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Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
Systemwalker

A.3.4 Systemwalker Runbook Automation インストール準備コマンドの実行

インストール準備コマンドにより、Systemwalker Runbook Automation 管理サーバの導入を行うために必要な製品のアンインストール処理を実施します。インストール準備コマンドは、Systemwalker Runbook Automation メディアパック(V15.0.0)に格納されていますので、DVD-ROMをマウント後、インストール準備コマンドを実行してください。

インストール準備コマンドは管理者権限を持ったユーザーで実行する必要があります。

インストール準備コマンドの格納先と実行形式

インストール準備コマンドの格納先は以下の通りです。

【Windows】

[DVD-ROMのマウントポイント]\tool\inst\swrba_prepare_install.exe

【Linux】

[DVD-ROMのマウントポイント]/tool/inst/swrba_prepare_install


インストール準備コマンドの実行形式は以下の通りです。

【Windows】

[DVD-ROMのマウントポイント]\tool\inst\swrba_prepare_install.exe -f パラメタ入力ファイル -m メディアマウント先 -d 作業用領域

【Linux】

[DVD-ROMのマウントポイント]/tool/inst/swrba_prepare_install -f パラメタ入力ファイル -m メディアマウント先 -d 作業用領域

インストール準備コマンドに指定するオプション

コマンドに指定する各オプションの形式は以下の通りです。

-f パラメタ入力ファイル

インストール準備コマンドで使用するパラメタ入力ファイルを、半角英数字および記号(半角ピリオド、半角アンダースコア)で100文字以内の完全パスで指定します。

-m メディアマウント先

"Systemwalker Runbook Automation メディアパック (15.0.0) "のマウント先ドライブを指定します。

管理サーバがLinuxの場合は、半角英数字100文字以内の完全パスで指定します。

-d 作業用領域

作業用領域として使用する空ディレクトリを、半角英数字25文字以内の完全パスで指定します。

エラー後の再実行時には、作業用領域にファイルやディレクトリが存在する場合がありますが、それらは削除せずに、同じディレクトリを指定してください。詳細は、“異常時の対処方法”を参照してください。

パラメタ入力ファイルについて

インストール準備コマンドを使用するためには、あらかじめパラメタ入力ファイルを作成する必要があります。パラメタ入力ファイルの雛形を以下の場所に格納していますので、必要に応じてこのファイルを複写し、パラメタの編集を行ってください。

【Windows】

[DVD-ROMのマウントポイント]\tool\inst\sample\swrbaInstParam_v14.1.0_ISSO

【Linux】

[DVD-ROMのマウントポイント]/tool/inst/sample/swrbaInstParam_v14.1.0_ISSO

ファイルの形式は以下の通りです。

【Windows】

[ENV]

SSO_FQDN=

SSO_REP_NAME=rep001

SSO_PORT_NUM=389

SSO_MANAGER_DN=cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

SSO_MANAGER_DN_PASSWORD=

[INST]

HTTP_LISTENER_PORT=28080

MANAGEMENT_HTTP_LISTENER_PORT=12001

IIOP_PORT=23600

IIOP_SSL_PORT=23601

IIOP_MUTUALAUTH_PORT=23602

JMX_ADMIN_PORT=8686

SUBSYSTEM=9

JOBSCH_PORT=9690

JOBEXE_PORT=9691

EXECUTION_USER_PASSWD=

[SETUP]

MESSAGE_BROKER_PORT=7676

SERVER_PORT=23700

SCH_USER_NAME=swrbasch

SCH_USER_PASSWD=systemwalker#2

【Linux】

[ENV]

SSO_FQDN=

SSO_REP_NAME=rep001

SSO_PORT_NUM=389

SSO_MANAGER_DN=cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

SSO_MANAGER_DN_PASSWORD=

[INST]

HTTP_LISTENER_PORT=28080

MANAGEMENT_HTTP_LISTENER_PORT=12001

IIOP_PORT=23600

IIOP_SSL_PORT=23601

IIOP_MUTUALAUTH_PORT=23602

JMX_ADMIN_PORT=8686

SUBSYSTEM=9

JOBSCH_PORT=9690

JOBEXE_PORT=9691

[SETUP]

MESSAGE_BROKER_PORT=7676

SERVER_PORT=23700

SCH_USER_NAME=swrbasch

SCH_USER_PASSWD=systemwalker#2

ENVセクションの入力項目

項目名

キー名

初期値

省略

説明

SSOリポジトリのFQDN

SSO_FQDN

なし

不可

現在の環境で構築されている、Interstage シングル・サインオンが使用するSSOリポジトリのFQDNを指定します。

SSOリポジトリのリポジトリ名

SSO_REP_NAME

rep001

不可

現在の環境で構築されている、Interstage シングル・サインオンが使用するSSOリポジトリのリポジトリ名を指定します。

SSOリポジトリのポート番号

SSO_PORT_NUM

389

不可

現在の環境で構築されている、Interstage シングル・サインオンが使用するSSOリポジトリのポート番号を指定します。

SSOリポジトリの管理者DN

SSO_MANAGER_DN

cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

不可

現在の環境で構築されている、Interstage シングル・サインオンが使用するSSOリポジトリの管理者DNを指定します。

SSOリポジトリの管理者DNパスワード

SSO_MANAGER_DN_PASSWORD

なし

不可

現在の環境で構築されている、Interstage シングル・サインオンが使用するSSOリポジトリの管理者DNのパスワードを指定します。

INSTセクションの入力項目

項目名

キー名

初期値

省略

説明

HTTPリスナーのポート番号

HTTP_LISTENER_PORT

28080

不可

Systemwalker Runbook Automation V15.0.0をインストールするために必要なポート番号です。詳細は以下を参照してください。

【Windows】

2.2.2.2 カスタムインストール

【Linux】

2.2.3.2 カスタムインストール

運用管理用HTTPリスナーのポート番号

MANAGEMENT_HTTP_LISTENER_PORT

12001

不可

IIOPのポート番号

IIOP_PORT

23600

不可

IIOP_SSLのポート番号

IIOP_SSL_PORT

23601

不可

IIOP_MUTUALAUTHのポート番号

IIOP_MUTUALAUTH_PORT

23602

不可

JMX_ADMINのポート番号

JMX_ADMIN_PORT

8686

不可

サブシステム番号

SUBSYSTEM

9

不可

Systemwalker Operation Managerを管理サーバで共存させる場合に値を設定します。詳細は以下を参照してください。

【Windows】

2.2.2.2 カスタムインストール

【Linux】

2.2.3.2 カスタムインストール

ジョブスケジューラのポート番号

JOBSCH_PORT

9690

不可

ジョブ実行制御のポート番号

JOBEXE_PORT

9691

不可

運用操作部品を実行するためのOSアカウント(swrbajobuser)のパスワード

EXECUTION_USER_PASSWD

なし

Windowsで管理サーバを構築している場合に指定します。

現在の環境でOSアカウントとして作成されている、swrbajobuserのパスワードを指定します。

本項目を省略した場合には、swrbajobuserに対してランダムなパスワードを再設定します。

SETUPセクションの入力項目

本セクションの項目は、以下の環境の場合のみ値を設定します。

それ以外の環境の場合、値を設定していても無視して動作します。

  • クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアが導入された環境

  • Systemwalker Service Catalog Managerを導入し、申請プロセスを有効にしている環境

    項目名

    キー名

    初期値

    省略

    説明

    メッセージブローカのポート番号

    MESSAGE_BROKER_PORT

    7676

    不可

    Systemwalker Runbook Automation V15.0.0 管理サーバを動作させるために必要なポート番号です。詳細は以下を参照してください。

    【Windows】

    3.1.7 Systemwalker Runbook Automationのセットアップ【Windows】

    【Linux】

    3.1.8 Systemwalker Runbook Automationのセットアップ【Linux】

    サーバ機能用のポート番号

    SERVER_PORT

    23700

    不可

    スケジュール起動用のユーザー

    SCH_USER_NAME

    swrbasch

    不可

    Systemwalker Runbook Automationがスケジュールに従って自動運用プロセスを起動するために必要なユーザーです。事前準備で登録したユーザー名を指定します。

    スケジュール起動用のユーザーのパスワード

    SCH_USER_PASSWD

    systemwalker#2

    不可

    パスワードの初期値です。事前準備で登録したユーザーのパスワードに変更してください。

実行例

【Windows】

メディアマウント先がEドライブ、作業用領域が“D:\Work”として、インストール準備コマンドの実行例を以下の通り示します。

E:\tool\inst\swrba_prepare_install.exe -f D:\swrba_inst_param.ini -m E:\ -d D:\Work

【Linux】

メディアマウント先が/mnt/iso、作業用領域が“/Work”として、インストール準備コマンドの実行例を以下の通り示します。

/mnt/iso/tool/inst/swrba_prepare_install -f /root/swrba_inst_param.ini -m /mnt/iso -d /Work

インストール準備コマンドを実行すると、コンソールに以下の確認メッセージが表示されます。実行する場合、y を入力し、Enterを入力します。

インストール準備コマンドの処理を開始します。

よろしいですか?(y/n)=>y

インストール準備コマンドの実行中、処理の経過を示すメッセージが表示されます。

Systemwalker Runbook Automation環境のバックアップを実施します。

Systemwalker Runbook Automation環境のバックアップが終了しました。

Systemwalker Runbook Automation環境の削除を実施します。

Systemwalker Runbook Automation環境の削除が終了しました。

Interstage Application Server環境のバックアップを実施します。

Interstage Application Server環境のバックアップが終了しました。

Systemwalker Runbook Automationのアンインストールを実施します。

Systemwalker Runbook Automationのアンインストールが終了しました。

インストール準備コマンドの処理が正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

【Windows】

インストール準備コマンドの処理が正常に完了しました。

OSの再起動を行った後、インストールコマンドを実行してください。

メッセージを確認後、OSの再起動を行います。

【Linux】

インストール準備コマンドの処理が正常に完了しました。

メッセージを確認後、インストールコマンドの実行を行います。

異常時の対処方法