図1.6 高速切替方式のシステム構成
図1.7 NIC切替方式のシステム構成
図1.8 仮想NIC方式のシステム構成
図1.9 GS連携方式のシステム構成
伝送路二重化機能は、以下のコンポーネントから構成されます。
本体装置 | PRIMEQUEST、PRIMERGY | |
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NIC(ネットワークインタフェースカード) | 富士通製の以下のカードを使用することができます。
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スイッチ/HUB(NIC切替方式、仮想NIC方式による運用時) | 以下のスイッチ/HUBを使用する必要があります。
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基本ソフトウェア(OS) | 伝送路二重化機能が対応する基本ソフトウェアの詳細については、インストールガイドを参照してください。 | |
インタフェース | 物理インタフェース | それぞれのNICにより生成されるインタフェースです。(ethX等) |
タグVLANインタフェース | タグVLAN機能(IEEE802.1Q)により生成されるインタフェースです。(eth0.2、eth1.3等) 仮想NIC方式では、タグVLAN通信は仮想インタフェース上にタグVLANインタフェース(sha0.X 等)を生成することで、タグVLANの通信を冗長化します。 | |
仮想インタフェース | 伝送路二重化機能により生成されるインタフェース(sha0、sha1等)です。伝送路二重化機能を利用するTCP/IPアプリケーションは、本インタフェースに割り付けられた仮想ネットワーク(仮想IPアドレス)を通して通信を行います。 なおNIC切替方式では、構成情報の識別子として仮想インタフェース名を使用しますが、仮想ネットワークは生成されません。この場合は、実ネットワークに対して論理IPアドレスが割り付けられます。伝送路二重化機能を利用するTCP/IPアプリケーションは、この論理IPアドレスを通して通信を行います。 | |
ネットワーク番号 | 高速切替方式およびGS連携方式 | 各物理インタフェース、および仮想インタフェースに対して、それぞれ異なるネットワーク番号を割り当てます。 |
NIC切替方式 | 本方式では仮想ネットワークを生成しないため、ネットワーク番号は1つだけ割り当てます。 | |
仮想NIC方式 | NICを同一セグメントに接続するため、ネットワーク番号は1つだけ割り当てます。 | |
IPアドレス | 高速切替方式 | 各物理インタフェースまたは仮想インタフェースに対して1つのIPアドレスの割り当てが必要です。仮想インタフェースについては、複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。本方式では、アドレス形式として、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスの双方の使用が可能です。 |
NIC切替方式 | 1つのIPアドレスの割り当てが必要です。また、設定により複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。本方式では、アドレス形式として、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスの双方の使用が可能です。 | |
仮想NIC方式 | アドレス形式として、IPv4アドレスおよびIPv6アドレスの双方の使用が可能です。 | |
GS連携方式 | 各物理インタフェースまたは仮想インタフェースに対して1つのIPアドレスの割り当てが必要です。仮想インタフェースについては、複数のIPアドレスを割り当てることも可能です。なお、使用可能なアドレス形式はIPv4アドレスのみです。 |