シングル・サインオンの拡張スキーマを使用することで、統合Windows認証でサインオンしないで、パスワード認証、または証明書認証で再度認証することができます。
Interstage シングル・サインオンでは、以下に示す拡張スキーマ用のサンプルファイルを提供しており、本ファイルを使用してシングル・サインオンのスキーマを拡張することができます。
sso_attribute_for_ad.ldf
sso_class_for_ad.ldf
C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\sample\OtherDirectory\ad
/opt/FJSVssosv/sample/OtherDirectory/ad
注)本サンプルファイルでは、inetOrgPersonオブジェクトクラスに対して、シングル・サインオンのスキーマ拡張を行います。inetOrgPersonオブジェクトクラスではなく、userオブジェクトクラスに対してシングル・サインオンのスキーマ拡張を行いたい場合は、本サンプルファイルで“inetOrgPerson”と記述されている箇所を“user”に置換してください。
Active Directoryが運用されているマシンにて以下を実施してください。なお、例で使用しているldifdeコマンドの詳細については、Active Directoryのマニュアルを参照してください。
シングル・サインオン拡張属性スキーマ用ファイル :C:\Temp\sso_attribute_for_ad.ldf
シングル・サインオン拡張オブジェクトクラススキーマ用ファイル:C:\Temp\sso_class_for_ad.ldf
Active Directoryのドメイン名 :ad.local
C:\>ldifde -i -f C:\Temp\sso_attribute_for_ad.ldf -s localhost -t 389 -k -c "CN=Schema,CN=Configuration,DC=X" "CN=Schema,CN=Configuration,DC=ad,DC=local" |