部門管理サーバおよび業務サーバでアプリケーションを監視する場合は、イベント等を送信する接続先のシステムを定義する必要があります。接続先のシステムは、インストール時に設定した定義を使用するか、または、事前に[システム監視設定]-[通信環境定義]ダイアログボックスを使用して設定します。詳細は“イベント通知先を設定する”を参照してください。
アプリケーションの監視結果を送信する接続先のシステムを定義する場合、以下の点に注意してください。
メッセージ送信先システムは最大4個まで登録できます。なお、旧版(V5.X)の業務サーバまたは部門管理サーバの場合は、アプリケーション管理が通信を行うのは、先頭に定義されたシステムだけです。また、旧版(V5.X)の業務サーバでV10.Xの部門管理サーバを経由する場合は部門管理サーバが上位に通信を行うのは、先頭に定義されたシステムだけです。したがって、旧版(V5.X)の業務サーバまたは部門管理サーバの場合は、複数の運用管理サーバに対して監視結果をイベントまたは稼働状態を送信することはできません。
また、V10.Xの業務サーバ、部門管理サーバの場合にメッセージ送信先システムに旧版(V5.X)を定義する場合は先頭に定義してください。先頭に定義されていない旧版(V5.X)へのシステムには監視結果をイベントまたは稼働状態を送信することはできません。
部門管理サーバおよび業務サーバで、メッセージ送信先システムを変更し、その部門管理サーバまたは業務サーバを管理する運用管理サーバを変更した場合、変更された運用管理サーバ上で、以下の操作を実施する必要があります。
変更前の運用管理サーバで設定していたアプリケーション管理のポリシーを、変更後の運用管理サーバで再度設定してください。
動作の設定ポリシーの[アプリケーション情報送信種別]に、[次回エージェント起動時のみ最新情報を送信する]または[エージェント起動時に毎回最新情報を送信する]を指定してください。
アプリケーション管理のポリシーを配付してください。
運用管理サーバでメッセージ送信先システムを定義した場合、アプリケーション管理のイベントを運用管理サーバの上位のシステムに送信することはできません。
注意
通知先のシステムへの接続
アプリケーション管理を使用する際、以下の注意が必要です。
アプリケーション管理を使用する場合、メッセージ送信先の接続方法の指定にかかわらず、メッセージ送信先システムが旧版(V10.0L21/10.1以前)の場合、必ず常時接続による接続を行います。“Systemwalker Centric Manager 解説書”の“アプリケーション管理の接続先システム”を参照してください。
INS回線のように接続時間で課金される回線を使用している場合は、アプリケーション管理機能の動作を抑止してください。
監視対象の業務サーバ・部門管理サーバがV10.0以前の場合、アプリケーション管理機能は、ポリシー設定がされていない場合(アプリケーション管理を未使用の場合)でも、インストールされると自動的に起動し、通知先ホストへ常時接続します。
アプリケーションの監視で使用しているシステム監視設定の通信環境定義について
アプリケーションの監視では、[通信環境定義詳細]ダイアログボックスの以下タブの設定に従って動作します。
[接続]タブ-[接続・切断の設定]の各項目
[接続]タブ-[必要時接続]の[パス切断時間]
[自ホスト名]タブの各項目
[接続]タブ-[必要時接続]の[発行リトライの間隔]
[接続]タブ-[必要時接続]の[発行リトライの回数]
[接続]タブ-[その他の設定]-[中継機能]
[接続]タブ-[その他の設定]-[分割データ監視時間]
[ログファイル定義]タブの各項目
[動作の設定]タブの各項目