ここでは、抽出サーバセットで動作する、データ抽出エージェントとデータ抽出セル、DSSクライアント機能のメモリ使用量の見積もり式について説明します。
データ抽出エージェントのメモリ使用量(バイト)
5120 × 1024
データ抽出セルのメモリ使用量(バイト)
( 34 × 1024 × 1024 + min(M, 8) × (32 × 1024 × 1024 )+ 120 × 1024 × M + 2 × rz) × Dn
ポイント
min()については、抽出処理時の最大相乗り数と8のいずれか小さい方を指定してください。
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
抽出処理時の最大相乗り数 | M | 抽出処理時の相乗り数を指定します。 |
1レコードの最大サイズ | rz | 抽出対象となる蓄積データファイルの、1レコードの最大サイズを指定します。単位はバイトです。 |
サーバ内データ抽出セル数 | Dn | 抽出サーバ内で起動される、データ抽出セルの最大数を指定します。 |
DSSクライアント機能のメモリ見積もり式(メガバイト)
DSSクライアント機能のメモリ見積もりは以下の式のとおりとなります。
100 + 100 × Fs
変動要因 | 記号 | 説明 |
---|---|---|
ファイルシステム数 | Fs | DSSサーバで運用するファイルシステムの数です。 |
注意
オールインワン構成の場合は、DSSクライアントはインストールされないため、DSSクライアント機能のメモリの見積もりを行う必要はありません。
抽出条件式に部分文字指定、文字範囲指定および数値範囲指定の抽出を実行する場合には、抽出サーバセットで多くのメモリを使用することがあります。詳細については、“アプリケーション開発ガイド”の“部分文字指定”を参照してください。