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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 導入ガイド

6.4.5 申請プロセスから送信されるメールの設定

申請プロセスからメールを送信するためには、管理サーバにメールサーバおよびメール送信者の情報を登録する必要があります。

メールサーバおよびメール送信者の情報登録

システム管理者でログインし、以下の手順により管理サーバへのメールサーバおよびメール送信者の登録を行います。

  1. 起動状態を確認します。

    swrba_statusコマンドにより、自動運用プロセスを使用するために必要な機能が起動されているかを確認してください。起動していない場合にはswrba_startコマンドにより起動します。swrba_startコマンドについては、手順6を参照してください。

    【Windows】

    > <本製品のインストールディレクトリ>\SWRBAM\bin\swrba_status

    【Linux】

    # /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_status
  2. メール送信時にSMTPサーバへの認証を行う場合には、SMTPサーバの認証に使用するユーザーのパスワードを暗号化します。以下のコマンドにより、パスワードを暗号化します。

    メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合には、本手順は不要です。

    【Windows】

    > <本製品のインストールディレクトリ>\IBPM\server\deployment\bin\EncryptPassword.bat -e "パスワード"
    -------ENCRYPTED PASSWORD-------
    暗号化パスワード

    【Linux】

    # /opt/FJSVibpm/client/samples/configuration/EncryptPassword.sh -e "パスワード"
    -------ENCRYPTED PASSWORD-------
    暗号化パスワード
  3. メールサーバおよびメール送信者の定義ファイルを準備します。

    以下の2種類のファイルを作成します。ファイルは任意の場所に作成することができます。

    1. SMTPサーバの設定ファイル(smtpserver.conf)

      以下の項目を設定します。

      項目名

      説明

      初期値

      SMTPServerHost

      メールの送信に利用するSMTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。

      localhost

      SMTPServerPort

      メールの送信に利用するSMTPサーバのポート番号を指定します。

      25

      SMTPUserName

      メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーの名前を指定します。

      メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合は「\」(エンマークおよび半角空白)を指定します。

      なし

      SMTPPassword

      メール送信時にSMTPサーバへの認証に使用するユーザーのパスワードを指定します。

      メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合は「\」(エンマークおよび半角空白)を指定します。

      なし

      メール送信時にSMTPサーバへの認証を行う場合の設定例を以下に示します。

      SMTPServerHost=swrba.mail.server
      SMTPServerPort=25
      SMTPUserName=swrbamailuser
      SMTPPassword=暗号化パスワード

      メール送信時にSMTPサーバへの認証を行わない場合の設定例を以下に示します。

      SMTPServerHost=swrba.mail.server
      SMTPServerPort=25
      SMTPUserName=\ (注)
      SMTPPassword=\ (注)

      注)\の後には必ず半角空白を入れてください。

    2. メール送信者の設定ファイル(emailaddress.conf)

      以下の項目を設定します。

      項目名

      説明

      初期値

      ServerEmailAddress

      メールに付与されるメールの送信者(fromアドレス)をメールアドレスの形式で指定します。

      postmaster@example.com

      設定例を以下に示します。

      ServerEmailAddress=swrbamailuser@swrba.mail.server
  4. メールサーバおよびメール送信者の情報を登録します。メールサーバの定義およびメール送信者の定義のそれぞれについて登録を行います。

    【Windows】

    > <本製品のインストールディレクトリ>\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat smtpserver.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード

    注)プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に「swrbadb」が設定されます。

    【Linux】

    # /opt/FJSVibpm/server/deployment/bin/importProperties.sh smtpserver.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード

    注)プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に「swrbadb」が設定されます。

  5. メール送信者の登録

    メール送信者を登録します。

    【Windows】

    > <本製品のインストールディレクトリ>\IBPM\server\deployment\bin\importProperties.bat emailaddress.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード Default

    注)プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に「swrbadb」が設定されます。

    【Linux】

    # /opt/FJSVibpm/server/deployment/bin/importProperties.sh emailaddress.conf プロセス管理用のデータベースアクセスアカウント プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワード Default

    注)プロセス管理用のデータベースアクセスアカウントおよびプロセス管理用のデータベースアクセスアカウントのパスワードには、インストール時に「swrbadb」が設定されます。

    最後に必ず「Default」オプションを指定してください。

  6. 再起動します。

    設定した情報を反映させるために、swrba_stopコマンドにより停止した後に、再度swrba_startコマンドにより起動してください。

    1. 停止

      【Windows】

      > <本製品のインストールディレクトリ>\SWRBAM\bin\swrba_stop

      【Linux】

      # /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop
    2. 起動

      【Windows】

      > <本製品のインストールディレクトリ>\SWRBAM\bin\swrba_start

      【Linux】

      # /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start