本書では、構築したシステムに対して、以下の監視を行います。
ノード状態を監視/表示する
サーバやルータなどのノードに対して、状態の変化を監視します。ノード状態は、特定の時刻やポーリング間隔ごとのタイミングで監視され、起動状態から停止状態への遷移や、停止状態から起動状態への遷移が、Systemwalkerコンソールの[監視イベント一覧]にメッセージで通知されます。また、ノード状態は、Systemwalkerコンソールの[監視マップ]上のアイコンの色で表示されます。ノード状態に変化があった場合は、アイコンの色が変わります。
イベントを監視する
以下の富士通のミドルウェア製品をはじめとしたメッセージを監視します。
Systemwalker
Interstage
Symfoware など
これらの製品からメッセージが通知された場合は、イベントとしてSystemwalkerコンソールの[監視イベント一覧]に表示されます。
アプリケーションの稼働状況を監視する
監視製品のプロセスに対して、プロセスがダウンしていないか、および、規定のプロセスの数が動作しているかを監視します。
ネットワークの性能を監視する
サーバやネットワーク機器の回線トラフィックなどの性能情報を、グラフ表示します。初期設定では、性能監視で異常が発生しても、イベントとして通知されません。
性能情報は、SNMPプロトコルを使用して獲得していますので、ネットワーク性能を監視するためには、SNMPエージェントが必要です。