全体監視運用時の留意事項について説明します。
全体監視運用時のサーバ間連携についての留意事項
全体監視サーバと運用管理サーバ間では、監視イベントの状態(対処状況、対応者、メモ)の同期をとることができますが、次の注意が必要です。
対処連携するイベントの状態は、[対処済]または[保留]です。
同一時刻、およびサーバ間連携定義機能の[サーバ間連携定義詳細]として設定した[監視イベントの同期時間]の時間内に、同じ内容のイベントが複数発生している場合、1件のイベントを[対処済]にすると連携先システムでは、すべてのイベントが[対処済]となります。同様に、1件のイベントを[保留]にすると、連携先システムではすべてのイベントが[保留]となります。
返答要求メッセージは[返答]することにより、被監視システムで事象が解決され、自動的に[対処済]となります。返答要求メッセージに対して、[返答]を行わずに[対処済]、または[保留]とした場合、[対処済]、または[保留]を行ったサーバだけが[対処済]となります。
返答要求メッセージに対して[返答]を行った場合、監視イベントの状態(対処状況、対応者、メモ)は同期されません。
監視イベント一括対処(evtutlnt ustatusall)コマンドを使用した監視イベントの状態の変更は、同期されません。
以下の自動対処が実施される監視イベントの状態の変更は、同期されません。
アプリケーションの稼働違反メッセージ、しきい値違反メッセージ
Systemwalker Operation Managerから通知される“AP:jobschExit: エラー:399:”、または“UX:jobschExit: エラー:”で始まるメッセージ
[稼働状態の監視]ダイアログボックスで、[イベントの自動対処を行う]を選択した場合に発生する、稼働状態監視のメッセージ