運用モードがクライアント起動に設定されている場合、X サーバを起動後、rexec / rsh / telnet によってサーバに接続し、表示させたい X クライアントを起動します。
クライアント起動での設定項目について説明します。
接続方式
サーバに接続する際に用いるプロトコルを指定します。選択できるプロトコルは以下の3種類です。
rexec (デフォルト) |
rsh |
telnet |
プロンプトの設定
接続方式が telnet の場合に、各種プロンプトの文字列を指定します。
ログイン(L) | リモートユーザ名を入力する際のプロンプト文字列を入力します。 |
パスワード(P) | パスワードを入力する際のプロンプト文字列を入力します。 |
プロンプト文字(C) | リモートクライアントパスを入力する際のプロンプト文字を指定します。 |
応答時間(B) | サーバが応答するまでの待ち時間を指定します。指定した時間の間に応答が無い場合は接続不可と判断します。 |
注意
root ユーザでログインする場合、プロンプト文字に "#" を設定してください。"#" を設定してない場合、正常に起動しない場合があります。
起動時にユーザ名とパスワードを入力する
チェックした場合 | リモートユーザ名とパスワードを起動時に毎回手動で入力するようにします。 |
チェックしない場合 | リモートユーザ名とパスワードに指定した文字列を自動入力します。 |
リモートホスト名
接続するサーバのホスト名を指定します。
リモートホストのタイプ
接続するサーバの種類を指定します。指定できるのは以下の5種類です。
Solaris |
Linux |
UXP/DS |
HP-UX |
その他 |
リモートクライアントパス
サーバ接続時に実行するコマンドを指定します。複数のコマンドを実行したい場合は、各コマンドを ";" (セミコロン) でつなぎます。なお、リモートクライアントパスでは次の変数を使用することができます。
&D | PC-X のディスプレイ変数 (ホスト名:ディスプレイID) に置き換えられます。 |
&G | 後述の画面座標位置 (+X座標+Y座標) に置き換えられます。 |
\& | &文字に置き換えられます。 |
-display 自動設定
リモートクライアントパスに指定したコマンドに -display オプション (-display ホスト名:ディスプレイID)を自動的に付加します。これが指定されていない場合は、リモートクライアントパスに明示的に -display 指定する必要があります。
画面表示位置
X クライアントの表示位置を指定します。X座標,Y座標ともに -32767~32767 の範囲で指定します。
注意
画面表示位置で指定した値が -geometry オプションとして自動的にリモートクライアントパスに付加されます。
リソース読込み
サーバパッケージとしてインストールされているコマンドを使用し、リソース読込みを行うか指定します。リソース読込みの設定ボタンを押すとリソース読込みの設定ウィンドウが表示されます。
読込み | 行う(Y) | リソース読込みを行います。 |
行わない(N) | リソース読込みを行いません。 | |
ファイル名(F) | 読込むリソースファイル名をフルパスで指定します。 |
通常は、以下のリソースファイル名を指定してください。
接続サーバ | ファイル名 |
Solaris | /opt/FSUNpcx/config/SXres |
Linux | /opt/FJSVpcx/config/LXres |
UXP/DS | /opt/uxpPCX/config/DSXres |
アイコン
FUJITSU PC-X コントロールパネルで、この運用情報用に表示するアイコンを指定します。
X サーバ名
起動する X サーバの設定 (X サーバ情報) を指定します。通常は以下のように指定します。
接続サーバ | X サーバ情報 |
Solaris | SOLARIS (マルチ) |
Linux | LINUX (マルチ) |
UXP/DS | UXP/DS (マルチ) |
X サーバ情報変更
X サーバ名に指定されている X サーバ情報の変更を行います。
参考
Xサーバ情報変更の詳細は、"4.4 X サーバ情報設定詳細" を参照してください。