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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 クラスタ適用ガイド

16.2.6 プライマリノードでの設定解除

プライマリノードで、各設定を解除します。

16.2.6.1 AdvancedCopy Managerマネージャーの設定解除

AdvancedCopy Managerマネージャーの設定を解除します。

  1. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    共有データ用共有ディスクおよびAdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクに、他のユーザーがアクセスしないようにして、プライマリノードで次のコマンドを実行してください。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n nodeMGR

    注意

    導入時に指定したロケールで実行してください。
    ただし、事前にSymfowareが導入されていた場合は、Symfoware導入時のロケールで実行してください。

    コマンドの詳細は、「20.3.1 stgclunset_safe(Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER 環境解除コマンド)」を参照してください。

  2. 削除対象を確認します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_safe -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : SafeCLUSTER or PRIMECLUSTER
            Node type : Primary
            IP Address : 10.10.10.10
            Mount point : /esfmnt
            Node name : nodeMGR
            Service : manager_service
            Resource : Procedure
            Function : Management Server
            Number : 1
            MODE : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されます。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  3. データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認し、“y”を入力してEnterキーを押します。

    +----------------------------------------------------------------+
    |                                                                |
    | AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。       |
    |                                                                |
    | [注意]                                                         |
    | 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。               |
    | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。         |
    |                                                                |
    +----------------------------------------------------------------+
    処理を続けますか? [y/n] ==> y
  4. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #
  5. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に/etc/servicesに設定した、以下のデーモンを削除します。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesから削除してください。

    • 業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名

16.2.6.2 AdvancedCopy Manager CCMの設定解除

AdvancedCopy Manager CCMの設定を解除します。

  1. .install.sysファイル、.stxc_install.sysファイル、sys.propertiesファイルを上書きコピーします。

    以下のコピー元のファイルをコピー先に上書きコピーしてください。

    コピー元ファイル名

    コピー先ファイル名

    /opt/FJSVccm/noncluster/micc/sys/.install.sys

    /opt/FJSVccm/micc/sys/.install.sys

    /opt/FJSVccm/noncluster/bin/.stxc_install.sys

    /opt/FJSVccm/bin/.stxc_install.sys

    /opt/FJSVccm/noncluster/sys/sys.properties

    /opt/FJSVccm/sys/sys.properties

  2. コピー元ファイルがあるディレクトリを削除します。

    以下のディレクトリごと削除してください。

    /opt/FJSVccm/noncluster

16.2.6.3 Storage Cruiserマネージャーの設定解除

Storage Cruiserマネージャーの設定を解除します。

  1. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにして、プライマリノードで以下のコマンドを実行します。

    # /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup

    共有データ用共有ディスクのデータ量に対してセカンダリノードのローカルディスクの空き容量が不足している場合は、以下のように、-lオプションを指定して実行します。

    # /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup -l
  2. 削除対象を確認します。

    ETERNUS SF Storage Cruiser settings were as follows.
          Cluster system : PRIMECLUSTER
          Node type      : Primary
          Mount point    : /esfmnt
          IP Address     : 10.10.10.10
          Mode         : Normal
     (restore from Shared Disk)Manager cluster deletion : Are you sure? [y,n,?]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力します。

  3. 以下のメッセージが表示されることを確認します。

    FJSVrcx:INFO:27702:esc_clunsetup:primary node deletion completed

16.2.6.4 共通設定解除

  1. 5.2.1.1.4 共有ディスクのリンク設定」で設定した、シンボリックリンクを削除します。

  2. 5.2.1.1.3 動的ディスクのファイルコピー」の手順2で変更したディレクトリ名を、元のディレクトリ名に戻します。

  3. OSがETERNUS SF Managerの起動停止処理を制御する設定に戻します。

    1. プライマリノードで、以下のコマンドを実行します。

      # ls /etc/rc*.d/*SFmanager*
    2. 上記のコマンドで出力されたすべてのファイルを、変更前のファイル名に戻します。

      ファイル名の先頭から“X”を削除して、リネームしてください。

      以下は、コマンド実行例です。

      # mv /etc/rc2.d/XS99startSFmanager /etc/rc2.d/S99startSFmanager
  4. ETERNUS SF Managerで使用する共有データ用共有ディスクとリポジトリ用共有ディスクを、プライマリノードでアンマウントします。