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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 クラスタ適用ガイド

付録C Windows Server 2008 x64環境でのクラスタ設定

ここでは、以下の環境で管理対象サーバをクラスタ設定する手順について説明します。

かつ、

クラスタの設定手順は以下のとおりです。WSFCの設定方法は、Microsoft Server Failover Clusteringのマニュアルを参照してください。

  1. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順1から手順3を実施します。

  2. WSFCで以下のリソースを作成します。

    • 「サービスとアプリケーションフォルダ」に業務名のアプリケーションフォルダを作成

      [操作]-[その他のアクション]-[空のサービスまたはアプリケーションの作成]で、アプリケーションフォルダを作成します。

    • IPアドレスリソースを作成

      [操作]-[リソースの追加]-[その他のリソース]-[2-IPアドレスの追加]で行います。

  3. IPアドレスリソースのプロパティを設定します。

    リソース名に任意の値を設定します。
    使用するネットワーク(サブネット)を選択します。
    静的IPアドレスに論理IPアドレスを設定します。

  4. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順4および手順5を実施します。

  5. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順6を実施します。

    [クラスタセットアップコマンドの設定画面]で“既存のIPアドレスリソースを使用”を選択してください。

  6. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順7から手順8を実施します。

  7. プライマリノードのクラスタセットアップを終了します。

    swstf8100のメッセージが表示されます。次に進んでください。

  8. 引き続き、セカンダリノードの設定を実施します。
    8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順10から手順16を実施します。

  9. セカンダリノードのクラスタセットアップを終了します。

    swstf8514のエラーが発生しますが、そのまま次に進んでください。

  10. リソースの設定を行います。

    1. WSFC管理で、次のリソースを削除します。

      AdvancedCopy COM Service_論理ノード名 ()

      : 論理ノード名は「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した値です。

    2. 以下のサービスをリソースに追加します。

      AdvancedCopy Manager COM Service for 論理ノード名 ()

      : 論理ノード名が付いているサービスを追加してください。論理ノード名は、「クラスタセットアップコマンドの設定画面」で指定した値です。リソース名は「AdvancedCopy COM Service_論理ノード名」にしてください。

    3. 上記のサービスに、依存関係を設定します。

      共有ディスクのリソースを追加してください。

  11. 定義ファイルを編集します。

    1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniを編集します。

      [Secondary]タグのSetupの値を、“YES”に変更します。

    2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
      ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です)

      [論理ノード名]タグのSetupの値を、“YES”に変更してください。

    引き続き、セカンダリノードBの設定を行います。
    カスケード運用の場合は、次に進んでください。
    1:1運用待機、相互待機、またはn:1運用待機の場合は、手順16に進んでください。

  12. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順18から手順25を実施します。

  13. セカンダリノードBのクラスタセットアップを終了します。

    swstf8514のエラーが発生しますが、そのまま次に進んでください。

  14. 定義ファイルを編集します。

    1. <共有ディスク>\etc\opt\swstorage\clsetup.iniの最後尾に、次の3行を追加します。

      [Secondary_2]
      Setup=YES
      Date=00/00/00 00:00:00

      なお、3台目のセカンダリノードの場合は、上記の[Secondary_2]を[Secondary_3]としてください。

    2. $INS_DIR\env\swcluster.iniを編集します。
      ($INS_DIRは、AdvancedCopy Managerをインストールしたときの「プログラムディレクトリ」です)

      [論理ノード名]タグのSetupの値を、“YES”に変更してください。

  15. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順27から手順29を実施します。

    セカンダリノードBとなるノードが残っている場合は、そのノードで、手順12から実施してください。

  16. 8.4.2 カスタマイズ作業詳細」の手順30から手順32を実施します。

以上で作業は終了です。