シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションの実行方法について説明します。
シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションを実行する場合、JavaVM起動時に以下のシステムプロパティの設定が必要になります。
システムプロパティについては、Interstage管理コンソールでIJServerワークユニットの環境設定にあるJavaVMオプションに設定してください。
システムプロパティ | 設定する値 |
java.security.auth.login.config | ログイン構成ファイルの絶対パス名 |
実行するJavaアプリケーションと認証サーバの通信路の間にプロキシサーバを使用する場合、以下のシステムプロパティの設定が必要になります。
システムプロパティ | 設定する値 |
http.nonProxyHosts | プロキシサーバを経由しないサーバ名 |
https.proxyHost | HTTPS通信時のプロキシサーバのサーバ名 |
https.proxyPort | HTTPS通信時のプロキシサーバのポート番号 |
システムプロパティは、同一VM内で動作するすべてのアプリケーションで同じ値となります。
シングル・サインオンJavaAPIを利用するサーブレットアプリケーションを起動する場合、Interstage管理コンソールでIJServerワークユニットの設定を行う必要があります。
IJServerワークユニットの設定
IJServerワークユニットの設定は、Interstage管理コンソールを使用して、[システム] > [ワークユニット] > [IJServer] > [環境設定]タブを選択し、[ワークユニット]の設定を行ってください。設定は以下のとおりです。サーブレットのJavaVMのバージョンを切り替えるためには、Javaバージョンを変更してください。
定義名 | 設定する値 |
JavaVMオプション | -Djava.security.auth.login.config=ログイン構成ファイルの絶対パス名 |
クラスパス | isssomod14.jarの絶対パス名 |
サーブレットアプリケーションを動作させるためには、詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”の“Webアプリケーションの呼び出し方法”-“サーブレットの呼び出し”を参照してください。
■アプリケーションの再起動が必要になるケース
ログイン構成ファイルを更新した場合や、業務サーバの環境設定で[Webアプリケーションとの連携]の[ユーザ情報の通知]の設定を更新した場合、または、業務システムを再構築した場合はアプリケーションを再起動する必要があります。アプリケーションがサーブレットアプリケーションの場合は、IJServerを停止し、再起動してください。