ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

5.10.3 Oracle Thin JDBCドライバ(Type4)

環境変数の設定

Oracle JDBCドライバを動作させるための環境変数の設定例を以下に記載します。JDBCドライバ・格納先ディレクトリは、必要なJDBCクラス・ライブラリを格納した任意のディレクトリです。ドライバを入手するには、OracleのWebページから直接ダウンロードする方法や、Instant Clientをインストールする方法などがあります。詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。環境変数ORACLE_HOMEやTNS_ADMINなどは、必要に応じて設定してください。

設定項目

ドライバ・バージョン

設定値 (注)

クラスパス

Oracle11g Release2

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc6.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar

注) SolarisまたはLinuxの場合、「\」を「/」に読み替えてください。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

  • oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource


リソースタイプごとに使用するデータソースクラス名については、以下のように指定してください。

リソースタイプ

データソースクラス名

javax.sql.DataSource

oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

javax.sql.XADataSource

oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

javax.sql.ConnectionPoolDataSource

oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

プロパティ

以下に、JDBCドライバへ設定するプロパティの例を示します。指定可能なプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

プロパティ名

user

ユーザIDを指定します。

password

パスワードを指定します。

URL

以下を指定します。斜体部分は変数名です。

  • jdbc:oracle:thin:@//host_name:port_number/service_name

例) jdbc:oracle:thin:@//localhost:1521/customer_db_service


注意

プロパティ名userおよびpasswordにユーザIDとパスワードを指定してください。