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FUJITSU PC-X 1.5 ユーザーズガイド

4.2.1 クライアント起動

運用モードがクライアント起動に設定されている場合、X サーバを起動後、rexec / rsh / telnet によってサーバに接続し、表示させたい X クライアントを起動します。

クライアント起動での設定項目について説明します。

接続方式

サーバに接続する際に用いるプロトコルを指定します。選択できるプロトコルは以下の3種類です。

rexec (デフォルト)

rsh

telnet

プロンプトの設定

接続方式が telnet の場合に、各種プロンプトの文字列を指定します。

ログイン(L)

リモートユーザ名を入力する際のプロンプト文字列を入力します。

パスワード(P)

パスワードを入力する際のプロンプト文字列を入力します。

プロンプト文字(C)

リモートクライアントパスを入力する際のプロンプト文字を指定します。

応答時間(B)

サーバが応答するまでの待ち時間を指定します。指定した時間の間に応答が無い場合は接続不可と判断します。

注意

root ユーザでログインする場合、プロンプト文字に "#" を設定してください。"#" を設定してない場合、正常に起動しない場合があります。

起動時にユーザ名とパスワードを入力する

チェックした場合

リモートユーザ名とパスワードを起動時に毎回手動で入力するようにします。

チェックしない場合

リモートユーザ名とパスワードに指定した文字列を自動入力します。

リモートホスト名

接続するサーバのホスト名を指定します。

リモートホストのタイプ

接続するサーバの種類を指定します。指定できるのは以下の5種類です。

Solaris

Linux

UXP/DS

HP-UX

その他

リモートクライアントパス

サーバ接続時に実行するコマンドを指定します。複数のコマンドを実行したい場合は、各コマンドを ";" (セミコロン) でつなぎます。なお、リモートクライアントパスでは次の変数を使用することができます。

&D

PC-X のディスプレイ変数 (ホスト名:ディスプレイID) に置き換えられます。
この変数を指定した場合、-display 自動設定は無効になります。

&G

後述の画面座標位置 (+X座標+Y座標) に置き換えられます。
この変数を指定した場合、-geometry オプションの自動付加は行われません。

\&

&文字に置き換えられます。

-display 自動設定

リモートクライアントパスに指定したコマンドに -display オプション (-display ホスト名:ディスプレイID)を自動的に付加します。これが指定されていない場合は、リモートクライアントパスに明示的に -display 指定する必要があります。

画面表示位置

X クライアントの表示位置を指定します。X座標,Y座標ともに -32767~32767 の範囲で指定します。

注意

画面表示位置で指定した値が -geometry オプションとして自動的にリモートクライアントパスに付加されます。

リソース読込み

サーバパッケージとしてインストールされているコマンドを使用し、リソース読込みを行うか指定します。リソース読込みの設定ボタンを押すとリソース読込みの設定ウィンドウが表示されます。

読込み

行う(Y)

リソース読込みを行います。

行わない(N)

リソース読込みを行いません。

ファイル名(F)

読込むリソースファイル名をフルパスで指定します。

通常は、以下のリソースファイル名を指定してください。

接続サーバ

ファイル名

Solaris

/opt/FSUNpcx/config/SXres

Linux

/opt/FJSVpcx/config/LXres

UXP/DS

/opt/uxpPCX/config/DSXres

アイコン

FUJITSU PC-X コントロールパネルで、この運用情報用に表示するアイコンを指定します。

X サーバ名

起動する X サーバの設定 (X サーバ情報) を指定します。通常は以下のように指定します。

接続サーバ

X サーバ情報

Solaris

SOLARIS (マルチ)

Linux

LINUX (マルチ)

UXP/DS

UXP/DS (マルチ)

X サーバ情報変更

X サーバ名に指定されている X サーバ情報の変更を行います。

参考

Xサーバ情報変更の詳細は、"4.4 X サーバ情報設定詳細" を参照してください。