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Kシリーズ端末エミュレータ V7.1 L40 使用手引書

16.3.2 送信時の問い合わせ

FEXPORTコマンド入力後、以下の場合において、ファイル送信時の問い合わせ画面が表示されます。指示に従ってパラメータを設定してください。

1.FEXPORTコマンドのオペランドで、パラメータリストファイル名を省略した場合

(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウが表示されます。

2.FEXPORTコマンドのオペランドで、パラメータリストファイル名と“送信時の問い合わせ画面あり”を指定した場合

(5)の[パラメータリストファイル指定]ウィンドウが表示されます。

3.FEXPORTコマンドのオペランドで、パラメータリストファイル名と“送信時の問い合わせ画面なし(自動送信)”を指定して、パラメータに誤りがあった場合

(5)の[パラメータリストファイル指定]ウィンドウが表示されます。


次にそれぞれのウィンドウについて説明します。


(1)[ファイル送信 設定]ウィンドウ

FEXPORTコマンドのオペランドで、パラメータリストファイル名の指定がない場合、最初に表示されます。

図16.14 DUETファイル送信(ファイル送信 設定)


■テキストファイル送信 設定...

送信するファイルの形式がテキストファイルであるときに選択します。

[テキストファイル送信 設定...]を選択すると、(2)の[テキストファイル送信 設定]ウィンドウが表示されます。

テキストファイルとは、Windows(R)のエディタ、あるいはホストのエディタで作成、編集可能なファイルを指し、その内部には文字データが格納されています。


■バイナリファイル送信 設定...

送信するファイルの形式がバイナリファイルであるときに選択します。

[バイナリファイル送信 設定...]を選択すると、(3)の[バイナリファイル送信 設定]ウィンドウが表示されます。

バイナリファイルとは、数値、実行可能プログラムなどのデータが格納されているファイルを指します。


■パラメータリストファイル指定...

パラメータリストファイルを指定する場合に選択します。

[パラメータリストファイル指定...]を選択すると、(5)の[パラメータリストファイル指定]ウィンドウが表示されます。


■転送中止

ファイル転送を中止する場合に選択します。

(2)[テキストファイル送信 設定]ウィンドウ

テキストファイルの送信に必要な設定を行います。

(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウで[テキストファイル送信 設定]を選択した場合、または(5)の[パラメータリストファイル指定]ウィンドウで送信用テキストファイル形式のパラメータリストを指定し[設定...]を選択した場合に表示されます。

図16.15 DUETファイル送信(テキストファイル送信 設定)


■送信ファイル名

送信するファイル名を指定します。パスを指定しない場合、ログインユーザのドキュメントフォルダ(通常はC:\Users\[ログインユーザ名]\Documents)を検索します。


■参照...

[ファイルの指定]ダイアログボックスを表示します。


■英数カナ変換

JISコードからEBCDICコードの変換を行うため、コード変換の方法を指定します。

EBCDIC-カナ、英小文字、ASCIIのいずれかを選択します。


■レコード形式

送信ファイルのレコード形式を指定します。

ASPに送信する場合は、固定長を指定してください。


■レコード長

レコード長を指定します。

可変長レコード形式が指定されている場合は、最大レコード長を意味します。

ASPに送信して、原始テキストとして格納する場合は、80バイトを指定してください。


■タブストップの変換

タブストップの変換方法を指定します。

0を指定するとタブコードは変換されず、そのまま送信されます。

1~20の範囲で指定すると、指定した文字数ごとにタブコードをスペースコードに変換します。


■漢字変換

漢字の変換方法を指定します。

新JIS

非漢字、第1水準・第2水準とユーザ作成のJEF変換テーブルを利用した変換。


■拡張漢字のサポート

必ず‘未サポート’を指定してください。

ただし、ホスト側製品の使用法において、ファイル転送時の「拡張漢字のサポート」の設定を‘サポート’にする指示があった場合に限り、その製品の使用法に従って変更してください。


■転送開始

設定内容を使用してファイルの転送を開始します。

ファイルの転送を開始すると(6)の[DUETファイル転送/送信]ウィンドウが表示されます。


■登録...

(4)の[パラメータリストファイルへの登録]ウィンドウが表示されます。

現在の設定内容をパラメータリストとして、パラメータリストファイルに登録することができます。


■キャンセル

設定を取り消して、(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウに戻ります。

(3)[バイナリファイル送信 設定]ウィンドウ

バイナリファイルの送信に必要な設定を行います。

(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウで[バイナリファイル送信 設定]を選択した場合、または(5)の[パラメータリストファイル指定]ウィンドウで送信用バイナリファイル形式のパラメータリストを指定し[設定...]を選択した場合に表示されます。

図16.16 DUETファイル送信(バイナリファイル送信設定)


■送信ファイル名

送信するファイル名を指定します。パスを指定しない場合、ログインユーザのドキュメントフォルダ(通常はC:\Users\[ログインユーザ名]\Documents)を検索します。


■参照...

[ファイルの指定]ダイアログボックスを表示します。


■レコード長

レコード長を指定します。

バイナリファイルの場合は、すべて固定長レコードとなります。


■転送開始

設定内容を使用してファイルの転送を開始します。

ファイルの転送を開始すると(6)の[DUETファイル転送/送信]ウィンドウが表示されます。


■登録...

(4)の[パラメータリストファイルへの登録]ウィンドウが表示されます。

現在の設定内容をパラメータリストとして、パラメータリストファイルに登録することができます。


■キャンセル

設定を取り消して、(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウに戻ります。


(4)[パラメータリストファイルへの登録]ウィンドウ

各設定ウィンドウで[登録...]を指定した場合に表示され、設定ウィンドウでの設定内容を既存または新規のパラメータリストファイルに登録することができます。

図16.17 DUETファイル送信(パラメータリストファイルへの登録)


■パラメータリストファイル名

設定内容を登録するパラメータリストのファイル名を指定します。

パスを指定しない場合、「環境設定保存フォルダ」を検索します。

FEXPORTコマンドでのパラメータリストファイル名の指定は8文字以内ですが、ここでの指定はファイル名とパスを合わせて255文字以内です。

存在しない場合、指定したファイル名で新規作成されます。


■開く

指定したパラメータリストファイルを開き、設定情報を読み込みます。


■参照...

[ファイルの指定]ダイアログボックスを表示します。


■パラメータリスト識別番号

パラメータリスト識別番号を指定します。

識別番号は1~20の範囲で指定できます。


■パラメータリスト識別名

パラメータリスト識別名を指定します。

識別名は8文字以内で入力してください。


■識別名リスト

指定パラメータリストファイルの登録内容を表示します。

識別名リストには、左から順にパラメータリスト識別番号、送受信識別、ファイル形式、パラメータリスト識別名が表示されます。


■登録情報

パラメータリストファイルに登録する設定内容を表示します。


■登録

設定内容を、指定パラメータリストファイルのパラメータ識別番号で指定した位置に、パラメータ識別名を付けて登録します。

登録後は、各設定ウィンドウへ戻ります。


■キャンセル

パラメータリストファイルへの登録をせずに、各設定ウィンドウへ戻ります。

(5)[パラメータリストファイル指定]ウィンドウ

既存のパラメータリストファイルより登録済の設定情報を読込みます。

(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウで[パラメータリストファイル指定]を選択した場合、またはFEXPORTコマンドでパラメータリストファイル名と“ファイル送信時の問い合わせあり”を指定した場合に表示されます(パラメータリストの指定に誤りがあった場合にも表示されます)。

図16.18 DUETファイル送信(パラメータリストファイル指定)


■パラメータリストファイル名

設定内容を読み込むパラメータリストファイル名を指定します。

パスを指定しない場合、「環境設定保存フォルダ」を検索します。


■開く

指定したパラメータリストファイルを開き、設定情報を読み込みます。


■参照...

[ファイルの指定]ダイアログボックスを表示します。


■パラメータリスト識別番号

パラメータリスト識別番号を指定します。

識別番号は1~20の範囲で指定できます。


■識別名リスト

指定パラメータリストファイルの登録内容を表示します。

識別名リストには、左から順にパラメータリスト識別番号、送受信識別、ファイル形式、パラメータリスト識別名が表示されます。


■設定情報

指定パラメータリストファイルの登録内容を詳細に表示します。


■転送開始

指定パラメータリストファイルから取得した設定内容を使用してファイルの転送を開始します。

ファイルの転送を開始すると、(6)の[DUETファイル転送/送信]ウィンドウが表示されます。


■設定

指定パラメータリストファイルから設定内容を取得し、各送信設定ウィンドウを表示します。


■キャンセル

パラメータリストファイルからの設定情報取得をせずに(1)の[ファイル送信 設定]ウィンドウに戻ります。

(6)[DUETファイル転送/送信]ウィンドウ

ファイルの送信を開始すると次のウィンドウが表示されます。

ウィンドウには転送状態を表す情報が表示されます。

図16.19 DUETファイル送信(DUETファイル転送/送信)


■転送状態情報

送信ファイル名

現在送信中のファイル名を表示します。

転送量

現在の転送量をバイト単位で表示します。

(パソコン-ホスト間の転送率を表示する。)

経過時間

転送開始から現在までの経過時間を表示します。


■中止

ファイルの転送処理を中止します。