[ノード一覧]ツリーとは、[Systemwalkerコンソール]で監視するすべてのノードを管理するためのツリーです。運用管理サーバが所属する部門フォルダ(自部門)およびサブネットフォルダは、インストール時に自動的に作成されます。運用管理サーバが所属するサブネット以外のサブネットに所属するノードを追加するためには、[ノード一覧]ツリーにサブネットフォルダを新しく作成し、ノードを所属させる必要があります。また、部門管理サーバを設置して監視する場合には、部門フォルダを追加し、部門管理サーバが管理するサブネットを所属させる必要があります。
この[ノード一覧]ツリーのノード情報を元に、[ノード管理]ツリーや[業務管理]ツリーを作成し、特定のノードの業務を監視します。
[ノード一覧]ツリーは、以下のような構成です。
□ノード一覧ツリー | +--□部門 | | | +---□サブネット----(ノード) | +--□新ノード | +--□クラスタ |
ここでは、[ノード一覧]ツリーを編集する手順を説明します。
部門フォルダを作成する
サブネットフォルダを作成する
ノードを登録する
ポイント
フォルダの並べ替え
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[オブジェクト]メニューから[移動]-[フォルダの並べ替え]を選択します。
→[フォルダの並べ替え]ダイアログボックスが表示されます。
フォルダの表示順を変更できます。
部門フォルダを作成する
部門管理サーバを設置して監視を行うためには、部門フォルダを[ノード一覧]ツリーに追加します。
作成ダイアログボックスの表示方法
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
[ノード一覧]ツリーの頂点を選択した後、[オブジェクト]メニューから[フォルダの作成]を選択します。
→[フォルダ作成]ダイアログボックスが表示されます。
[基本情報]、[サブドメイン]、[アイコン]の各ページで、部門情報を登録します。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
注意
部門管理サーバのインストール
部門フォルダを作成する際に、実際には部門管理サーバでないノードを、部門を管理するノードとして登録することができます。環境構築中は問題ありませんが、このままの状態で運用に入り、ポリシー配付等の操作を行うと、部門管理サーバでないノードに対して部門管理サーバとしてアクセスするためエラーとなります。
運用を開始する前に、部門フォルダに管理サーバとして登録したノードには、必ず部門管理サーバをインストールしてください。
サブネットフォルダを作成する
新しくサブネットを追加し、監視の対象にするときには、サブネットフォルダを[ノード一覧]ツリーに追加します。同じ名前のサブネットフォルダがツリー上に存在する場合には、サブネットフォルダを作成できません。
作成ダイアログボックスの表示方法
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
[ノード一覧]ツリーの中から、サブネットフォルダを追加する対象の部門フォルダを選択した後、[オブジェクト]メニューから[フォルダの作成]を選択します。
→[フォルダ作成]ダイアログボックスが表示されます。
[基本情報]、[ネットワーク]、[詳細情報]、[アイコン]の各ページで、サブネット情報を登録します。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
DHCP運用の場合
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、フォルダを選択後、[オブジェクト]メニューから[プロパティ]を選択します。
→[フォルダプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[ネットワーク]タブを選択し、[DHCP]ボタンをクリックします。
→[DHCP設定]ダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスの一覧で選択したサブネットのDHCPの範囲を設定することができます。DHCPで割り当てるアドレス範囲、およびDHCPでの割り当てから除外するアドレス範囲を設定できます。
[DHCPの設定を行う]チェックボックスをチェックし、[追加]ボタンをクリックします。
→[DHCP除外アドレスの設定]ダイアログボックスが表示されます。
DHCPでのアドレス割り当ての対象外とするアドレスを設定します。
DHCPの範囲設定を行うことでDHCPクライアントに対し、稼働状態の監視、およびMIB監視が行えるようになります。詳細は、“DHCP環境でノードの変更を監視する”を参照してください。
ノードを登録する
作成したサブネットに、ノードを手動で登録する手順について説明します。
作成ダイアログボックスの表示方法
[Systemwalkerコンソール[編集]]で、[ツリー選択]コンボボックスから[ノード一覧]を選択します。
[ノード一覧]ツリーでノードを登録するサブネットを選択した後、[オブジェクト]メニューの[ノードの作成]を選択します。
→[ノード作成]ダイアログボックスが表示されます。
[基本情報]、[ネットワーク]、[インタフェース]、[電源制御]、[OS]、[アイコン]、[詳細情報]の各ページで、ノード情報を登録します。
登録したノードをイベント監視の対象とする場合、登録したノードにおいてイベントの通知先を設定します。
すでにイベントの通知先が設定されている場合は、以下の操作を実施します。
イベント通知先への接続方法が“必要時接続”の場合
登録したノードにおいて、以下のコマンドを実行します。
【UNIX版の場合】
/opt/systemwalker/bin/opaconstat -a
【Windows版の場合】
opaconstat -a
イベント通知先への接続方法が“常時接続”の場合
登録したノードにおいて、Systemwalker Centric Managerを再起動します。
ダイアログボックスの詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
注意
Systemwalkerのインストール状態は、登録したノードでメッセージを発生させるか、登録したノードで“opaconstat -a”コマンドを実行したときに、更新されます。opaconstat(接続構成登録/削除/表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
登録したノードのネットワーク性能監視を行う場合は、ノードを自動登録する、または登録したノードに対して“mpsetnod”コマンドを実行し、インタフェース情報を更新する必要があります。mpsetnod(性能監視ノード構成情報登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
[インタフェース]タブに登録できるIPアドレスは、追加先のサブネットフォルダで指定できるものに限ります。
ノードを自動登録する
ノードを自動的に検出して登録するためには以下の方法があります。
[Systemwalkerコンソール[編集]]上で自動的に検出して登録する方法
サブネットフォルダを選択します。
[検出]メニューから[ノードの検出]を選択します。
ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。
[Systemwalkerコンソール[監視]]上で自動的に検出して登録する方法
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、サブネットフォルダを選択します。
[操作]-[ノードの検出]メニューから[指定フォルダ]を選択します。
ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。
または、
[操作]メニューから[ノードの検出]-[全ノード]を選択します。
ノードを検出するための設定を行い、[OK]をクリックします。
詳細は、“ノードを検出する”を参照してください。