以下の環境設定が必要です。
また、Interstageと別のサーバシステム上にあるSymfowareにアクセスする場合は、上記に加え、以下の作業を行ってください。
1.環境変数の設定
設定する環境変数の設定項目と動作環境ごとの設定方法は、以下のとおりです。
環境変数の設定項目
以下の項目を設定してください。
詳細は、Symfowareのマニュアルを参照してください。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
パス | Symfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリ\JDBC\fjjdbc\bin |
クラスパス | Symfoware V9.x以前の場合 Symfoware V10.0.0以降の場合 |
設定項目 | 設定値 |
---|---|
ライブラリパス | FSUNrdb2bインストール先ディレクトリ/FSUNrdb2b/lib (注1) |
クラスパス | Symfoware V9.x以前の場合 Symfoware V10.0.0以降の場合 |
環境変数LD_PRELOAD (注3) | /etc/opt/FSUNiconv/lib/libicv.so |
設定項目 | 設定値 |
---|---|
ライブラリパス | FJSVrdb2bインストール先ディレクトリ/FJSVrdb2b/lib (注1) |
クラスパス | Symfoware V9.x以前の場合 Symfoware V10.0.0以降の場合 |
環境変数LD_PRELOAD (注4) | /opt/FJSVrdb2b/lib/librdb2bicv64.so |
注1) 以下のディレクトリのデフォルトは、/optです。
FSUNrdb2bインストール先ディレクトリ
FJSVrdb2bインストール先ディレクトリ
JDBCドライバインストール先ディレクトリ
注2) Symfoware V9.0.0以降では設定不要です。
注3) Symfoware V9.0.0以降では設定不要です。アプリケーションサーバのロケールがja_JP.UTF-8以外の環境から、文字コード系がUNICODEのデータベースにアクセスする場合に設定します。
注4) Symfoware V9.0.0以降では設定不要です。アプリケーションサーバのロケールがja_JP.UTF-8以外の環境から、文字コード系がUNICODEのデータベースにアクセスする場合に設定します。
64ビットで実行するアプリケーションの場合
LD_PRELOAD=/opt/FJSVrdb2b/lib/librdb2bicv64.so
32ビットで実行するアプリケーションの場合
LD_PRELOAD=/opt/FJSVrdb2b/lib/librdb2bicv.so
IJServerを使用する場合の設定方法
“IJServerを使用する場合の環境変数の設定方法”を参照して設定してください。
クライアント環境の場合の設定方法
クライアント環境でJ2EEアプリケーションクライアントを動作させる場合は、環境変数に設定してください。以下に設定例を記載します。
[スタート]-[コントロールパネル]-[システムの詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。
注意
Windows Server(R) 2008の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。
Symfoware Server クライアント機能インストール先ディレクトリがC:\SFWCLNT、Windows(R)システムディレクトリがC:\Windowsの場合
set PATH=C:\Windows\ESQL\BIN;%PATH%
set PATH=C:\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\bin;%PATH%
set CLASSPATH=C:\SFWCLNT\JDBC\fjjdbc\lib\fjsymjdbc3.jar;%CLASSPATH%
Symfoware V10.0.0 以降のJDBCドライバインストール先ディレクトリおよびFSUNrdb2bインストール先ディレクトリが/optの場合
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FSUNrdb2b/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv CLASSPATH /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc3.jar:${CLASSPATH}
Symfoware V10.0.0 以降のJDBCドライバインストール先ディレクトリおよびFJSVrdb2bインストール先ディレクトリが/optの場合
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVrdb2b/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv LD_LIBRARY_PATH /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/bin:${LD_LIBRARY_PATH}
setenv CLASSPATH /opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc3.jar:${CLASSPATH}
2.Interstageへのデータソース登録
Interstage管理コンソールで、データソースを定義します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドを使用して変更することもできます。詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
3.Symfowareがインストールされているサーバシステムの環境設定
Interstageと別のサーバシステム上にあるSymfowareにアクセスするために使用する接続形態を“RDB2_TCP”と呼びます。
RDB2_TCPでSymfowareに接続するためには、以下の作業が必要です。
以下の作業は、Interstageと同一のサーバシステム上にあるSymfowareにアクセスする場合は不要です。
Symfowareのシステム用動作環境ファイル内に、以下のRDB2_TCP接続用のパラメタを追加してください。
MAX_CONNECT_TCP = (n)
n : 最大接続数(省略値は0)
参考
システム用動作環境ファイルは、Symfowareインストール時に指定した場所に格納されています。格納場所を指定しないでインストールした場合は、以下の場所に格納されています。
[Symfowareがインストールされているドライブ]:\SFWETC\RDB\ETC\UXPSQLENV
/opt/FSUNrdb2b/etc/fssqlenv
/opt/FJSVrdb2b/etc/fssqlenv
注意
システム用動作環境ファイル内にMAX_CONNECT_TCPを設定していない、または最大接続数に0が指定されている場合、J2EEアプリケーション実行時に、Symfoware ODBCドライバのエラーが出力されます。出力されるエラーの詳細については、“30.9.13 データベースを使用したときの異常”、また出力された例外情報については“メッセージ集”の“J2EE使用時に出力される例外情報”を参照してください。
以下のファイルに、RDB2_TCP用のポート番号を設定してください。
Windows Server(R) 2008の場合
Windowsインストールディレクトリ\Windows\system32\drivers\etc\services
/etc/services
例
ポート番号に2050を割り当てる場合
RDBII 2050/TCP