DFS は、マスタサーバ、スレーブサーバ、開発実行環境サーバ、および連携サーバから使用できる、共用デバイス上の共用ディスクに作成します。
共用ディスクのデバイス名には、udev 機能により生成される by-id 名を使用します。by-id 名は、ハードディスクに設定されている個別識別情報から生成されるデバイス名です。
by-id 名を使用することにより、各サーバは常に同じデバイス名で特定のディスクにアクセスできます。
従来の互換デバイス名から by-id 名を特定するには、“udevinfo コマンド”または“udevadm コマンド”を使用します。
以下に、by-id 名の確認例を示します。
例
ファイルシステムを作成する互換デバイス名:/dev/sdc
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 5の場合
# udevinfo -q symlink -n /dev/sdc <Enter> disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370107 (省略)
Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 6の場合
# udevadm info -q symlink -n /dev/sdb <Enter> block/8:48 disk/by-id/ scsi-1FUJITSU_300000370107 (省略)
注意
“udevinfo コマンド”または“udevadm コマンド”で確認した by-id 名を使用するには、先頭に "/dev/" を追加する必要があります。
参照
“udevinfo コマンド”または“udevadm コマンド”の詳細については、各オンラインマニュアルページを参照してください。
注意
“fdisk コマンド”や“parted コマンド”などで共用ディスクのパーティション情報を変更した場合は、「Primesoft Distributed File System for Hadoop V1 ユーザーズガイド」の「fdisk で操作した共用ディスク装置のパーティション情報が反映されない」を参照して、すべてのサーバでパーティション情報を最新にしてください。
ポイント
DFS のファイルシステムは、Logical Unit(物理)単位またはディスクパーティション(論理)単位のどちらでも運用できます。
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager を使用したボリュームコピーを行う場合、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager がサポートするデバイスの単位に留意してください。
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager の詳細については、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。