IDLがサポートしているデータ型(型宣言で使用できるデータ型)を以下に示します。
データ型 | 型名 | 備考 | |
---|---|---|---|
基本データ型 | 整数型 (注) | short | 符号つきshort:-215~215-1 |
unsigned short | 符号なしshort:0~216-1 | ||
long | 符号つきlong:-231~231-1 | ||
unsigned long | 符号なしlong:0~232-1 | ||
long long | 符号つきlong long:-263~263-1 | ||
浮動小数点型 | float |
| |
double |
| ||
long double |
| ||
文字型 | char(8ビット) | システム間でコード系が異なると変換されます。 | |
wchar(16ビット) | |||
オクテット型 | octet(8ビット) | 文字型と異なり、システム間でデータ変換されません。 | |
ブーリアン型 | boolean | 真(TRUE)か偽(FALSE)のどちらか一方だけを示します。 | |
文字列型 | string | \0で終了する文字配列 | |
wstring | \0\0で終了する2byte文字の配列 | ||
列挙型 | enum |
| |
any型 | any | データ型を複合して使用するためのデータ型。構造体のメンバとして定義できます。 | |
シーケンス型 | sequence |
| |
構造体 | struct |
| |
共用体 | union |
| |
固定小数点型 | fixed | COBOLマッピング、OOCOBOLマッピングのみ | |
オブジェクトリファレンス | Object |
| |
interface |
| ||
タイプコード | TypeCode |
|
注)COBOLマッピング、OOCOBOLマッピングでは、以下の数値が使用可能です。他の言語とは異なるため、注意してください。
long:-999,999,999~999,999,999
unsigned long:0~999,999,999
short:-9,999~9,999
unsigned short:0~9,999
long long:-999,999,999,999,999,999~999,999,999,999,999,999
注意
OOCOBOLは、使用できません。
OOCOBOLは、Windows(R)クライアントアプリケーションで使用できます。
これらのデータ型には固定長と可変長があり、以下のように分類できます。
固定長データ | 可変長データ |
---|---|
|
|
コード変換の対象は、IDLファイルに記述された以下のデータです。
char
wchar
string
wstring