ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)
Interstage

D.3.7 各種API

(7) 各種APIのサンプルプログラムの実行例を説明します。

種別

フォルダ(注1)

備考

net_disconnect

%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\api\net_disconnect_s, net_disconnect_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\api\net_disconnect_s, net_disconnect_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.Java\api\net_disconnect

(2)

set_client_request_timer

%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\api\set_client_request_timer_s, set_client_request_timer_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\api\set_client_request_timer_s, set_client_request_timer_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.Java\api\set_client_request_timer

(2)

string_to_object

%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C\api\string_to_object_s, string_to_object_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.C++\api\string_to_object_s, string_to_object_c
%OD_SAMPLES%\complex\samplelist.Java\api\string_to_object

(2)

注1)
ここで使用している環境変数は、以下です(Interstageのインストールフォルダ:デフォルト)

環境変数

OD_SAMPLES

C:\Interstage\ODWIN\src\sample

注2)
フォルダ名の最後に_sの付くフォルダがサーバアプリケーションフォルダ、_cの付くフォルダがクライアントアプリケーションフォルダです。それぞれフォルダ名が一致する_s、_cフォルダの組合せで使用します。


D.3.7.1 net_disconnect

<作成>

C言語の場合は、“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
C++言語の場合は、“D.3.1.2 静的インタフェース/各種データ型(C++言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
Java言語の場合は、“D.3.1.3 静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”の<作成>を参照してください。


<実行>

作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。
なお、Java言語の場合は<作成>の“環境変数の設定”を行ったコマンドプロンプトを使用してください。


1. SSL環境設定

SSLの環境設定を行います。詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“CORBAサービスでSSLを利用する方法”を参照してください。


2. サーバアプリケーションの登録

コマンドプロンプトを起動し、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを登録します。

register.bat

3. サーバアプリケーションの起動

exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。

start exec-SV.bat

4. コネクション数の確認(疎通前)

odprtcurparamコマンドを使用して、疎通前のコネクション数(IIOP_resp_conのvalueの値)を確認します。

odprtcurparam

5. クライアントアプリケーションの起動

コマンドプロンプトを起動し、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、クライアントアプリケーションを起動します。

exec-CL.bat

6. コネクション数の確認(疎通後)

サーバ側のコマンドプロンプトにおいて、odprtcurparamコマンドを使用して、疎通後のコネクション数(IIOP_resp_conのvalueの値)が疎通前より1だけ増加していることを確認します。

odprtcurparam

7. クライアントアプリケーションの終了

クライアント側のコマンドプロンプトにおいてEnterキーを押下し、クライアントアプリケーションを終了します。

8. サーバアプリケーションの終了

コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、stop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。

stop-SV.bat

9. サーバアプリケーションの登録削除

unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

unregister.bat

ポイント

  • クライアントアプリケーションにおいて、CORBA_ORB_net_disconnect(C言語)/CORBA::ORB::net_disconnect(C++言語)/com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB.net_disconnect(Java言語)をコメントアウトした上で作成/実行することにより、これらのAPIが通信資源(コネクション数)に与える影響を確認できます。
    該当のAPIをコメントアウトしたアプリケーションでは通信資源が解放されないため、“6. コネクション数の確認(疎通後)”においてコネクション数は疎通前より2だけ増加します。

注意

サーバ側無通信監視機能/クライアント側無通信監視機能の影響により、“6. コネクション数の確認(疎通後)”において期待する結果が得られないことがあります。この場合、再度アプリケーションを実行してください。


D.3.7.2 set_client_request_timer

<作成>

C言語の場合は、“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
C++言語の場合は、“D.3.1.2 静的インタフェース/各種データ型(C++言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
Java言語の場合は、“D.3.1.3 静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”の<作成>を参照してください。


<実行>

D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<実行>を参照してください。
なお、Java言語の場合は<作成>の“環境変数の設定”を行ったコマンドプロンプトを使用してください。

ポイント

set_client_request_timerのサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合、C言語/C++言語については“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”のポイントを参照してください。Java言語については“D.3.1.3 静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”のポイントを参照してください。


D.3.7.3 string_to_object

<作成>

C言語の場合は、“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
C++言語の場合は、“D.3.1.2 静的インタフェース/各種データ型(C++言語)”の<作成/サーバ>および<作成/クライアント>を参照してください。
Java言語の場合は、“D.3.1.3 静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”の<作成>を参照してください。


<実行>

作成したアプリケーションの実行手順を以下に示します。
なお、Java言語の場合は<作成>の“環境変数の設定”を行ったコマンドプロンプトを使用してください。


1. サーバアプリケーションの登録

コマンドプロンプトを起動し、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、registar.batを実行して、サンプルプログラムを実行するために必要なインプリメンテーションリポジトリIDの登録、およびオブジェクトリファレンスのファイル出力を実行します。

register.bat

2. サーバアプリケーションの起動

exec-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを起動します。

start  exec-SV.bat

3. クライアントアプリケーションの起動

コマンドプロンプトにおいて、クライアントアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、exec-CL.batを実行して、クライアントアプリケーションを起動します。なお、必要に応じて、Interstageのインストール環境にあわせてexec-CL.batを修正してください。

exec-CL.bat

4. サーバアプリケーションの終了

コマンドプロンプトにおいて、サーバアプリケーションフォルダへ現フォルダを移動します。その後、stop-SV.batを実行して、サーバアプリケーションを停止します。

stop-SV.bat

5. サーバアプリケーションの登録削除

unregister.batを実行して、不要となったサンプルプログラムのインプリメンテーションリポジトリIDとオブジェクトリファレンスを削除します。

unregister.bat

ポイント

string_to_objectのサーバアプリケーションは、ワークユニット上で動作させることも可能です。
サーバアプリケーションをワークユニット上で動作させる場合、C言語/C++言語については“D.3.1.1 静的インタフェース/各種データ型(C言語)”のポイントを参照してください。Java言語については“D.3.1.3 静的インタフェース/各種データ型(Java言語)”のポイントを参照してください。