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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

4.6 一括操作中の異常発生時の運用手順

一括操作時異常が発生した場合の操作について説明します。
基本的な動作を以下に示します。

前回操作

結果

次回可能操作

作成/更新/配備/配備のリトライ

一部失敗

作成/更新/配備/配備のリトライ。
前回失敗した管理対象サーバだけ実行します。

起動などの運用操作。
前回成功している管理対象サーバだけ実行します。

全部失敗

作成/更新/配備/配備のリトライ

削除/配備解除

一部失敗

停止/配備解除//削除

全部失敗

停止/配備解除/削除


以下に、IJServerを例に説明します。


定義変更を含む一括操作に失敗した場合(一部)

定義変更を含む一括操作とは、IJServerの新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を指します。これらの一括操作が一部の管理対象サーバのIJServerで失敗した場合、各管理対象サーバのIJServerごとに、成功/失敗の状態となります。この状態で、IJServerの起動などの運用操作を行うと、成功状態になっている管理対象サーバのIJServerだけが操作の対象となります。
本環境を復旧する場合は、再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を行ってください。
なお、この状態で、再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を実行すると、前回操作に失敗した管理対象サーバのIJServerだけが操作の対象となります。詳細については、「3.2 Interstageの環境構築」を参照してください。


定義変更を含む一括操作に失敗した場合(全部)

定義変更を含む一括操作とは、IJServerの新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を指します。これらの一括操作がすべての管理対象サーバで失敗した場合、すべての管理対象サーバのIJServerが失敗の状態となります。この状態では、運用操作を行うことができません。再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を実行して、IJServerを復旧してください。詳細については、「3.2 Interstageの環境構築」を参照してください。


配備解除、削除の一括操作に失敗した場合

削除/配備解除の一括操作が失敗した場合、そのサーバグループのIJServerに対しては、停止/削除だけ操作できます。起動/配備は運用できません。