サービス環境定義は、サービス環境を作成するための定義です。サービス環境定義は以下の形式で記述します。
記述形式
[MC_MAIN] retry = 再配信リトライ間隔 (分)
記述内容の説明
サービス環境情報を設定するセクションです。記述内容を表9.1 MC_MAINセクションの記述内容に示します。
なお、このセクションは省略可能です。省略した場合、サービス環境定義ファイルを作成する必要はありません。
キーワード | 省略 | データ型 | 記述方法 | 記述内容の説明 |
---|---|---|---|---|
retry | 可 | 数値 | 分単位で1~1440の範囲で指定します。 | 配信に失敗したメッセージを再配信する間隔を指定します。 |
記述例
サービス環境定義の記述例をサービス環境定義の記述例 (同報配信サービス)に示します。
[MC_MAIN] retry = 3 # 再配信リトライ間隔(分)
サービス定義は、同報配信を行うメッセージキューの対応関係を記述します。一つまたは複数のMC_GROUPセクションから構成されます。
サービス定義は以下の形式で記述します。
記述形式
[MC_GROUP] name = 同報グループ名 (配信元のメッセージキュー名) outquename = 配信先のメッセージキュー名 outquename = 配信先のメッセージキュー名 [MC_GROUP] name = 同報グループ名 (配信元のメッセージキュー名) outquename = 配信先のメッセージキュー名 outquename = 配信先のメッセージキュー名 outquename = 配信先のメッセージキュー名
記述内容の説明
同報グループごとに同報グループ内のメッセージキュー情報を記述します。このセクションは、最大64個まで記述できます。記述内容を表9.2 MC_GROUPセクションの記述内容に示します。
キーワード | 省略 | データ型 | 記述方法 | 記述内容の説明 |
---|---|---|---|---|
name | 不可 | 文字列 | mqdcrtqコマンドで指定したメッセージキュー名を記述します。 | 同報グループ名を指定します。同報グループ名には配信元のメッセージキュー名を指定してください。 |
outquename | 不可 | 文字列 | 同上 | 配信先のメッセージキューの名前を指定します。このキーワードは最大500個まで指定できます。 |
注意
サービス定義に記述できるメッセージキューの数は最大8190です。
同じメッセージキュー名を複数の同報グループのoutquenameに記述することができます。
同じメッセージキュー名をnameとoutquenameの両方に記述することはできません。
記述例
サービス定義の記述例をサービス定義の記述例 (同報配信サービス)に示します。
[MC_GROUP] # 同報グループ1 (2箇所へ配信する場合) name = INQ0011 # 同報グループ名 = 配信元のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0011 # 配信先のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0012 # 配信先のメッセージキュー名 [MC_GROUP] # 同報グループ2 (3箇所へ配信する場合) name = INQ0021 # 同報グループ名 = 配信元のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0021 # 配信先のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0022 # 配信先のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0023 # 配信先のメッセージキュー名 [MC_GROUP] # 同報グループ3 (重複して配信する場合) name = INQ0031 # 同報グループ名 = 配信元のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0011 # 配信先のメッセージキュー名 outquename = OUTQ0021 # 配信先のメッセージキュー名