仮想ノードを監視するにはポリシーを作成・配付する必要があります。ポリシー設定の手順は、以下のとおりです。
[Systemwalkerコンソール]で、仮想ノードまたは負荷分散装置(SLB)を指定し、[ポリシー]メニューの[ポリシーの定義]-[仮想ノードの監視]を選択します。
負荷分散装置(SLB)を選択してポリシー設定を行った場合は、関連を持つすべての仮想ノードがポリシーの対象となります。
表示される[仮想ノードの監視]からポリシーを設定します。
[仮想ノードの監視][対象]タブでは、選択した仮想ノードに対して仮想監視を行うかを定義します。
[仮想ノードの監視][通知]タブでは、仮想ノード配下の実ノードがダウンしていた場合に、実ノードに対しても稼働違反のイベントを発行するかを指定します。
[仮想ノードの監視][ポーリング]タブでは、以下の値を設定します。
通信する際の仮想ノードとの応答タイムアウト時間を設定します。1~3599秒まで設定できます。
タイムアウトが発生した場合のリトライ回数を0~999の範囲内で設定します。
動作時間に関する設定を行います。
ポーリング間隔指定
動作処理を行う間隔を1分から999分までの範囲内で設定します。
動作処理を行う時間帯を設定します。時間帯は最大60個まで設定できます。
動作時刻指定
動作処理を行う時刻を設定します。設定した時刻になると処理を開始します。動作時刻は最大512個まで設定できます。
仮想ノードを監視するためには、以下の条件を満たす必要があります。
ポリシーを設定する前に、仮想ノードとそれを構成する実ノードの関連情報が、構成情報に登録されている。
運用管理サーバ、または部門管理サーバから、仮想ノードを構成する実ノードに対する監視が行える。
ポーリングの設定
[ポーリング間隔指定]を選択してポリシーを設定した場合、最初にポリシー設定を適用した時点、または、動作時間帯の開始時刻に必ず最初のポーリングが行われます。それ以降のポーリングは、監視処理が終了してから[ポーリング間隔指定]にて指定された時間が経過するごとに行われます。また、動作時間帯の終了時刻以前に処理を開始すると、終了時刻を過ぎても、処理が終了するまで実行されます。
ポリシーの設定変更について
[ポーリング間隔]の設定を変更した場合、監視スケジュールが変更されます。
[ポーリング間隔]以外の設定を変更した場合は、監視スケジュールは変更されません。
例1)
0:00に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。
0:20に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:1分のポリシーを適用します。
→0:30ではなく、0:21に監視が行われます。
例2)
0:00に[ポリシーの設定]:[無効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。
0:20に[ポリシーの設定]:[有効]、[ポーリング間隔]:30分のポリシーを適用します。
→0:50ではなく、0:30に監視が行われます。
注意事項
イベントを通知後に、異常の原因となる状態が復旧した場合、イベントは自動対処されます。
“仮想ノードの監視”を行う場合、仮想ノードを構成する実ノードに対して、“稼働状態の監視”ポリシーを設定することはできません。設定する場合は、事前に“仮想ノードの監視”ポリシーを削除する必要があります。
仮想ノードに対して、稼働状態の監視ポリシーを設定できません。
負荷分散装置(SLB)にポリシー設定後、仮想ノードにポリシーを設定した場合は、仮想ノードのポリシーが有効になります。また、仮想ノードにポリシー設定後に、負荷分散装置(SLB)にポリシーを設定した場合は、負荷分散装置(SLB)のポリシーが有効になります。
“仮想ノードの監視”を行っても、仮想ノードの状態を示すラベル色は変更されません。