ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 クラスタ適用ガイド

D.1.1 Linux版/HP-UX版クラスタで必要なリソース

AdvancedCopy ManagerエージェントをLinux版/HP-UX版のクラスタシステムに導入する場合、以下のリソースが必要です。

  1. AdvancedCopy Manager用の引継ぎIPアドレス

    クラスタシステムで運用する際に使用する、AdvancedCopy Managerの業務ごとに一意のIPアドレスを割り当てます。

    AdvancedCopy Manager用に新規論理IPアドレスを準備し追加することを推奨します。

    新規に割り当てる場合、既存の業務がIPアドレスを引継ぎリソースとしていて、IPアドレスリソースを追加しても業務に支障がないことを確認してください。

    既存の論理IPアドレスを使用する場合、論理IPアドレスをAdvancedCopy Managerと共有することで、すでに論理IPアドレスを使用している製品に問題が発生しないことを確認してください。

  2. AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティション

    AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティションを共有ディスク上に準備します。必要なパーティション数は下表のとおりです。AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なパーティション数であることに注意してください。確保する共有ディスクの容量は、「7.2 共有ディスクの容量」を参照してください。

    表D.1 AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なパーティション数

    名称

    管理対象サーバ業務

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク

    1

    合計パーティション数

    1

    注意

    • AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクは、クラスタシステムの共有ディスクとして定義してください。

    • AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクは、AdvancedCopy Managerを利用してバックアップ、レプリケーションを実施しないディスクを割り当ててください。

    • AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクは、ファイルシステムで使用します。AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクがマウントできるようにしてください。

    参照

    共有ディスクの設定方法とファイルシステムの設定方法は、使用しているクラスタソフトウェアのマニュアルおよびOSのマニュアルを参照してください。