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ETERNUS SF Express 15.0/ Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 導入ガイド

3.3 ETERNUS SF Manager(Solaris版)のインストール手順

ETERNUS SF Manager(Solaris版)をインストールする手順には、以下の2通りがあります。

表3.6 ETERNUS SF Manager(Solaris版)のインストールパラメーター

分類

パラメーター

意味

初期値

インストールするプログラムの種類

Install_function

インストールするプログラム

  • 1 : ETERNUS SF Manager

1

文字コード

Character_code

AdvancedCopy Managerで使用する文字コード

  • 1 : EUC

  • 2 : SJIS

1

ポート番号

ETERNUS_SF_Manager_Apache_service

Webコンソールサービス用ポート番号

9855

Communications_service_1

通信サービス1用ポート番号

1226

Communications_service_2

通信サービス2用ポート番号

4917

Repository_service_1

リポジトリサービス1用ポート番号

22004

Repository_service_2

リポジトリサービス2用ポート番号

15432

Remote_access_service

リモートアクセスサービス用ポート番号

9851

Exclusive_control_service

排他制御サービス用ポート番号

9852

Internal_Port_1
Internal_Port_2
Internal_Port_3
Internal_Port_4
Internal_Port_5

内部で使用する通信ポート番号

8005
8009
18443
24916
24917

DBセットアップ用

DB_file_directory

DBファイル用ディレクトリ

/var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/db

RDB_dictionary_directory

RDBディクショナリ用ディレクトリ

/var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dic

RDB_log_file_directory

RDBログファイル用ディレクトリ

/var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/log

Repository_DB_space_directory

リポジトリDBスペース用ディレクトリ

/var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dbsp

Repository_data_size

リポジトリDBサイズ(MB)

65

Management_server_IP_address

運用管理サーバのIPアドレス(注)

なし

注: 運用管理サーバが複数のIPアドレスを持つ場合は、すべてのAdvancedCopy Managerエージェントから運用管理サーバに、通信可能なIPアドレスを指定してください。

ETERNUS SF Manager(Solaris版)をインストールする手順は、以下のとおりです。

注意

  • インストール前に以下の作業を行います。

    • システムがシャドウパスワードを使う設定になっているか確認してください。シャドウパスワードを使わない設定になっている場合は、シャドウパスワードを使う設定に変更してください。

    • リポジトリ用データベースにアクセスするユーザーを、オペレーティングシステムに登録しておきます。
      詳細は「3.1.5 リポジトリ用データベースアクセスユーザーの登録(Solaris/Linux環境だけ)」を参照してください。

  • インストール先ディレクトリは変更できません。

  1. 作業を行うサーバに、root(スーパーユーザー)でログインします。

  2. ローカルファイルシステムがマウントされていることを確認します。
    マウントされていない場合は、以下のコマンドを実行してローカルファイルシステムをマウントします。

    # /usr/sbin/mountall -l
  3. DVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM 15.0 メディアパック (Solaris版) マネージャープログラム」を、DVD-ROMドライブに挿入します。

  4. DVD-ROMをマウントします。
    以下のコマンド実行例では、DVD-ROMドライブのデバイス名を「/dev/dsk/c0t4d0s0」としています。DVD-ROMドライブのデバイス名は、装置によって異なります。

    # mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t4d0s0 <DVD-ROMマウントポイント>
  5. カスタムインストールの場合は、インストールパラメーターファイルを編集します。
    インストールパラメーターファイルは以下に格納されていますので、任意の場所にコピーして編集します。

    <DVD-ROMマウントポイント>/Manager_unix/install_parameter.txt
  6. インストールシェルが格納されているディレクトリに移動します。

    # cd <DVD-ROMのマウントポイント>/Manager_unix
  7. インストールシェルを実行します。

    • デフォルトインストールの場合

      # ./esfinstall.sh
    • カスタムインストールの場合
      手順5で編集したインストールパラメーターファイルを、絶対パス名で指定します。

      # ./esfinstall.sh -s インストールパラメーターファイルの絶対パス名
  8. インストール情報が表示されます。表示例を以下に示します。
    インストールを続行する場合は"y"を、中断する場合は"q"を入力します。

    +--------------------------------------------------------------+
    |                   ETERNUS SF V15.0                           |
    |                                                              |
    | All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU LIMITED 2012      |
    +--------------------------------------------------------------+
    
    Setting of installation parameter file.
    
        Install_function:      ETERNUS SF Manager
    
        Character_code:        EUC 

    Port number
    ETERNUS_SF_Manager_Apache_service: 9855 Communications_service_1: 1226 Communications_service_2: 4917 Repository_service_1: 22004 Repository_service_2: 15432 Remote_access_service: 9851 Exclusive_control_service: 9852 Internal_Port_1: 8005 Internal_Port_2: 8009 Internal_Port_3: 18443 Internal_Port_4: 24916 Internal_Port_5: 24917 Repository database setup DB_file_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/db RDB_dictionary_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dic RDB_log_file_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/log Repository_DB_space_directory: /var/opt/FJSVswstf/sfwswstf/dbsp Repository_data_size: 65 Management_server_IP_address: Do you want to continue the installation? [y,q]:
  9. インストールに成功すると、以下のメッセージが出力されます。

    INFO: ETERNUS SF was installed successfully.

    インストール中にエラーが発生すると以下のメッセージが表示され、ETERNUS SF managerを構成するソフトウェアはインストールされません。

    • ポート番号が重複していた場合

      ERROR: The specified port number is duplicate with following service.:
              foo  9855/tcp
      ERROR: Installation has failed.

      対処: ポート番号が重複しないようにインストールパラメーターファイルを設定し、カスタムインストールを行ってください(手順7参照)。

    • FJSVccmなどがすでにインストールされていた場合

      ERROR: The following product has been already installed on this system.:
              ETERNUS SF AdvancedCopy Manager Copy Control Module
      
      ERROR: Installation has failed.

      対処: すでにインストールされているソフトウェア(この場合は FJSVccm)をアンインストールしてください。

  10. DVD-ROM内以外のディレクトリに移動します。移動例を以下に示します。

    # cd
  11. DVD-ROMをアンマウントします。

    # umount <DVD-ROMマウントポイント>
  12. DVD-ROM媒体を、DVD-ROMドライブから取り出します。

以上で、ETERNUS SF Manager(Solaris版)のインストールは終了です。

ポイント

  • データベース作成後もシャドウパスワードを使う設定のまま運用してください。

  • インストールパラメーターファイルに運用管理サーバのIPアドレスが指定されていない場合は、インストール時に運用管理サーバのIPアドレスが自動設定されます。インストール完了後、必要に応じてIPアドレスを変更してください。IPアドレスの変更方法は、Solaris版の『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用管理サーバのIPアドレスの変更」を参照してください。

  • リポジトリ用データベースにアクセスするユーザーとして、「3.1.5 リポジトリ用データベースアクセスユーザーの登録(Solaris/Linux環境だけ)」で登録したユーザー情報を自動設定します。インストール完了後、必要に応じてユーザー情報を変更してください。ユーザー情報の変更は、Solaris版の『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「リポジトリアクセスユーザーに指定したユーザーの削除/パスワードの変更」を参照してください。