Interstageのトランザクション環境下で、メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の、以下の注意事項について説明します。
リソース管理プログラム
ワークユニット定義
なお、Interstageのトランザクション機能の詳細については、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”および“リファレンスマニュアル(コマンド編)”,“リファレンスマニュアル(API編)”,“チューニングガイド”を参照してください。
Interstageのグローバルトランザクション配下では、Symfoware/RDBトランザクション連携機能を利用することはできません。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、MQD用リソース管理プログラムとは別に、MQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムが必要です。このMQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムのリソース定義ファイルでは、オープン文字列として以下の指定を記述します。
データベース名:MQDが使用するデータベース名‘MQD_MQDシステム名’を指定
コネクション名:MQDが使用するコネクション名‘MQD_MQDCONNECT’を指定
以下に、MQDが使用するデータベース用のリソース管理プログラムのリソース定義ファイルの記述例を示します。
NAME=mqdrdb RMNAME=RDBII OPENINFO=TO 'MQD_MQD001' USER 'mqdadmin/mqdadminpwd' AS 'MQD_MQDCONNECT' CLOSEINFO=
NAME=mqdrdb ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib RMNAME=RDBII OPENINFO=TO 'MQD_MQD001' USER 'root/system' AS 'MQD_MQDCONNECT' CLOSEINFO=
また、MQD用リソース管理プログラムのリソース定義ファイルには、データベース管理システムが使用する環境変数を指定する必要があります。
以下に、MQD用リソース管理プログラムのリソース定義ファイルの記述例を示します。
NAME=mqdrsc RMNAME=XA_MQD OPENINFO=MQD:MQD001 CLOSEINFO=
NAME=mqdrsc ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib RMNAME=XA_MQD OPENINFO=MQD:MQD001 CLOSEINFO=
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ワークユニット定義には以下の記述が必要です。
MQDが使用する環境変数‘MQD_QMDBXA=1’
MQDが使用するデータベースのリソースマネージャ情報
データベース管理システムが使用するライブラリパス
なお、環境変数‘MQD_QMDBXA’の指定がない場合や環境変数の値に‘1’以外を指定した場合は、アプリケーションの動作は保証されませんので注意が必要です。
以下に、ワークユニット定義の記述例を示します。
・ ・ ・ ## ワークユニット制御オプション [Control Option] # APL動作時に使用する環境変数 Environment Variable:MQD_QMDBXA=1 ・ ・ ・ ## リソースマネージャ情報 [Resource Manager] # MQDのリソース定義名 Name:mqdrsc RM:XA_MQD [Resource Manager] # MQDが使用するデータベースのリソース定義名 Name:mqdrdb RM:RDBII [Resource Manager] # 業務として使用するデータベースのリソース定義名 Name:rdbrsc RM:RDBII ・ ・ ・
・ ・ ・ ## ワークユニット制御オプション [Control Option] # APL動作時に使用するライブラリパス Library for Application:/opt/FSUNrdb2b/lib:/opt/FSUNiconv/lib # APL動作時に使用する環境変数 Environment Variable:MQD_QMDBXA=1 ・ ・ ・ ## リソースマネージャ情報 [Resource Manager] # MQDのリソース定義名 Name:mqdrsc RM:XA_MQD [Resource Manager] # MQDが使用するデータベースのリソース定義名 Name:mqdrdb RM:RDBII [Resource Manager] # 業務として使用するデータベースのリソース定義名 Name:rdbrsc RM:RDBII ・ ・ ・