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Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
Interstage

6.1.4 アプリケーションの実行

  シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションの実行方法について説明します。

(1)システムプロパティの設定

  シングル・サインオンJavaAPIを利用するJavaアプリケーションを実行する場合、JavaVM起動時に以下のシステムプロパティの設定が必要になります。
  システムプロパティについては、Interstage管理コンソールでIJServerワークユニットの環境設定にあるJavaVMオプションに設定してください。

システムプロパティ

設定する値

java.security.auth.login.config

ログイン構成ファイルの絶対パス名

  実行するJavaアプリケーションと認証サーバの通信路の間にプロキシサーバを使用する場合、以下のシステムプロパティの設定が必要になります。

システムプロパティ

設定する値

http.nonProxyHosts

プロキシサーバを経由しないサーバ名
プロキシの設定を行った場合で、プロキシサーバを経由させたくないサーバがある場合に設定します。サーバを複数指定する場合は、それぞれのサーバ名を“|”で区切ります。また、ワイルドカード文字“*”によるマッチングも指定できます。

https.proxyHost

HTTPS通信時のプロキシサーバのサーバ名
認証サーバがSSL環境の場合に設定します。

https.proxyPort

HTTPS通信時のプロキシサーバのポート番号
認証サーバがSSL環境の場合に設定します。


  システムプロパティは、同一VM内で動作するすべてのアプリケーションで同じ値となります。

(2)アプリケーションの起動

  シングル・サインオンJavaAPIを利用するサーブレットアプリケーションを起動する場合、Interstage管理コンソールでIJServerワークユニットの設定を行う必要があります。

  サーブレットアプリケーションを動作させるためには、詳細は、“J2EE ユーザーズガイド”の“Webアプリケーションの呼び出し方法”-“サーブレットの呼び出し”を参照してください。

■アプリケーションの再起動が必要になるケース

  ログイン構成ファイルを更新した場合や、業務サーバの環境設定で[Webアプリケーションとの連携]の[ユーザ情報の通知]の設定を更新した場合、または、業務システムを再構築した場合はアプリケーションを再起動する必要があります。アプリケーションがサーブレットアプリケーションの場合は、IJServerを停止し、再起動してください。