AdvancedCopy Managerエージェント
バックアップまたはレプリケーションを行うためのデーモンおよびアプリケーションの総称です。
AdvancedCopy Managerデータベース
レジストリ、リポジトリ、管理簿など、ETERNUS SF AdvancedCopy Manager全体の管理情報の総称です。
AdvancedCopy Managerテープエージェント
テープバックアップを行うためのアプリケーションの総称です。
AdvancedCopy Managerテープマネージャー
テープサーバに存在するETERNUS SF AdvancedCopy Manager関連のテープサーバデーモンおよびアプリケーションの総称です。
AdvancedCopy Managerマネージャー
運用管理サーバ(Storage管理サーバ)に存在するETERNUS SF AdvancedCopy Manager関連の管理デーモンおよびアプリケーションの総称です。
Affinity Group
ストレージ内のLogical Volumeをひとまとめにした単位。サーバがアクセスするボリュームを定義する際に使用します。
CA (Channel Adapter)
サーバHBA/スイッチとのインターフェースとなる、ETERNUS ディスクアレイに搭載されるアダプターカードです。
CCM (Copy Control Module)
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を利用してバックアップを可能にするツールです。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerを利用する場合は、バックアップ元サーバ(業務サーバ)にAdvancedCopy Managerエージェントをインストールしなくても、使用できるという利点があります。
CCMサーバ
CCM(Copy Control Module)をインストールしたサーバです。
CM (Controller Module)
RAID制御プロセッサやキャッシュメモリなどを搭載する、ETERNUS ディスクアレイ内のモジュールです。
Destination Access Permission
EC(Equivalent Copy)およびREC(Remote Equivalent Copy)のコピー先へのアクセス制限を切り替える機能です。
DSI
DSOとともに表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に物理的に配置する構造のことです。詳細は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。
EC (Equivalent Copy)
ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能の1つで、ハードウェア内でディスク間のミラー状態を保持する機能です。ミラー状態の切離し制御をソフトウェアから実施することで、ディスクの複製が作成されます。
ETERNUS
当社における、以下のストレージシステムのブランド名です。
ETERNUS ディスクアレイ
ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000
ETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイ
ETERNUS LT series テープライブラリ
ETERNUSmgr
ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000の状態監視、状態表示、設定保守を行うためのソフトウェアです。
ETERNUS SF Webコンソール
ETERNUS SF Express、ETERNUS SF Storage Cruiser、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerの運用管理者が操作するWeb ブラウザ画面、または、操作画面を表示するクライアント端末を指します。運用管理サーバに接続し、ストレージシステム環境を監視・管理できます。
ETERNUS SFロール
ETERNUS SFで定義されているロールです。
Administrator(業務管理者用)とMonitor(業務監視者用)の2つがあります。
ETERNUS SFロールグループ
OSのユーザーアカウントとロールを結びつけるためのグループアカウントのことです。
ESFAdmin(業務管理者用)とESFMon(業務監視者用)の2つがあります。
ETERNUS SFログ
ETERNUS SF 15で採取している、以下のログの総称です。
イベントログ
操作履歴
ログイン/ログアウト履歴
閾値監視アラームログ
ETERNUS VSS Hardware Provider
Microsoft社のVSS(Volume Shadow Copy Service)で定められたインターフェースに準拠し、ETERNUS ディスクアレイのサービスを提供するソフトウェアです。詳細は、『ETERNUS VSS Hardware Provider ユーザーズガイド』を参照してください。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、Exchangeデータベースのバックアップで、ETERNUS VSS Hardware Providerの機能を使用してバックアップを行う場合があります。
ETERNUS Web GUI
ETERNUS DX seriesのWeb GUI、またはETERNUSmgrを指します。
GUI画面から、ETERNUS ディスクアレイを設定・管理できます。
ETERNUS ディスクアレイ
ETERNUS DX series、ETERNUS2000、ETERNUS4000、ETERNUS8000の総称です。
ETERNUS マルチパスドライバ
ETERNUS ディスクアレイ用のマルチディスク制御ドライバです。
複数の物理アクセスボリュームを論理的に1つのパス設定にして、1本の物理アクセスボリュームの故障によるETERNUS ディスクアレイへのアクセス停止を回避する機能を持ちます。
GRMPDドライバの後継版です。
Extended Copy
SCSI-3 Extended Copyコマンドによって起動されたコピーです。
Fabric
ファイバーチャネルインターフェースを用いたトポロジのことです。ファイバーチャネルスイッチを使用し、複数のノード間通信を同時に実行できます。
FC-AL (Fibre Channel Arbitrated Loop)
ファイバーチャネルインターフェースを用いたトポロジのことです。ファイバーチャネルハブを使用することにより、複数ノード間接続を実現できます。現在、1対1接続で一番使用されているトポロジです。ポートは、NLポートまたはLポートです。
FCoE (Fibre Channel over Ethernet)
ファイバーチャネルのプロトコルをEthernet上で通信するためのプロトコルです。SANとLANをEthernetで統合するために利用されます。
Flexible Tier
アクセス頻度に応じてストレージ装置内のデータを自動的に再配置して性能・コストなどを最適化する、ストレージ自動階層制御を実現する機能です。
FLポート
NLポートに接続されるファブリック(ファイバーチャネルスイッチ)のポートのことです。
FTRP (Flexible TieR Pool)
Flexible Tier機能によって作成された物理ディスクのプールのことです。
FTV (Flexible Tier Volume)
Flexible Tier機能によって作成された仮想ボリュームのことです。
Fポート
Nポートに接続されるファブリック(ファイバーチャネルスイッチ)のポートのことです。
GBIC (GigaBit Interface Converter)
ファイバーチャネルスイッチやHBAなどのファイバーチャネルポートのモジュールとして利用されます。
HBA (Host Bus Adapter)
サーバに搭載されるストレージポート/スイッチCAとのインターフェースとなるアダプターカードです。
iSCSI (Internet Small Computer System Interface)
SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格です。
iSCSIネーム
iSCSIネットワーク内のノードを一意に識別するための名前です。IQN(iSCSI Qualified Name)と呼ばれる文字列を使用します。
iSNS (Internet Storage Name Service)
iSCSIネットワークにおけるターゲットノードのネームサービス、および、そのプロトコルのことです。
LAN経由コピー制御機能
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー制御を、LAN経由(TCP/IPプロトコル)で実施する機能です。
License Manager
ETERNUS ディスクアレイに対するライセンスを管理・認証するプログラムです。
Logical Volume
RAIDグループ内に構成される論理的なボリュームのことです。
LU (Logical Unit)
ストレージ装置内のチャネルアダプター配下に定義される論理ユニットのことです。
LUN (Logical Unit Number)
“LU”と同義です。「LU (Logical Unit)」を参照してください。
LUN Mapping
ホストの認識する論理ユニット番号(LUN)と装置内のLogical Volume番号を対応付けることです。
MPIO (Multi Path I/O)
Windows Server 2003からサポートされているWindows operating systemのマルチパスディスク制御機構です。実際に制御を行うのはDSM(Device Specific Module)と呼ばれるドライバであり、ストレージベンダーなどから提供されています。
msdsm
Windows operating system標準のDSM(Device Specific Module)です。Windows Server 2008から提供されています。
NAS装置
ETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイのことです。
NASディレクトリ
NASボリューム配下に作成されたディレクトリのことです。
NASバックアップ
NAS装置上に存在するデータを、NAS装置のNDMP(Network Data Management Protocol)機能を使用してバックアップするTSMの機能のことです。
NASボリューム
NAS装置上に存在するディスクボリュームのことです。
/vol配下に定義され、/vol/vol0、/vol/vol1などのように表されます。
NDMP (Network Data Management Protocol)
NAS装置上に存在するデータを管理する通信規約のことです。
NL-Privateポート
ファイバーチャネルスイッチ接続をしていないFC-ALトポロジのポートのことです。
NL-Publicポート
ファイバーチャネルスイッチ接続をしているFC-ALトポロジのポートのことです。
NPIV (N_Port ID Virtualization)
NポートIDの仮想化のことです。1つの物理ファイバーチャネルアダプタ(HBA)を複数の仮想ポートで共有することで、仮想マシン単位でLUNに直接アクセスして制御する仕組みです。
Nポート
ファイバーチャネルにおいてFabricトポロジ(スイッチ環境)またはPoint-to-Pointで使用されるポートのことです。
OPC (One Point Copy)
ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能の1つで、ハードウェア内でディスクを高速にコピーできる機能のことです。ソフトウェアからコピー指示が発行されるとハードウェア内で物理的な複写が動作し、ソフトウェアレベルで複写が完了している状態をエミュレーションします。
PIDバインディング
サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのPIDとサーバノード特殊ファイルとの関連づけを定義できます。
Point-to-point
ファイバーチャネルインターフェースを用いたトポロジのことです。Nポートの1対1接続のトポロジですが、現在の1対1接続の主流は、FC-ALの1対1接続となっています。
PRIMECLUSTER GDS
ディスク装置間のミラー化により、データの保全性を向上させるためのソフトウェアです。
PRIMECLUSTER GDS Snapshot
PRIMECLUSTER GDSのオプション製品です。PRIMECLUSTER GDSの論理ボリュームのスナップショット(ある時点における複製)を作成できます。AdvancedCopy Managerでは、PRIMECLUSTER GDS Snapshotと連携した論理ボリュームのバックアップ/レプリケーション運用も可能です。
PRIMECLUSTER GFS
堅牢性を備えデータの可用性を高めるマルチボリュームファイルシステムなどを実現するソフトウェアです。UNIXの標準APIであるUFSと完全互換のあるファイルシステムです。
PV-LINK
HP-UX operating systemのLogical Volume Manager (LVM)が提供するマルチパスディスク制御機構です。HP-UX 10.0からサポートされています。
QuickOPC
OPCによる全データの物理コピーの後、その後の更新分データ(差分データ)だけをコピーするコピー方式です。
Disk to Diskのバックアップに適したコピー方式です。
RA (Remote Adapter)
ETERNUS ディスクアレイのリモート・アドバンスト・コピー用のインターフェースとなるアダプターカードです。
RAID (Redundant Arrays of Inexpensive(Independent) Disks)
データを複数のハードディスク(磁気ディスク装置)に分散して、性能と耐障害性を同時に確保するための技術です。
RAIDグループ
RAIDを構成するディスクドライブのグループです。
RAIDマイグレーション
RAIDグループまたはシン・プロビジョニングプール内に存在するボリュームを、ほかのRAIDグループまたはシン・プロビジョニングプールの空き領域に移動させる機能です。
RAIDレベル
ハードディスクを管理する技術を、ディスクへのデータ配置やデータの冗長化(多重化)方法により分類したレベルのことです。
RAID0、RAID1、RAID1+0、RAID5、RAID6、RAID5+0などがあります。
RDM (Raw Device Mapping)
VMゲストから直接LUNへアクセスするための仕組みです。
REC (Remote Equivalent Copy)
ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるアドバンスト・コピー機能を使用して、ECの機能を、異なる筐体間で実現したものです。
ROE (RAID Offload Engine)
暗号処理、RAID5およびRAID6のパリティ生成処理を担当します。
SafeDISK
ディスク装置間のミラー化により、データの保全性を向上させるためのソフトウェアです。
SafeFILE
堅牢性を備えデータの可用性を高めるマルチボリュームファイルシステムなどを実現するソフトウェアです。UNIXの代表的なファイルシステムであるUFSを拡張し、可用性や性能を向上させています。
SAN (Storage Area Network)
サーバとストレージ間を接続するネットワークのことです。広義には、ストレージ集中、異種サーバ間データ共有、ストレージ統合管理の実現にまで言及する広い概念を持ちます。
SAN経由コピー制御機能
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー制御を、SAN経由(SCSIプロトコル)で実施する機能です。
SAS (Serial Attached SCSI)
SCSIプロトコルをシリアル転送することで高速転送を可能とした規格です。
SASアドレス
すべてのSASデバイスに割り当てられているWWN(World Wide Name)のことです。
SDP (Snap Data Pool)
SnapOPCおよびSnapOPC+で使用されるコピー先物理ディスクのプールのことです。SDV(Snap Data Volume)の物理容量拡張を可能にします。
SDPV (Snap Data Pool Volume)
SDP(Snap Data Pool)を構成する専用の論理ボリュームのことです。
SDV (Snap Data Volume)
SnapOPCおよびSnapOPC+で使用されるコピー先ディスクのことです。
SDXオブジェクト
PRIMECLUSTER GDSまたはSafeDISKが管理する仮想的な資源のことです。クラス、グループ、ディスク、ボリューム、スライスの総称です。SDXオブジェクトのことを“オブジェクト”と呼ぶこともあります。
SED (Self Encrypting Drives)
自己暗号化ドライブのことです。
ディスクの中に暗号化チップと暗号化キーを内蔵することで、ディスク自身で暗号化/複合化の処理を行います。
SMI-S (Storage Management Initiative Specification)
SNIA(Storage Networking Industry Association)が提案する、SANの管理インターフェース標準です。
SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
SnapOPC
データの更新時に、更新するデータ部の更新前の状態をコピーし、オリジナルの未更新部分とあわせて更新前の状態を保持するコピー方式です。コピー・オン・ライト方式によるコピー方式です。
コピー先容量を軽減できるため、効率的なデータのコピーを採取できます。
ファイルサーバのバックアップに適したコピー方式です。
SnapOPC+
データの更新時に、更新するデータ部の更新前の状態だけをコピーし、スナップ世代単位で保存するコピー方式です。コピー・オン・ライト方式によるコピー方式です。
コピー先容量の軽減、スナップ世代単位のデータ保存ができるため、効率的なデータコピーが可能です。ファイルサーバのバックアップに適したコピー方式です。
SNMP (Simple Network Management Protocol)
IPネットワーク上のネットワーク機器を監視(モニタリング)、制御するための情報の通信方法を定めるプロトコルです。
SNMP Community名
SNMP(Simple Network Management Protocol)で装置と通信する際に、装置に関する情報のアクセス権を規定するための文字列です。
SNMPトラップ
SNMP(Simple Network Management Protocol)で装置監視している場合に、監視対象の装置から送信されるイベント通知情報です。
SSD (Solid State Drive)
フラッシュメモリを利用した記憶装置です。HDD(Hard Disk Drive)よりも高速、省電力、小型・軽量、耐衝撃性などの特徴があります。
SSH (Secure Shell)
暗号化された通信経路上でリモートシェル(遠隔操作)を実行するプロトコルのことです。
Storage Cruiserエージェント
ストレージリソースを管理するソフトウェアであるETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントです。
Storage Cruiserマネージャー
ストレージリソースを管理するソフトウェアであるETERNUS SF Storage Cruiserのマネージャーです。
Storage管理サーバ
“運用管理サーバ”と同義です。「運用管理サーバ」を参照してください。
Storageサーバ
“管理対象サーバ”と同義です。「管理対象サーバ」を参照してください。
Suspend/Resume
ECの等価性維持状態を一時中断(Suspend)/再開(Resume)する機能です。一時中断状態からの差分コピーが可能となるため、より高速な同期型バックアップ運用が可能となります。
TID、ターゲットID、TargetID
SCSIバスの各ポートに設定されるIDです。
SCSI/FC-ALでは一般的にデバイスに設定するIDですが、Solaris OSのファブリック接続環境ではSolaris OS側からソフト的にこの値を定義できます。 (WWPNバインディング)
TOC
NASバックアップ動作と平行してNAS装置から提供されるバックアップデータの目次情報のことです。TSMは、NASディスク単位リストアおよびNASファイル単位リストアの実行時、取得したTOCを利用しデータの復元を行います。
TPP (Thin Provisioning Pool)
TPV (Thin Provisioning Volume)
TSM
ファイルのバックアップ管理を行うソフトウェアです。テープサーバでは、TSMを内部的に呼び出してバックアップ管理の機能を実現しています。
TSM Webバックアップ/アーカイブ・クライアント
操作端末のWebブラウザからTSM Webクライアントへ接続できるTSM処理インターフェースです。
それにより、操作端末からテープへのバックアップ/リストアの指示が可能になります。
TSMクライアントGUI
テープへのファイル単位バックアップ/リストアは、TSMクライアントを起動し指示します。
TSMクライアントにはコマンドとGUIが用意されており、GUIインターフェースから処理を指示できます。
UnknownFCポート
ETERNUS SF Storage Cruiserで管理しているストレージHBAとサーバノードなどのCAのWWPN以外でファイバーチャネルスイッチポートに接続されているWWPN情報を基に、ETERNUS SF Storage Cruiserで作成される情報です。
ETERNUS SF Storage Cruiserで管理していない装置がSAN環境に存在することを判別できます。手動組込みでHBAまたはCAとして登録されます。
VMFS (Virtual Machine File System)
複数のVMホストから同時アクセス可能なクラスタファイルシステムです。
VMホスト
仮想マシンを実行する仮想化ソフトウェア、または仮想化ソフトウェアが動作しているコンピュータのことです。
VSS (Volume Shadow Copy Service)
Windows Server 2003から標準搭載されている機能で、バックアップソフトウェア、サーバアプリケーション、ストレージハードウェアについて、通信基盤を提供するサービスです。
WWNN (World Wide Node Name)
ノード内のファイバーチャネルポートで共通な値で設定される名前です。ただし、ノードの定義は各社で異なり、装置であったりアダプターであったりと統一されていません。
“ノードWWN”とも呼ばれます。
WWNNゾーニング
ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。サーバノードのHBAとストレージなどのCAのWWNNを指定してアクセスパスを設定します。この設定をすると、定義されていないWWNNをもつファイバーチャネルポートは、ファイバーチャネルスイッチ内でアクセス不可能となります。
WWNNバインディング
サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのWWNNとサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。
WWPN (World Wide Port Name)
それぞれのファイバーチャネルポート(HBA、CA、ファイバーチャネルスイッチポートなど)にユニークな値で設定されている名前で、IEEEのMACグローバルアドレスです。同じWWPNのファイバーチャネルポートは世界に2つ存在しないので、ファイバーチャネルポートLOGIN時の識別子として利用されています。
“ポートWWN”とも呼ばれます。
WWPNゾーニング
ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。サーバノードのHBAとストレージなどのCAのWWPNを指定してアクセスパスを設定します。この設定をすると、定義されていないWWPNをもつファイバーチャネルポートは、ファイバーチャネルスイッチ内でアクセス不可能となります。ETERNUS SF Storage Cruiserのアクセスパス設定では、WWPNゾーニングを用いてファイバーチャネルスイッチのアクセスパスを制御しています。
WWPNバインディング
サーバノードHBAのストレージアフィニティ(バインディング)の1つです。接続先であるストレージファイバーチャネルポートのWWPNとサーバノード特殊ファイルとの関連づけを定義できます。
アクセスパス
サーバノードからストレージをアクセスするための論理パスのことです。サーバノード、ファイバーチャネルスイッチ、ストレージ、それぞれのバインディング設定やゾーニング設定によって構築されます。
アクセスボリューム
ETERNUS SF ExpressまたはETERNUS SF AdvancedCopy ManagerがETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を制御するために、ETERNUS ディスクアレイに必要な論理ボリュームのことです。
アグリゲート
フレックスボリュームを実現するためにボリュームとRAIDグループの間に追加された中間層で、RAIDグループを統合する物理的なストレージプールです
アドバンスト・コピー機能
ETERNUS ディスクアレイのハードウェアによるコピー機能の総称です。
一貫性のあるDSF
HP-UX operating systemのデバイス特殊ファイルの形式です。HP-UX 11i v3からサポートされています。“Persistent DSF”とも呼ばれます。
一貫性のあるDSF形式 : /dev/[r]disk/diskX[_pY]
運用管理サーバ
ETERNUS SF Express、ETERNUS SF Storage Cruiser、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのマネージャー機能を持つモジュールが動作するサーバです。ストレージシステム全体を管理します。
運用サイト
AdvancedCopy Managerのバックアップ対象となる、平常時に運用しているシステム環境のことです。
エコモード
ディスクドライブの稼働時間をスケジュール管理し、対象のディスクドライブのモーターを停止することで、ストレージの省電力化を図る機能です。
カスケードコピー
コピー先を別のコピーのコピー元とすることによって、コピー処理を連結させることです。
カスケードコピーの構成条件は、ETERNUS ディスクアレイの『SA/SEハンドブック』を参照してください。
カスケード接続
物理的にファイバケーブルを用いて、ファイバーチャネルスイッチとファイバーチャネルスイッチを接続する機能です。自動的にファイバーチャネルスイッチ同士で通信し、ネームサーバ機能を利用してファイバーチャネルスイッチを越えたアクセスを可能としています。
仮想マシン
仮想化ソフトウェアによって作られる仮想的なコンピュータです。
管理対象サーバ
運用管理サーバに管理されるサーバです。
このサーバにETERNUS SF Storage Cruiser、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerのエージェント機能を持つモジュールを導入すると、運用管理サーバと連携したストレージ管理が可能となります。
強制ログアウト
ログインしているユーザーのセッションを強制的に切断することです。
強制ログイン
ログインしている同一ユーザーをログアウトさせ、強制的にログインすることです。
グループ
ETERNUS SF Storage Cruiserで、複数の装置をまとめて1つの単位として取り扱う機能です。
コピータイムスタンプ情報表示機能
最後に実施したアドバンスト・コピー操作の日時を表示する機能です。
コンカレントOPC
複数の論理ボリュームのスナップショットを同時に作成する、ETERNUS ディスクアレイの機能です。
複数のボリュームで構成されているデータベースなどのコピーを、整合性のとれた状態で容易に採取できます。
サーバ内レプリケーション
同じサーバに接続されているボリュームを複製元・複製先とするレプリケーションのことです。
サーバ間レプリケーション
異なるサーバに接続されているボリュームを複製元・複製先とするレプリケーションのことです。
災対サイト
災害発生後、別の場所に用意したデータ復旧用のシステム環境のことです。
サスペンド指定
Suspend/Resumeによるバックアップを実施するために、swstbackup(バックアップ実行コマンド)に-suspendオプションを指定することです。
従来のDSF
HP-UX operating systemのデバイス特殊ファイルの形式です。HP-UX 11iv3からサポートされた一貫性のあるDSFに対して、従来のデバイス特殊ファイルの形式を表します。“Legacy DSF”とも呼ばれます。
従来のDSF形式 : /dev/[r]dsk/cXtYdZ[sN]
冗長性(冗長化)
障害対策や信頼性向上のため、通常の構成以外に予備の装置などを加えることです。
シン・プロビジョニング
ストレージリソースを仮想化して割り当てることで、ストレージの物理容量を削減できる機能です。
シン・プロビジョニングプール
シン・プロビジョニング機能によって作成された物理ディスクのプールのことです。
シン・プロビジョニングボリューム
シン・プロビジョニング機能によって作成された仮想ボリュームのことです。
シン・プロビジョニングボリューム平準化
シン・プロビジョニングプールを構成するRAIDグループ間でシン・プロビジョニングボリュームの使用容量が均等になるように、物理割当て領域を再配置する機能です。
ストレージ
外部記憶装置です。ディスクアレイ装置やテープ装置などの総称です。ETERNUS ディスクアレイ、ETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイ、ETERNUS LT series テープライブラリなどがあります。
ストレージアフィニティ
LUN Mappingと同義です。「LUN Mapping」を参照してください。
ストレージシステム
日常の業務を行うサーバと、データを保管するストレージを含めたシステム全体の構成のことです。
スナップショット型高速バックアップ
ETERNUS ディスクアレイのOPC(One Point Copy)を用いたバックアップのことです。
セッション
アドバンスト・コピー機能によるコピーの実行単位のことです。
世代溢れ
保存世代として設定されている数のバックアップが、すでに採取されている状態で、次にバックアップを実施すると、最古のバックアップ履歴を持つバックアップボリュームが世代管理から削除されます。このことを“世代溢れ”と呼びます。保存世代数は、バックアップポリシー設定コマンドで設定します。
世代管理バックアップ
保存世代数を設定して管理するバックアップ運用のことです。
前後処理
バックアップやレプリケーションの実行時に、アドバンスト・コピーの直前/直後に動作する処理のことです。バックアップ管理やレプリケーション管理のコマンド処理の一部として動作し、コマンド内部での処理のほかに、前後処理スクリプトとして動作します。
ゾーニング
ファイバーチャネルスイッチ内に接続されているファイバーチャネルポート群をゾーンという単位でグループ化し、ゾーン内のアクセスだけを許可することで、ファイバーチャネル上でのセキュリティを実現します。WWPNゾーニング、WWNNゾーニング、ポートゾーニング設定などの種類が存在します。
多重ログイン
ETERNUS SF Webコンソールを利用して、同一ユーザーで複数ログインすることです。
通常業務ボリューム
バックアップ対象となっているボリュームで、データベーススペースが構築されていないボリュームのことです。
データベースバックアップ(SQL Server)
データベース内のすべてのデータベースファイルをバックアップすることです。
データベースファイル(SQL Server)
データベースが格納されるファイル(群)です。プライマリデータファイル、セカンダリデータファイル、ログファイルの3種類があります。
データベースリカバリー(SQL Server)
データベースリストア後のデータベースに、ログを適用することにより、最新の状態または特定の時点(データベースバックアップから最新状態までの間のある時点)までデータベースを復旧することです。
データベースリストア(SQL Server)
データベースバックアップされたファイルからデータベースを復旧することです。
テープサーバ
テープへのバックアップ運用に関する要求を処理するバックアップサーバのことです。
テープライブラリ装置
大量の磁気テープを格納し、装置内のコントローラーにより、自動的に磁気テープを交換しアクセスできる装置です。ETERNUS LT250/LT270などがあります。
デバイスマップファイル
バックアップ管理における業務ボリュームとバックアップボリュームの対応関係、レプリケーション管理における複製元ボリュームと複製先ボリュームの対応関係を記述したファイルのことです。
等価性維持状態
バックアップ同期処理において、EC(Equivalent Copy)によって業務ボリュームとバックアップボリュームの内容が等価とするように維持されている状態のことです。
同期型高速バックアップ
ETERNUS ディスクアレイのEC(Equivalent Copy)を用いたバックアップのことです。
トラディショナルボリューム
フレックスボリュームと区別するための、従来型のボリュームです。
日数管理バックアップ
保存日数を設定して管理するバックアップ運用のことです。このバックアップ運用は、テープへのバックアップだけ可能です。
ネイティブマルチパス機能
HP-UX operating systemのマルチパスディスク制御機構です。HP-UX 11iv3からサポートされています。
バインディング
サーバノードHBAの機能です。接続先であるストレージファイバーチャネルポートの情報とサーバノード特殊ファイルとの関連付けを定義できます。サーバノード側からのきめの細かいアクセスが可能なストレージ領域の定義を実現します。
ハードディスクドライバ
ホストサーバのハードディスクドライバソフトウェアです。
ディスクアレイ装置の制御を、sdドライバに代わり行います。マルチパスディスク制御を行うには、インストールが必須です。
バックアップ管理画面
バックアップ管理を行うためのGUI画面のことです。
バックアップ管理簿
バックアップ管理が運用における情報を保存する管理簿の総称です。
複数の種類があり、リポジトリと管理対象サーバ(Storageサーバ)に保管されます。
バックアップサーバ運用
コピー先のボリュームだけが接続され、コピー先をテープ装置に退避するなどの目的で利用する専用のサーバ(バックアップサーバ)を用意した、バックアップ運用のことです。
バックアップ同期処理
同期型高速バックアップのための準備として、業務ボリュームとバックアップボリュームを等価にするための処理のことです。
バックアップ履歴
バックアップ管理が管理するバックアップデータとその関連情報のことです。
ファイバーチャネル
シリアル転送を行うためのインターフェースの1つで、サーバとの高速転送/長距離伝送が特長です。
ファイバーチャネルスイッチ
ファイバーチャネル専用のスイッチのことです。複数のファイバーチャネルノード間通信を同時に実行できることが特徴です。性能面・信頼性でファイバーチャネルハブより優れています。ファブリックトポロジで動作します。
ファイバーチャネルハブ
ファイバーチャネル専用のハブのことです。複数のファイバーチャネルノード装置をループ状に接続する形態。FC-ALトポロジで動作します。
ファイル単位バックアップ
バックアップ対象サーバにマウントされているディスク内のディレクトリ、またはファイルを直接指定し指定されたデータだけテープへバックアップを実施することです。
ファイル単位バックアップエージェント
ファイル単位のバックアップを行うためのソフトウェアです。
テープへのファイル単位バックアップ/リストアはTSMクライアントを起動し指示します。
物理コピー
論理コピー完了後にETERNUS ディスクアレイ内で実施される実際のコピー処理のことです。
物理コピーは、バックグラウンドで実施されるため、サーバでは物理コピーを意識する必要がありません。
プリフェッチ
ディスクアレイのディスク先読み機能であり、性能向上に有効です。
フレームワーク
通信デーモン、構成管理と言ったETERNUS SF AdvancedCopy Managerの基盤となるアプリケーション群の総称です。
フレックスボリューム
サイズをフレキシブルに増減できるボリュームです。アグリゲート層上だけで自由にボリュームサイズを増減できます。
ポートゾーニング
ファイバーチャネルスイッチによる、アクセス可能区域分け(ZONING)の1つです。ファイバーチャネルスイッチのポート番号を指定して、そのポートに接続されているサーバノードHBAとストレージCAのアクセスパスを設定します。
ホストOS
仮想マシンを実行する仮想化ソフトウェアが動作しているOSです。
ホストアフィニティ
ストレージ側のCAポートに設定するサーバノードのHBAとストレージ内のアクセスできる領域を対応付ける定義のことです。ホスト(HBA)に見せるストレージ装置内のLogical Volumeを関連付けさせる機能であり、ストレージ装置内部のセキュリティとして機能します。“ゾーン機能”とも呼ばれます。
ホストアフィニティ・グループ
ホストのワールドワイドネーム(World Wide Name)とAffinity Groupの関連付けを示した、ETERNUS ディスクアレイ上の管理情報です。
ホストレスポンス
ETERNUS ディスクアレイに設定する接続先サーバとのSCSIセンス情報の扱いを指定するパラメーターです。
ホットスペアディスク
ディスクドライブ故障時に、自動的に故障ディスクドライブの代わりとなる予備ディスクのことです。
マルチパスディスク制御
ホストサーバのマルチパスディスク制御を行うドライバソフトウェアです。
2本の物理アクセスパスを論理的に1つのパス設定にして、1本の物理アクセスパスの故障によるディスクアレイ装置へのアクセス停止を回避した機能を持つフェイルオーバドライバソフトウェアです。
マルチパスディスク制御 ロードバランスオプション
ホストサーバのマルチパスディスク制御を行うドライバソフトウェアです。マルチパスディスク制御のフェイルオーバ機能に加え、ロードバランス(パスの負荷分散)機能、2から8パスまでのマルチパス機能を持つため、信頼性・運用性・性能向上に優れています。
ユニット
筐体全体を表す総称。サーバユニット、ストレージユニット、FCスイッチユニットがあります。
リカバリ制御ファイル
Symfowareのバックアップを運用している場合に利用されるファイルのことです。
ファイルには、Symfowareデータベースをバックアップした時に作成されるリカバリー用データが格納されます。サーバの環境設定時(または管理対象サーバ構成情報設定コマンド時)にこのリカバリ制御ファイルの出力先を指定できます。
リポジトリ
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerが運用のために管理する情報またはその領域のことです。
運用管理サーバ(Storage管理サーバ)内にあるデータベースのデータです。
リポジトリには、運用するデバイスの情報、バックアップ管理の情報、レプリケーション管理の情報などが格納されます。
リポジトリは、ETERNUS SF Managerのインストール時に作成されます。
レジストリ
AdvancedCopy Managerの環境定義ファイルのことです。
レプリケーション管理簿
レプリケーション管理が運用における情報を保存するファイルの総称です。
複数の種類があり、リポジトリと管理対象サーバ(Storageサーバ)に保管されます。
連結Affinity Group
作成済みの複数のAffinity Groupを連結し、1つのAffinity Groupとして取り扱う機能です。
ロードシェア
クラスタシステムの運用形態の1つで、複数の運用ノードで構成されたシステムを論理的に1つのデータベースとして扱えるようにするものです。
ログバックアップ(SQL Server)
SQL Serverのトランザクションログをバックアップすることです。
ロジカル・デバイス・エクスパンション
RAIDグループにディスクを増設したり、RAIDレベルを変更したりすることで、動的にRAIDグループの容量を増やす機能です。
論理コピー
サーバからのバックアップおよびリストア要求に対して、実際のコピー処理が完了する前に論理的にコピーを完了させることです。
サーバ側では、論理コピー完了後からコピー先のデータ域を参照・更新できます。
論理ノード
クラスタシステムにおいて、ETERNUS SF AdvancedCopy Managerが利用する論理サーバ名のことです。