GLSの運用を開始するには、仮想アダプターを活性化させる必要があります。仮想アダプターは、一度活性化させると、Windowsの起動時に自動的に活性化されます。ただし、Windowsの停止前に仮想アダプターを非活性化している場合は起動時に自動的に活性化されないため、コマンドを使用して仮想アダプターを活性化させる必要があります。
仮想アダプターを活性化させるには、strhanetコマンドを使用します。strhanetコマンドは、“Administrators”グループのユーザーで実行してください。
以下に、strhanetコマンドの実行例および実行結果を示します。
> strhanet FJSVhanet: INFO: 00007: Start the ping monitoring using the hanetpoll command if needed. FJSVhanet: INFO: 00000: The command ended normally. |
strhanetコマンドの詳細は、“6.2.6 strhanet”を参照してください。
ポイント
一度活性化された仮想アダプターは、コマンドを利用して仮想アダプターを非活性化させない限りWindowsの起動時に自動的に活性化されるため、コマンドを利用して再び活性化させる必要はありません。
ping監視を設定している場合は、メッセージ“00007”が表示されます。必要に応じてping監視を開始してください。ping監視の開始方法は、“6.2.4 hanetpoll”を参照してください。
アダプター設定スクリプトを利用している場合、strhanetコマンド実行後にスクリプトが実行され、仮想アダプターにIPアドレスが設定されます。アダプター設定スクリプトの詳細は、“3.4.5 IPアドレスの設定(事後作業)”を参照してください。
参考
Windows起動時のGLSの設定情報について
仮想アダプターに対してGUIやnetshコマンドを使用して設定した情報は、コマンドを利用して仮想アダプターを非活性化させない限り、Windows再起動後も引き継がれます。
ping監視を開始した状態でWindowsを再起動した場合、GLSのサービスが開始する際に自動的に監視が再開されます。