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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.0 運用ガイド

6.9 VxVMボリュームの運用

VxVMボリュームをレプリケーション対象とする場合、VxVMボリュームを構成する物理ディスク単位にレプリケーションします。

レプリケーション運用は、ディスクグループとしての整合性を保つ必要があるため、ディスクグループ内のすべての物理ディスクで同期をとって操作する必要があります。

ポイント

同期を取る必要のある物理ボリュームは、Webコンソールおよび「8.3.9 stgxfwcmdispdev(デバイス情報表示コマンド)」で確認できます。

注意

  • 通常ボリュームの基本的運用を理解したうえで利用してください。

  • 物理ディスク単位の運用では、スナップショット型での運用を推奨します。同期型での運用の場合、全面コピー中および差分コピー中は、複写先に対してアクセスするVxVMのコマンドなどを実行できません。

  • クラスタ構成で運用する場合、クラスタを構成するすべてのサーバにおいて、ディスクグループを構成する物理ディスクのデバイス名(/dev/(r)dsk/c#t#d#)が同じであり、デバイス名が指すETERNUS ディスクアレイのディスクも同じである必要があります。

  • HP-UX 11i v3から、新しいデバイス名がサポートされています。詳細は、「1.5.1 通常デバイス」を参照してください。VxVMを構成する物理ディスクは、従来形式のデバイス(/dev/(r)dsk/c#t#d#)だけを使用でき、新形式のデバイス(/dev/(r)disk/disk#)は使用できません。そのため、VxVMを使用する場合、AdvancedCopy Managerの情報取得モードは、従来形式のデバイスに設定する必要があります。情報取得モードの詳細は、「8.3.15 stgxfwcmsetmode(情報取得モード設定コマンド)」を参照してください。

  • 通常デバイス、LVMを構成する物理ディスク、VxVMを構成する物理ディスクは、AdvancedCopy Managerの情報取得モードと同じ形式のデバイスで設定する必要があります。

    [例]
    AdvancedCopy Managerの情報取得モードが“従来形式のデバイス”の場合、通常デバイス、LVMを構成する物理ディスク、VxVMを構成する物理ディスクは、すべて従来形式のデバイスである必要があります。