以下の手順で、監視したいSafeCLUSTERの状態遷移のメッセージを特定し、イベント監視の条件定義を行います。
監視したいメッセージを特定する
エラー種別の特定
ラベルの特定
メッセージテキストの特定
表示の形式を設定する
監視イベント種別の登録
監視イベント種別の設定
重要度の設定
ここでは、以下のイベントを例に説明します。
日付:2003/04/11 |
監視したいイベントを特定する
正規表現
以下の項目を特定する場合、正規表現を使用しイベントを特定します。
[ラベルの特定]
[ホスト名の特定]
[監視イベント種別の特定]
[メッセージテキストの特定]
正規表現の詳細については、“正規表現の設定例”を参照してください。
正規表現 | 説明 |
---|---|
文字 | 文字を含む文字列を表します。 |
. | 任意の1文字を表します。 |
* | 直前の文字を反復することを表します。 |
^ | 文字列の先頭であることを表します。 |
$ | 文字列の末尾であることを表します。 |
[文字列] | 文字列中の任意の1文字を表します。 |
[^文字列] | 文字列以外の任意の1文字を表します。 |
[文字a-文字b] | 文字aから文字bまでの任意の1文字を表します。 |
[エラー種別]の特定
メッセージの[エラー種別]を指定します。
[エラー種別]による特定を行わない場合は、[特定しない]を指定ください。
[エラー種別]を特定する場合、以下の3種類のどれかを指定してください。
[エラー]
[警告]
[情報]
この例では、[情報]を指定します。
ラベルの特定
メッセージのラベルを指定します。ここでは、必ず半角で入力してください。
ラベルによる特定を行わない場合は、[特定しない]を指定してください。
メッセージのラベルを特定したい場合、通知されたメッセージのラベルを正規表現で、以下のように入力します。
イベントログ(アプリケーション)
AP:ソース名 |
イベントログ(システム、Directory Service、DNS Server、ファイル複製サービス、ハードウェア、DFSレプリケーション、Internet Explorer 、Key Management Service、Media Center、Virtual Server、Microsoft-Windows-Hyper-V-Config-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Config-Operational、Microsoft-Windows-Hyper-V-High-Availability-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Hypervisor-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Hypervisor-Operational、Microsoft-Windows-Hyper-V-Image-Management-Service-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Image-Management-Service-Operational、Microsoft-Windows-Hyper-V-Integration-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Network-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Network-Operational、Microsoft-Windows-Hyper-V-SynthNic-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-SynthStor-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-SynthStor-Operational、Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS-Admin、Microsoft-Windows-Hyper-V-Worker-Admin)
SY:ソース名 |
イベントログ(セキュリティ)
SE:ソース名 |
上記以外のカスタムイベントログも監視することができます。カスタムイベントログを監視する場合、イベントログ種別(ラベル先頭の2文字)を指定できます。詳細は“カスタムイベントログを監視する”を参照してください。
ラベルが設定されていないメッセージの場合、[ラベルなし]を指定してください。
この例では、“^AP:SafeCLUSTER$”を指定します。
メッセージテキストの特定
メッセージテキストを指定します。
メッセージテキストによる特定を行わない場合は、[特定しない]を指定してください。
メッセージテキストを特定したい場合、メッセージテキストを正規表現で入力します。入力できる文字は、2048バイトまでです。
この例では、“^2903: SafeCLUSTER: 情報: dmrcc: 2903: 状態遷移を開始します。”を指定します。
表示の形式を設定する
特定したメッセージをSystemwalker Centric Managerで監視するため、重要度の変更を行います。
また、SafeCLUSTERから発生したメッセージを分かりやすく表示するため、監視イベント種別を変更します。
ここでは、以下のように設定します。
変更項目 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|
重要度 | 一般 | 重要 |
監視イベント種別 | アプリケーション | 制御ミドルウェア |
監視イベント種別の登録
SafeCLUSTERのメッセージの監視イベント種別は、“アプリケーション”と表示されます。
ここでは、“制御ミドルウェア”と表示させるため、[サーバ環境定義]ダイアログボックスの[詳細設定]ボタンをクリックし、[サーバ環境定義詳細]ダイアログボックスから監視イベント種別を登録する必要があります。
追加ボタンをクリックし、“制御ミドルウェア”と入力します。
監視イベント種別の設定
監視イベント種別を変更したい場合に設定します。初期設定が“アプリケーション”となっています。
この例では、SafeCLUSTERから発生したメッセージを分かりやすく表示するため、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスの監視イベント種別の設定で“制御ミドルウェア”を指定してください。
重要度の設定
Systemwalker Centric Managerの監視イベント一覧に表示させるため、メッセージの重要度を変更します。
この例では、早急に対処する必要があるイベントのため、[メッセージ監視(詳細)]ダイアログボックスの重要度の設定で“重要”を設定してください。