下の準備を行ってください。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中から管理者を追加するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、管理者を追加する対象の業務フォルダを選択します。
[オブジェクト]メニューから[追加]-[管理者の追加]を選択します。
→[管理者追加]ダイアログボックスが表示されます。
[管理者一覧]で追加する管理者を選択(複数選択可)し、[追加]ボタンをクリックします。
→選択した管理者が[追加する管理者一覧]に追加されます。
[OK]ボタンをクリックします。
→選択した管理者が業務フォルダに追加されます。
影響範囲の表示を行う場合に設定します。業務フォルダに所属するオブジェクト間の関係は、以下の手順で作成します。
なお、影響範囲の表示は、静的なシミュレーション機能です。このため、監視イベントの発生状態は反映されません。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中からオブジェクト間の関係を設定するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から設定対象の業務フォルダを選択します。
→マップが表示されます。
[表示]メニューから[表示の設定]を選択します。
→[マップ表示の設定]ダイアログボックスが表示されます。
[依存関係(影響範囲)線を表示する]ラジオボタンを選択します。
マップ上で依存関係の接続元となるオブジェクトを右クリックし、ポップアップメニューの[関係の接続]を選択します。
接続先となるオブジェクトをクリックします。
→[関係情報作成]ダイアログボックスが表示されます。
[関係情報作成]ダイアログボックスで関係情報を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
→接続元のオブジェクトと接続先のオブジェクトが、設定した関係情報で接続されます。
[関係情報作成]ダイアログボックスの上部のオプションボタンでは、接続先のノードでイベントが発生したとき、接続元が受ける影響の度合いを設定します。
重大な影響を受けるとき、[重大]オプションボタンをチェックします。
軽度の影響で済むとき、[軽度]オプションボタンをチェックします。
まったく影響がないときには、[影響無]オプションボタンをチェックします。
[関係情報作成]ダイアログボックスの下部のオプションボタンでは、接続元のノードでイベントが発生したとき、接続先が受ける影響の度合いを設定します。
[接続関係]コンボボックスでは、接続元のオブジェクトと接続先のオブジェクトの接続関係を設定します。
接続元 | 接続先 | 接続関係 | 意味 |
---|---|---|---|
すべて | 管理者 | 管理者 | 接続されているオブジェクトの管理者 |
データベース | アプリケーション | 使用データベース | アプリケーションが使用しているデータベース |
ノード | ノード | 機器同士 | ノードとノードのハード的な接続関係 |
ロードバランサと仮想ノード | ロードバランサと仮想ノードの接続関係 | ||
仮想ノードとノード | 仮想ノードと実ノードの接続関係 | ||
ノード | アプリケーション | 実行ファイル存在ノード | アプリケーションとノードのインストール関係 |
ファイルサーバ | アプリケーションのダウンロード元のノード | ||
出力プリンタ | アプリケーションの印刷先のプリンタ | ||
動作ノード | アプリケーションが実際に動作するノード | ||
依存ノード | アプリケーションが動作する上で必要な機器 | ||
アプリケーション | アプリケーション | クライアント~サーバ | アプリケーション同士のクライアント-サーバの関係 |
アプリケーション間 | アプリケーション同士の依存関係 | ||
すべて | すべて | その他(双方向) | 通常の依存関係 |
影響度に接続関係に応じた省略値を設定するときには、[省略値]チェックボックスをチェックします。
マップ自動作成
業務に所属するオブジェクト間の関係は、アプリケーションとインストール先のノードの関係や、アプリケーションとアプリケーションが動作するノードの関係、またほかの業務で関係付けられているオブジェクト間の関係など、既に定義されている関係をコピーして作成することもできます。
定義されているオブジェクト間の関係が複数ある場合には、以下の順番で採用されます。
アプリケーションとノードの関係、およびワークユニット/IJServerクラスタと実行先ノードの関係
ロードバランサと仮想ノード、および仮想ノードと実ノードの関係
ほかの業務で定義されている関係
関係をコピーしてマップを自動作成する場合は、以下の手順で行います。
[業務管理]ツリーで業務フォルダを選択します。
→マップが表示されます。
[オプション]メニューから[マップ]の[自動作成]を選択します。
→マップに表示されているすべてのオブジェクト同士の関係が検索され、業務フォルダでの固有の関係として登録されます。
重み付けを意識したイベント監視を行う場合に、ノードやアプリケーションで発生したイベントが、業務に影響するかどうかを設定します。影響の有無は、発生したイベントの重要度に応じて設定することができます。
重み付けを設定すると、業務に影響のあるイベントだけを監視するようになります。ノードを対象に重み付けを設定することにより、ノード単位に重要度に応じたイベント表示を抑止できます。
手順
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[業務管理]を選択します。
[業務管理]ツリーが複数存在する場合は、[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択し、[監視ツリーの選択]ダイアログボックスに表示されるツリーの中から業務の重み付けを設定するツリーを選択します。
[業務管理]ツリーの中から、設定対象のノードまたはアプリケーションを選択します(複数のノード、アプリケーションを選択できます)。
[オブジェクト]メニューから[重み付け]を選択します。
→[業務の重み付け]ダイアログボックスが表示されます。
イベント発生時に、業務に影響がある場合は、[業務に影響あり]チェックボックスをチェックします。
→発生するイベントの重要度に応じて、業務への影響の有無を設定することができます。
項目名 | 業務フォルダの点灯状態 |
---|---|
[最重要のイベント発生時] | 重み付けを設定したオブジェクトで、最重要のイベントが発生した場合 |
[重要以上のイベント発生時] | 重み付けを設定したオブジェクトで、重要または最重要のイベントが発生した場合 |
[警告以上のイベント発生時] | 重み付けを設定したオブジェクトで、警告、重要または最重要のイベントが発生した場合 |
[通知以上のイベント発生時] | 重み付けを設定したオブジェクトで、通知、警告、重要、または最重要のイベントが発生した場合 |
設定した情報は、[Systemwalkerコンソール[監視]]または[Systemwalkerコンソール[編集]]のどちらでも確認できます。ただし、[Systemwalkerコンソール[監視]]では、複数のオブジェクトを選択することはできません。
注意事項
[Systemwalkerコンソール[編集]]ウィンドウで複数選択したオブジェクトの中に、重み付けを設定できないオブジェクトが含まれている場合は、[オブジェクト]メニューから[重み付け]を選択できません。