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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

8.2.23 MQDPEEKMSGEX (複数のメッセージキューからメッセージを参照する)

機能説明

指定した複数のメッセージキューのいずれかのメッセージキューよりメッセージを参照します。

記述形式

CALL  "MQDPEEKMSGEX" USING  メッセージキューグループアドレス格納域名, 参照モード格納域名, 参照中止条件格納域名, メッセージキュー番号格納域名, メッセージヘッダ域名, メッセージ本体域名, 領域長格納域名, 復帰情報域名, 復帰値格納域名

パラメタ

メッセージキューグループアドレス格納域: POINTER

MQDCONNECTQEXプログラムから通知されたメッセージキューグループのアドレスをそのまま指定します。

参照モード格納域: PIC 9(9) COMP-5

メッセージがない場合の対処を指定します。

1: 非同期モード

メッセージがない場合には、すぐに復帰します。

2: 同期モード

メッセージが到着するまで待ちます。

参照中止条件格納域: PIC 9(9) COMP-5

メッセージの参照中止条件を指定します。

1: ANYQUEUE

メッセージキューグループ内のいずれかのメッセージキューが、削除・切断・使用禁止またはアクセス禁止の場合、メッセージの受信を中止して復帰します。

2: ALLQUEUE

メッセージキューグループ内のすべてのメッセージキューが、削除・切断・使用禁止またはアクセス禁止の場合、メッセージの受信を中止して復帰します。

メッセージキュー番号格納域: PIC S9(9) COMP-5

メッセージキューの番号が通知されます。番号は、MQDCONNECTQEXプログラムで指定したメッセージキュー名一覧の出現番号で、以下のように通知されます。

正数:メッセージキューの出現番号(先頭は1)
-1 :メッセージキューに関係なく異常復帰した場合

メッセージヘッダ域

メッセージヘッダを入れる領域を指定します。領域は発行元が用意します。メッセージヘッダの詳細については、“8.2.29 パラメタの詳細説明”を参照してください。

メッセージ本体域

メッセージ本体を入れる領域を指定します。領域は発行元が用意します。メッセージ本体の詳細については、“8.2.29 パラメタの詳細説明”を参照してください。

領域長格納域: PIC 9(9) COMP-5

メッセージ本体域の領域の長さを指定します。

復帰情報域

例外処理のための復帰情報が通知されます。エラー詳細コードには以下の値(10進数)が返されます。復帰情報の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。

メッセージキュー番号格納域に“-1”を通知するエラー詳細コード

16 (SYNTAX)
18 (NOSYSTEM)
19 (NOCONNECT)
21 (INVALIDAPI)
25 (DOWNRCV)
29 (DEADLOCK)
30 (BACKOUT)
32 (IO)
33 (NOMEMORY)
36 (PROCESSOVER)
38 (BUFFERLACK)
39 (TRANFILE)
40 (MSGFILE)
51 (UNITMSGOVER)
52 (UNITSUMOVER)
135 (MSGBODYLENGTH)
146 (PEEKMODE)
150 (PEEKCOND)


31 (OTHERTHR)

メッセージキュー番号格納域に正数を通知するエラー詳細コード

66 (NOQUE)
68 (NOMSG)
70 (QUEEND)
73 (QUERINHIBIT)
74 (PURGEMSG)
76 (UNITNOTCONT)

メッセージキュー番号格納域に正数、または、“-1”を通知するエラー詳細コード

22 (NOCONNECTQUE)

復帰値格納域: PIC S9(5) COMP-5

本プログラムの処理結果が通知されます。詳細は復帰値の説明を参照してください。

復帰値

本プログラムの処理結果が、復帰値格納域と特殊レジスタ“PROGRAM-STATUS”で以下のように通知されます。

正常時:0
異常時: -1

注意事項