CD-ROM装置のないサーバマシンでインストール/アンインストールを行うため、事前にCD-ROM装置のあるサーバマシンでCD-ROMの内容をアーカイブします。
1) サーバマシンの準備
CD-ROM装置のあるサーバマシン(Solaris)と以下の製品CD-ROMを準備します。
必要なCD-ROM | コピー先ディレクトリ名 |
---|---|
Interstage Application Server Standard-J Edition メディアパック V10.1.0 サーバパッケージ 2/4 | Disk2 |
Interstage Application Server Standard-J Edition メディアパック V10.1.0 サーバパッケージ 3/4 | Disk3 |
Interstage Application Server Standard-J Edition メディアパック V10.1.0 サーバパッケージ 4/4 | Disk4 |
ポイント
アンインストールを実行する場合は、“Disk3”,“Disk4”は不要です。
2) CD-ROM資材格納先ディレクトリの作成
任意のディレクトリを作成し、そのディレクトリ配下にそれぞれのCD-ROM資材を格納するためのディレクトリ“Disk2”,“Disk3”,“Disk4”を作成します。なお、これ以降の作業はrootで実施してください。以下は、任意のディレクトリとして“/work/Interstage”を用意した場合の作業例です。
例
# su # パスワード: パスワードを入力 # mkdir /work/Interstage # mkdir /work/Interstage/Disk2 # mkdir /work/Interstage/Disk3 # mkdir /work/Interstage/Disk4
3) CD-ROMのマウントとCD-ROM資材のコピー
CD-ROMをCD-ROM装置に挿入し、マウントします。CD-ROMに格納された資材をそれぞれ適切なディレクトリにコピーします。
例
# mkdir <CD-ROMマウントディレクトリ> ※存在しない場合に作成 # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/<デバイスファイル名> <CD-ROMマウントディレクトリ> # cp -pr <CD-ROMマウントディレクトリ>/* /work/Interstage/Disk2/ # umount <CD-ROMマウントディレクトリ>
注意
CD-ROM資材のコピー先のディレクトリ名は、対象となるCD-ROMごとに固定です。
4) CD-ROM資材のアーカイブ
続いてCD-ROM資材を格納したディレクトリをアーカイブします。
例
# cd /work # tar cvf Interstage.tar Interstage # gzip Interstage.tar
ポイント
上記は、すべてのCD-ROM資材を1つにアーカイブする場合の作業例です。ディスクごとにアーカイブしても問題ありませんが、展開時の構成に注意してください。