バックアップの定期実行を行うためには、以下の2つの設定が必要です。
ベースバックアップの定期実行の設定
WALファイル退避の定期実行の設定
注意
本手順によりバッチファイルを、タスクスケジューラを使用して起動させた場合、バッチファイルが実行されている間、コマンドプロンプトが表示されます。このコマンドプロンプトは閉じないでください。
オンラインバックアップを定期実行している際にエラーが発生すると、エラーコード67198のメッセージがログファイルに出力されます。エラーの発生を監視する場合には、ログファイルを監視するソフトウェアで、このエラーメッセージを監視してください。エラーメッセージの詳細については、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「3.1.11 671XX系」の「メッセージ67198」を参照してください。
ベースバックアップの定期実行の設定
ベースバックアップを定期的に取得するように設定します。
コマンドを定期的に実行する仕組みとして、Windowsのタスクスケジューラを使用します。タスクスケジューラの設定方法の詳細は「Windowsのヘルプ」を参照してください。
ここでは、例として"毎月1日、3:00AM"にバックアップを実施する設定手順を説明します。
Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [タスクスケジューラ]で、タスクスケジューラを起動します。
タスクを階層管理する場合、次の手順でフォルダーを作成します。
タスクスケジューラのメニューで、"タスクスケジューラライブラリ"を選択した後、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、表示されたダイアログボックスで任意のフォルダー名を入力し、<OK>ボタンをクリックします。
作成されたフォルダーを選択し、タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、フォルダーを作成することで、さらに深い階層とすることができます。
ポイント
タスクスケジューラ上でフォルダーを作成し、タスクを階層管理することができます。複数のタスクを登録する必要がある場合など、フォルダーを作成することでタスクの管理を効率よく行うことができます。
タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [基本タスクの作成]を選択し、"基本タスクの作成ウィザード"を表示します。
ポイント
任意のフォルダーを選択してからこれ以降の操作を行うと、そのフォルダー配下にタスクが登録されます。フォルダーを選択しなければ、"タスク スケジューラ ライブラリ"に登録されます。
[名前]欄に任意のタスクの名前(例えば、"月次バックアップ")を入力し、<次へ>ボタンをクリックします。
タスクのトリガーとして"毎月"を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。
[開始]欄に、定期バックアップを開始する日時を設定します。
例)翌月の"1日"の日付と"3:00:00"を設定します。
[月]欄で、"すべての月を選択"をチェックします。
[日]欄で、"1"をチェックします。
<次へ>ボタンをクリックします。
タスクの操作として[プログラムの開始]を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。
<参照>ボタンをクリックし、[プログラム/スクリプト]欄に、ベースバックアップ用のバッチファイルを設定します。
例
C:\work\backupall.bat
@echo off
echo "Resource Manager Cloud Edition Resources backup Start"
call "{インストールフォルダー}\SVROR\Manager\bin\rcxmgrbackup" -directory {保存先フォルダー} -base
echo "Resource Manager Cloud Edition Resources backup End"
rcxmgrbackupコマンドの詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.8.11 rcxmgrbackup」を参照してください。
[引数の追加(オプション)]欄に、コマンドの出力をログファイルに出力するための文字列を設定します。
例)「>>F:\backup\backupall.log 2>&1」
<次へ>ボタンをクリックします。
タスクの設定を確認し問題なければ、<完了>ボタンをクリックします。
差分バックアップの定期実行の設定
差分バックアップを定期的に実施するよう設定します。
ここでは、例として"毎時間"差分バックアップを退避する設定手順を説明します。
ポイント
"基本タスクの作成ウィザード"での設定では、1日より短い時間間隔での実行設定が行えないため、一旦、別の頻度のタスクを登録し、後からプロパティを変更します。
Windowsの[スタート]メニューから、[管理ツール] > [タスクスケジューラ]で、タスクスケジューラを起動します。
タスクを階層管理する場合、次の手順でフォルダーを作成します。
タスクスケジューラのメニューで、"タスクスケジューラライブラリ"を選択した後、 [操作] > [新しいフォルダー]を選択し、表示されたダイアログボックスで任意のフォルダー名を入力し、<OK>ボタンをクリックします。
作成されたフォルダーを選択し、タスクスケジューラのメニューで、[操作] > [新しいフォルダー]を選択し、フォルダーを作成することで、さらに深い階層とすることができます。
ポイント
タスクスケジューラ上でフォルダーを作成し、タスクを階層管理することができます。複数のタスクを登録する必要がある場合など、フォルダーを作成することでタスクの管理を効率よく行うことができます。
タスクスケジューラのメニューで[操作] > [基本タスクの作成]を選択し、"基本タスクの作成ウィザード"を表示します。
ポイント
任意のフォルダーを選択してからこれ以降の操作を行うと、そのフォルダー配下にタスクが登録されます。フォルダーを選択しなければ、"タスク スケジューラ ライブラリ"に登録されます。
[名前]欄に任意のタスクの名前(例えば、"定期WAL切替え")を入力し、<次へ>ボタンをクリックします。
タスクのトリガーとして"毎日"を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。
[開始]欄に、オンラインバックアップ(WAL)を開始したい日時を設定します。
例)翌日の日付と"0:00:00"を設定します。
[間隔]欄は、"1"日を設定します。(デフォルトで設定されています。)
<次へ>ボタンをクリックします。
タスクの操作として[プログラムの開始]を選択し、<次へ>ボタンをクリックします。
<参照>ボタンをクリックし、[プログラム/スクリプト]欄に、オンラインバックアップ(WAL)用のバッチファイルを設定します。
例
C:\work\hourlybackup.bat
@echo off
echo "Resource Manager Cloud Edition Resources backup Start"
call "{インストールフォルダー}\SVROR\Manager\bin\rcxmgrbackup" -dir {保存先フォルダー}
echo "Resource Manager Cloud Edition Resources backup End"
rcxmgrbackupコマンドの詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.8.11 rcxmgrbackup」を参照してください。
[引数の追加(オプション)]欄に、コマンドの出力をログファイルに出力するための文字列を設定します。
例)「>>F:\backup\hourlybackup.log 2>&1」
<次へ>ボタンをクリックします。
タスクの設定を確認し問題なければ、<完了>ボタンをクリックします。
タスクの一覧から登録したタスクを選択し、[操作] > [プロパティ]でプロパティを開きます。
[トリガー]タブを開き、既存のトリガーを選択し、<編集>ボタンをクリックします。
[詳細設定]の[繰り返し間隔]チェックボックスをチェックし、"1時間"を選択します。(デフォルトで選択されています。)
[継続時間]は、"1日間"を選択します。(デフォルトで選択されています。)
<OK>ボタンをクリックし、タスクの編集を終了します。