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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

15.4.1 クラスタシステムの環境を削除する

PRIMECLUSTERに作成したMQDクラスタサービスの環境を削除する手順について、以下の順番で説明しています。

15.4.1.1 サービス登録の削除

クラスタ運用管理ビューを使用して、サービス登録を削除します。

15.4.1.2 状態遷移プロシジャファイルのリソース削除

状態遷移プロシジャのリソース削除を行うには、MQDより提供する状態遷移プロシジャ削除用のシェルスクリプトを実行します。

基本機能用

シェルスクリプトのひな型は、以下のファイルで提供しています。

/opt/FJSVmqd/sample/DELPROC_MQD_INTERSTAGE

状態遷移プロシジャファイルのひな型は、以下の内容に設定しています。

拡張機能用

シェルスクリプトのひな型は、以下のファイルで提供しています。

/opt/FJSVmqd/sample/DELPROC_MQDSVC_INTERSTAGE (拡張機能用)

状態遷移プロシジャファイルのひな型は、以下の内容に設定しています。

削除する状態遷移プロシジャファイルに合わせて、シェルスクリプトを修正します。シェルスクリプトの修正内容は、MQD基本機能用、MQD拡張機能用とも同じです。

15.4.1.3 状態遷移プロシジャファイルの削除

各ノードに格納した状態遷移プロシジャファイルを削除します。状態遷移プロシジャファイルの削除は、状態遷移プロシジャファイル削除コマンドを実行することにより行います。-cオプションでBasicApplicationを指定してください。コマンドの詳細は“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。以下に、cldelprocコマンドの入力例を示します。

/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelproc -c BasicApplication MQD001.MQD_INTERSTAGE

15.4.1.4 MQDの拡張機能の環境を削除する

MQDの拡張機能の環境を削除します。MQDの拡張機能はMQDの基本機能の環境を削除する際に、一括して削除することが可能ですので、ここでは何もせず、MQDの基本機能の環境を削除するに進んでもよいです。

MQDの拡張機能の環境は片側のノードのみで実施します。MQD用のディスクリソースがオンラインになっているノードで各拡張機能の環境削除コマンドを実行してください。

イベントチャネル連携サービスの場合

イベントチャネル連携サービスをCORBAサービスから削除するコマンド(mqdnsgwrlsserver)はInterstageを起動した状態で、双方のノードで実行してください。

15.4.1.5 MQDの基本機能の環境を削除する

MQDの環境を運用系ノード、待機系ノードともに削除します。双方のノードの環境削除順序は問いません。環境を-hオプション指定で作成していないノードで環境削除を行う場合は、切替えディスクにアクセスできる状態でなければなりません。