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ETERNUS SF Express 15.0/ Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 バージョンアップガイド

4.1.3 バージョンアップインストール手順(Solaris版、Linux版)

Solaris版、Linux版のバージョンアップインストールには、以下の2通りの方法があります。

バージョンアップインストールの手順は、以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバにログインして、rootになります。

  2. DVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM 15.0B メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム」、「ETERNUS SF SC/ACM/Express 15.0B メディアパック (Linux 32bit版) マネージャープログラム」、または「ETERNUS SF SC/ACM/Express 15.0B メディアパック (Linux 64bit版) マネージャープログラム」を、DVD-ROMドライブに挿入します。

    DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。

  3. DVD-ROMをマウントします。自動マウントされる場合は、本作業は不要です。
    例:

    # mount /mount/dvd
  4. DVD-ROM内のインストールシェルが格納されているディレクトリに移動します。
    例:

    # cd /mnt/dvd/Manager_unix
  5. インストールシェルを実行します。

    デフォルトインストールの場合の例:

    # ./esfinstall.sh

    カスタムインストールの場合の例:

    # ./esfinstall.sh -s <インストールパラメーターファイル>

    <インストールパラメーターファイル>には、任意の場所に配置したインストールパラメーターファイルを絶対パスで指定します。

  6. インストール情報が表示されます。インストールを続行する場合は"y"、中断する場合は"q"を入力して、Enterキーを押します。

    +--------------------------------------------------------------+
    |                   ETERNUS SF V15.0                           |
    |                                                              |
    | All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU LIMITED 2012      |
    +--------------------------------------------------------------+
    
    Setting of installation parameter file.
      
        Installation_function:       ETERNUS SF Manager
    
        Character_code:         UTF8
    
        Port number
          ETERNUS_SF_Manager_apache_service: 9855
          Communications_service_1:          1226
          Communications_service_2:          4917
          Repository_service_1:              32004
          Repository_service_2:              15432
          Remote_access_service:             9851
          Exclusive_control_service:         9852
          Internal_port_1:                   28005
          Internal_port_2:                   28009
          Internal_port_3:                   28443
          Internal_port_4:                   24916
          Internal_port_5:                   24917
        Repository database setup
          DB_file_directory:             /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/db
          RDB_dictionary_directory:      /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dic
          RDB_log_file_directory:        /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/log
          Repository_DB_space_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dbsp
          Repository_data_size:          65
          Management_server_IP_address:
        AdvancedCopy_Manager_ARCH: 32bit
        esfpostgres_UID:
    
    Do you want to continue the installation? [y,q]:
  7. 旧製品のアンインストールを問い合わせる以下のメッセージが出力されます。旧製品をアンインストールして、本製品をインストールする場合は"y"、中断する場合は"q"を入力して、Enterキーを押します。

    An old version is installed in this system.
    Do you want to remove old version from this system? [y,q]:

    ポイント

    旧製品のアンインストール時の問合せに対しては、アンインストールを継続するよう、返答してください。

    アンインストールを中断すると、バージョンアップインストールが中断されます。その後、インストールを再実行すると、新規インストールと扱われます。

  8. インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが出力されます。

    INFO: ETERNUS SF was installed successfully.
  9. DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。
    例:

    # cd
  10. DVD-ROMをアンマウントします。
    例:

    # umount /mnt/dvd
  11. バージョンアップインストールに使用したDVD-ROMを装置から取り出します。

以上で、Solaris版、Linux版のStorage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールは終了です。

クラスタ運用でない場合は、続いて「4.1.4 バージョンアップインストール後の作業」を行ってください。

クラスタ運用の場合は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「運用管理サーバ業務のカスタマイズの準備」および「運用管理サーバ業務のカスタマイズ」を参照して、クラスタ運用のセットアップを行います。その後、「4.1.4 バージョンアップインストール後の作業」を行ってください。